2010年 第31回全市全郡コンテスト参加記 (10月9日21時〜10日21時開催)


「月イチ無線」第5弾、今月はJARLメジャーコンテストである全市全郡コンテストに参加してみました。今回も、3時間の部分参加の予定でしたが、初の試み、その3時間をさらに分割、ということをしてみました。前回同様、過去の参加実績から、目標スコアを設定してみました。<準備段階からの軌跡>の10月8日に書いてあります。

<準備段階からの軌跡>

9月22日(水)
全市全郡コンテストの日程を確認。10月9日21時〜10日21時。フィールドデーコンテスト同様、1日目の21〜24時の3時間の参加が妥当と思われる。

9月25日(土)
Logikey(Idiom Press) Model K-1を実家から持ってきた。CW切替、音切替、リグ台数の再考。パドルの差し替えはせず、K-1の出力を切り替えるだけにしたらどうか(メモリバンクが、どのバンドも共通になる、パドルのタッチがリグごとに異なるということがなくなる、スピードの変更が容易)。K-1の出力は1芯シールドだが、パドルも切り替えることがあるかも知れないから、2芯シールドを切り替えたい。ついでに欲張って、接続するリグは、3台ないし4台(6φ2本、3.5φ1本ないし2本)にしてみる。2回路4接点のロータリースイッチを使った自作のヘッドフォンセレクタを発掘したが、もし3台以上のリグを使うんだったら、音の切り替えに必要。実家にある使っていないAVセレクタを流用するという手も考えたが、RCAとステレオプラグ・ジャックの変換(変更)が面倒だと思われる。エレキーセレクタの良いのがないか、ネット検索し、なさそうだったら、パーツを揃えて自作を考慮する。なお、自作のヘッドフォンセレクタが出てきたので、欲が出てきて、リグを3台使ってみようと思う。

9月26日(日)
K-1に、滅茶苦茶久し振りに電源を入れてみる。最初、動作が変だったような気がするが、どうやら問題ないようだ。音に興味を示しているようにみえる息子としばし遊んだ。内蔵の006P、賞味期限はとっくに切れているが、使えているっぽい。でも、一応新品の電池を買って交換しよう。

9月27日(月)
K-1について調べてみたら、有償でバージョンアップできるらしい。新しいバージョンで何ができるか、良く読んでいないが、お金がかかるならしないだろうな…。パドルの切り替えについて、ネットで調べてみたが、やはり、AVセレクタを改造して使っている局が多いようだ。中には、多回路多接点のスイッチで自作している局もいた。注意点としては、GNDラインも切り替えないといけない、ということ。リグによって、電流(電圧)が違うから、共通にしておくと、下手をするとリグを壊す。

9月29日(水)
リグの内蔵電源の方式を確認。FT-736MXは、スイッチング電源らしい。FT-2000Mは、わからない。
参加時間を、1日目の夜の最後の授乳が終わってから1.5時間、2日目の最初の授乳が終わってから1.5時間では、どうだろうか?

9月30日(木)
参加時間について、妻に打診してみたところ、一応了解は得られた。ただ、あんまり授乳の時間を気にしなくても良いとのこと、当日、様子を見ながら、フレキシブルに対応してみよう。

10月3日(日)
実家へ行き、3.5MHz用アンテナ検討と、エレキー切替用のAVセレクタ探し。アンテナは、コンテストまであと1週間しかないので、バンザイアンテナに的を絞り、モノを探してみる。Radixの3.5MHz用の給電部が見つかったが、エレメントが見つからない。父はあいにく出かけており、コンテスト当日も不在らしいので、金曜日までに連絡をとって、在りかを訊き出さなければ。AVセレクタは、自分の部屋に3つもあるのだが、どれもケーブルが繋がっていた。ただ、辿ってみると、外しても問題なさそうなものが1つあったので、エレキー切替用に流用することにした。あとは、RCAプラグとステレオプラグが付いたケーブルを2本、RCAプラグ同士の音声用ケーブル(LRのみで映像がないケーブルのこと)を1本、デジカメのクレードルからのAV出力用のケーブル(ようはRCAプラグとステレオプラグが付いたケーブルと同じで、RCAプラグが黄色と白になっているだけ)を1本、これらも流用することにして、アパートに持って帰って来た。夜、持って帰って来たものを加工。AVセレクタを開けてみると、余計な抵抗などは入っていないようだが、GNDは全て共通、RCAジャックを外して、ケーブル直付けでもいいかな、とちょっと考えたが、エレキーセレクタの役目を終えた時に汎用性がなくなっているのが嫌なのと、ジャックを外す手間を考えるとケーブルを加工した方が早そうだったので、そちらを選択。RCAプラグとステレオプラグが付いたケーブルを、念のため抵抗入りではないかテスタで確認(大丈夫のようだ)し、RCAプラグに近いところでケーブル切断、L用のラインのホットのみをステレオプラグの先端に、R用のラインのホットのみをステレオプラグのGND側にそれぞれ接続、半田付け部分は、スミチューブで処理。L用のラインの切断したところまで残っているケーブルの外部導体が回り込みの原因になる気がすごくするが、ケーブルをできるだけ元の姿で残そう(できればケーブルも役目を終えたら元の使い方をしたい)と思ったら、この配線になったので、しょうがない。ぶっつけ本番で試してみる。RCAプラグ同士のケーブルは、半分で切断、K-1用にもともと作ってあった出力用のケーブルのRCAプラグを外して接続。テスタをあて、ショート・オープンがないこと、正しく切替されることを確認。今回は、2回路の切替になったが、そのうち3回路の切替にしたいと思う。なお、ステレオプラグは、全て3.5φのため、リグへの接続のため、6.3φに変換する必要がある。FT-897Mは3.5φジャックのため、そのまま使用、3.5φ→6.3φ変換ケーブルを1本作ってあるため、残り1つ、変換コネクタでも買うことにする。

10月4日(月)
430/1200MHzデュプレクサ、調べたら、第一電波工業からも出ていた。「MX-37」というHF〜430/1200MHzのデュプレクサ、ただし、メーカのウェイブサイトを見ると、現行品ではないらしい。取扱い状況を調べてみても、ほとんど新品が扱われておらず、中古やオークションばかり。一応「コメット CF-413 Bタイプ」と仕様を比較してみる。

第一電波工業 MX-37 コメット CF-413 Bタイプ
税込定価 6,930 6,930
挿入損失 1.6〜 470MHz:0.25dB以下
900〜1300MHz:0.45dB以下
1.3〜 460MHz:0.25dB以下
840〜1400MHz:0.4dB以下
アイソレーション 45dB以上 55dB以上
耐入力(PEP) 1.6〜 470MHz:100W
900〜1300MHz:80W
1.3〜 150MHz:800W
350〜 500MHz:500W
840〜1400MHz:200W
SWR 1.2以下 1.2以下
性能的に見ても、「MX-37」の方が若干劣るようなので、現行機種である「CF-413」の購入を検討。
エンジェルハムショップジャパン CQタガミ CQオーム シンワムセン
税込価格 5,540 特価 5,198 5,891
送料 490 525 525 609
クレジット yahooショッピング等経由で可 不可 シンワカードのみ
合計 6,030 ? 5,723 6,500
通常納期 3〜5日 5営業日内 翌日 ?
扱いのあるお店を比較してみた結果、「CQオーム」に注文。価格が一番安いから、というのが大きな理由だが、自分の住んでいる県内にお店があるというのと、以前数回質問した時の対応が良かったというのも、選定の理由。ちなみに、さすが大量の在庫を保有すると謳っているだけあって、すぐに「発送済み」のメールが届いた。明日にはアパートに届いているだろう。
3.5MHzのバンザイアンテナのエレメントについて、父に連絡、給電部と同じ場所に、箱に入れて置いてあるというのだが、わからなかった。玄関に置いてもらうよう、お願いしておいた。コンテスト当日、余裕があれば、仮設してみようと思う。
K-1用の006P(TOSHIBA 6LF22H EC)と、3.5φから6.3φのステレオプラグ変換コネクタ(Victor AP-113A)を購入。電池は、マンガンで十分なのだが、なかったので、アルカリを購入、変換コネクタは、オーディオテクニカのものは高かった(おそらく金メッキの製品しかないから)ので、ソニーと値段が同じだったVictorのものを購入。電池もコネクタも、ドラゴンズ優勝セールなのか何なのかわからないが、1割引だった。

10月5日(火)
注文していたデュプレクサが届いた。午前中の配達だったようで、妻が受け取ってくれた。夜、アパートに帰った時、相談がなかった、とお金の心配をされてしまった。これを買うくらいは持っているのだが、今後は、一応何か買う時は(特に受け取りをお願いする時は)、一言かけるようにしよう。

10月6日(水)
3.5MHzのアンテナの調整用に、中心周波数を決めることにする。3.5MHz帯のコンテスト使用周波数は、電信が3.510〜3.525MHz、電話が3.530〜3.565MHzとなっている。電信のみ運用する場合の中心周波数は3.5175MHz、電信電話両方運用する場合の中心周波数は3.5375MHzとなる。ちなみに、電信のみの場合の帯域は15kHz、電信電話両方の場合の帯域は55kHzである。実家のバンザイアンテナが、どちらのモデルかわからないが、RadixのV型ダイポールで、SWRがおおむね1.5以下となる帯域が広い方のロングサイズでも14kHzしかないので、電信電話両方運用しようと思ったら、どちらもSWRがかなり高い状態で使わないといけなくなる。どのみち、短縮アンテナなので、電話での交信は厳しいと割り切り、電信のみの運用とするのが吉ではなかろうか。先週後半からこじらせている風邪がまだ治らず、咳が出て辛い折、いっそのことコンテストそのものも、電信部門でエントリするというのも1つの選択肢ではある。ちなみに、RDEのL3の重なりは710mmで1cmスライドさせると3kHz周波数が変化、RDLのL3の重なりは1,190mmで1cmスライドさせると3〜4kHz周波数が変化する。
過去の全市全郡コンテストの結果から、目標スコアを設定してみる(当ウェブサイトに未掲載の分はHamlogから抽出のため、スコアが正しくない可能性がある)。
2009年:10/10 2133-2217、whip
2008年:10/12 1153-1841、IV, 3ele yagi, 5ele yagi, 9x2 yagi-uda
2006年:10/8 1043-1110、whip
2003年:10/12 0749、whip
2002年:10/13 1045-1831、outbacker, APA-4, 2ele HB9CV, GP
2000年:10/7 2110-10/8 1346、helical, GP
1999年:10/9 2234-10/10 1036、zepp, 4element tribander yagi, tribander GP
1996年:10/10 0217-2059、不明
1991年:10/10 1940-2054、不明

BAND QSOs pts multi
7MHz 14 14 14
TOTAL 14 14 14 196
1990年:運用時間 10/10 1346-1622、不明
BAND QSOs pts multi
7MHz 12 12 12
144MHz 3 3 3
TOTAL 15 15 15 225
1988年:運用時間 10/10 1022-1739、不明
BAND QSOs pts multi
21MHz 9 9 8
50MHz 93 93 65
TOTAL 102 102 73 7,446
開局して間もない頃に、こんなに交信してたなんて…しかも当時の50MHzの設備なんて、3エレ八木に10Wのはずなのに…今自分が住んでいる市に移動して参加してたようですが、そんなロケの良い場所なんてあったっけ…。忘れなかったら、父に訊いてみることにする。気を取り直し、目標スコア、2008年の運用状況が、今回とよく似ているので、これを参考にする。参加時間をみると、5時間、今回は3時間の予定なので、スコアも40%減と考えることにする。ただし、2008年には用意してなかった3.5MHzのアンテナを、今回は用意する予定なので、計算後の数字の端数分は繰り上げることにする。
84×0.6=50.4-->51
82×0.6=49.2-->50
51×50=2,550
これを今回の目標スコアとする。

10月7日(木)
自分が参加する時間帯に、バッティングするコンテストを確認する。最もナンバー交換の可能性が高いコンテストは、OCEANIA DX CONTEST CW、もしオセアニアの局とCWで交信することがあれば、RST+001形式のナンバーを送る。次に、第21回アクティブ・コンテスト、特に何も考えず交信して、あとで対象QSOを抽出できる。それから、Scandinavian Activity Contest、もしスカンジナビアの局とSSBで交信することがあれば、RS+001形式のナンバーを送る。最後に、6mAMマラソンコンテスト、特に何も考えず交信して、あとで対象QSOを抽出できる。というわけで、DXと交信して、何やらコンテストナンバーを送らなければいけないようだったら、001形式で送ればよいということのようだ。
CTESTWINがバージョンアップされていたので、ダウンロード。

10月8日(金)
CTESTWIN Ver 3.57をインストール。コンテスト定義を全市全郡に指定。データ入力時、マルチ不正でもQSO確定は、CTRL+ENTER(設定変更でも対応できるが、あからさまにおかしなマルチをおとがめなしに確定してしまうのはちょっと嫌。自分が不正マルチを確定したい場合というのは、ないとは思うがマルチファイルの記述ミスにより正しいマルチが確定できない場合と、他のコンテストのQSOをマルチチェックなしで確定したい場合くらい)。マルチ表示で、全エリアを選択すると、全ての都道府県のマルチウィンドウが個別に開いて、ちょっとびっくり。1つのウィンドウにまとめて出てくるわけではないのか。パーシャルチェック表示をさせるため、Hamlogのデータをpckファイルのフォーマット(Call, Code, QTH+Name)に加工し、行の内容が全く同じQSOを削除(列見出しを追加→範囲選択→「フィルタオプションの設定」の「重複するレコードは無視する」にチェックしOK→「編集」の「Officeクリップボード」→選択範囲をコピー→「フィルタ」の「全て表示」→選択範囲を削除→「クリップボード」でフィルタされたデータをクリック→列見出しを削除)して読み込ませた。Hamlog上は、14,285レコードあったのに、作成したファイルは9,367レコード、いかに同じ局と交信しているかがわかる。しかも、例えばNameが入っていないだけのデータも別データとしているので、純粋な交信局数は、もっと減るだろう。周波数モードボタンを、一応CW/SSB/FM/AMの3.5/7/14/21/28/50/144/430/1200MHzに設定。送信ナンバを430MHzまでは19008M、1200MHzのみ19008Lに設定。コンテスト終了時刻を、仮に10/9 22:30に設定。目標点数に、2,550を設定。

コンテスト当日
リグセッティング。今回は面倒くさがらずに、FT-736MXを近くに持ってきた。電源投入、ヘッドフォンセレクタを接続、FT-736MXの音を聞く時にハム音が乗る、プラグをグリグリしたら直った、接触不良のようだ。続いてキー関係接続、セレクタの動作は大丈夫のようだが、FT-736MXのモニタ音の短点がおかしい。アンテナを接続し、試しに送信して別のリグで聞いても同じ音。説明書を読んでも、何も書いてないようだ(ちなみに、ついでに内蔵電源を確認したら、スイッチング電源だった)。んー、しょうがない、今回はこのまま使うとするか。他のアンテナも接続し、リグの設定を確認、ハード面の準備はOK。ちなみに、今日は雨降りのため、3.5MHzのアンテナの仮設は断念した(V型ダイポールのエレメントは、玄関に用意されていた。タイプはロングサイズのRDLだった)。しかも、いまだに風邪の後遺症で喉が枯れている感じがするので、PhoneでのQSOはしないことにし、CTESTWINの周波数モードボタンを、CWの7/14/21/28/50/144/430/1200MHzに設定。Model K-1のメモリバンクに、CQとナンバと呼び出し用コールサインをセット。クランクアップタワーをフルアップし、仮設のGPのケーブルを外に放り出し、とりあえず、これで一通り準備はOK。

<使用設備>

band Rig Ant 電源 同軸切替器
デュプレクサ
7MHz YAESU
FT-2000M
7mh Inv. Vee 内蔵 -
14-28MHz 16mh 3ele Triband yagi SIGMA ANTENNA
SA-450
50MHz 17mh 5ele yagi
(クリエイト[CL6A])
144MHz VERTEX STANDARD
FT-897M
18mh 9x2 yagi VERTEX STANDARD
FP-30A
-
430-1200MHz YAESU
FT-736MX
1mh GP
(コメット[GP-93])
内蔵 コメット
CF-413 Bタイプ

交信局数が0の1200MHzも、一応運用はしたので書いてみました。全バンド共通の設備は、以下のとおりです。

・パドル…Bencher JA-1
・メモリキーヤー…Logikey Co.(Idiom Press) Model K-1+AVセレクタ(ソニー SB-V41G)
・PC…東芝 dynabook SS SX/190NR
・ロギングソフト…CTESTWIN(Ver. 3.57)
・ヘッドフォン…サンワサプライ [MM-HS202]+自作切替器

<時間経過に沿った雑感>

参戦直前
授乳が22時半頃に終ったので、そこから瓶を洗ったり新しいお湯を準備したりで、実際にシャックに移動したのが22時37分頃。時間が遅くなってしまったので、参加時間を1日目は1時間、2日目に2時間とする。CTESTWINのコンテスト終了時刻を、23時40分に再設定し、コンテスト開始。

22時40分頃〜23時10分頃
せっかくデュプレクサを買ったので、1200MHzでCQを出しながら、50MHzから低いバンドへ順にS&P。途中で、S&P用のリグの音が切り替えられるとFBと気付き、2台のリグ切り替え用のセレクタをFT-2000MとFT-897Mに接続し、更にヘッドフォンセレクタに接続。

23時10分頃〜23時25分頃
運用開始から本日運用予定の1時間の半分である30分経った(QSYのこじ付けでしかない)ので、1200MHzから430MHzにQSY。CQが聞こえたので、呼んでみた。一応コールサインの一部はとってもらえたが、交信ならず。しょうがないので、CQを出すことにする。7MHzをS&Pしていたが、夜のこのバンドは、やっぱり遠距離が良く聞こえる(逆に言うと、近距離はスキップしている)。8エリア3局と交信。430MHzは、CQに応答があり、びっくりした。まさか呼ばれるとは。しかも2局。

23時25分頃〜23時40分頃
430MHzでCQを出しながら、144MHzでS&P、3局交信してCQを出してみる。ポロポロっと呼ばれる。運用開始から1時間経ったので、一旦終了(ポロポロ呼ばれるのでちょっとオーバーしたが)。参加時間は既に3分の1が経過しているのに、達成率は15%ちょっとしかない...(20x20)。

2日目参戦直前
6時半に目が覚めたが、子どもはまだ寝ている、自分ももうろうとしていると、7時近くに子どもが起きた。授乳を済ませ、寝かしつけると、朝食の準備ができていたので、先に朝食。妻と母と3人で世間話をしていると、子どもが起きた。オムツを換え、そうこうしていると9時過ぎた。とりあえず、ここから2時間コンテストをやらせてもらうことにする。11時10分にCTESTWINのコンテスト終了時刻をセット。ちなみに、天気予報が全く外れ、今日は晴れた。この天気が昨日だったら、3.5MHzのアンテナが用意できたかも、と思うと残念。

9時10分頃〜9時40分頃
まずは、7MHz、良く聞こえるので、とりあえず呼びに回る。K-1のボタンの接触がイマイチで、続けて送信することがあるので、QオプションをOFFにした。ヘッドフォンセレクタの使い勝手がイマイチで、再考が必要。開始から30分経たずに目標スコアの50%を達成、さすが7MHz。

9時40分頃〜9時55分頃
1時間15分を残し、目標スコアを達成、まだ7MHzで遊べそう。一通り呼びに回ったあと(CQを出す隙間がなかった)、14MHzへQSY。

9時55分頃〜10時20分頃
14MHzで8エリアが聞こえるがバックビーム、呼んでも応答なし、ビームを振ってみると応答あり、3エレでも切れているらしい。1エリアっぽいコールサインが聞こえたが弱いので、呼んでも無理と思い、呼ばず。5エリアも聞こえたが、ビームを降って呼んでもダメだった。近場は聞こえないが、8エリアの局が呼んでいるのが聞こえるので、CQを出してみる。しかし、CQは空振り、またS&P。県内局と交信したあと、再びCQ、1局呼んできたが、ナンバーをもらえなかったので、無効なQSO。残り約50分で離乳食・授乳時間となり、QRX。ふと窓を見ると、締め切ってある、あ、430/1200MHzのGPのケーブルを接続するのを忘れていた、どおりで同時受信していても、静かなわけだ(もともと静かだが)。

11時10分頃〜11時20分頃
離乳食と授乳が終ったので、コンテスト再開、12時に終了時間を設定、再々スタート。14MHzが割と聞こえるので、とりあえずS&P。バックビームで沖縄の局とQSO。北海道の局と交信後、CQ、しかし空振り。

11時20分頃〜11時40分頃
1200MHzででCQを出しながら、21MHzをS&P、1エリアの局がかろうじて聞こえたので呼んでみたら応答あり、別のバンドでQSOしていた局だったので、マルチの確認が楽だった。28MHzも同様にS&P、微かに何か聞こえるが、解読できず。次は144MHz、1局交信して、さらにS&P、CQが聞こえたが、のんびりしてたら引っ込んでしまった。

11時40分頃〜12時頃
最後は7MHzで局数上積み、CQは430MHzで垂れ流し。7MHzは、QSO済みが多いが、それでも局数は増えていく。430MHzは応答ナシ。目標を大幅に上回り、コンテスト参加終了。

<総括>

<準備段階からの軌跡>の10月6日に書いた目標スコア「2,550」を大きく上回り、184.0%の達成率となりました。3.5MHzのアンテナが用意できていれば、もしかしたら、参考にした2008年のスコアくらいは、達成できたかも知れません。ちなみに、全市全郡コンテストは、交信局数がほとんどそのままマルチになる、ということを全く考えていなかったため、無駄なQSY(というか運用自体も無駄と思われるバンドでの運用)をかなりしたような気がします。短時間の参加では、局数を稼ぐためにバンドを絞る、というのも考慮に入れるべきでしょう。マルチバンドでの参加にしても、局数が稼げるバンドをほぼメインにして(7MHzとか3.5MHzとか)、たまにサブバンドをスキャンする程度で良かったのでは。1200MHzで延々CQを出し続ける、というのは、暴挙に他ならないと思われます。これらの無駄を少なくすると、3.5MHzのアンテナがなくても、多分2008年のスコアくらいは達成できてたと思います。
・その他、細かな点など...
実質運用3時間、といってやっているのですが、実際は、準備にも結構時間がかかっています(2時間くらい?)。この時間も短縮できるよう、工夫したいと思っています。ちなみに、片付けは、30分くらいで終わっている模様。
1局だけ、7MHzでDXのCQを聞いたような気がします。早くてコールサインが聞き取れなかった(耳がJAになってた?)のですが、ナンバーは388だったと思います。
メモリキーヤーセレクタについて、今回使った物は、つまみを回して切り替えるタイプのものでした。本体が固定されていないので、いちいち押さえてつまみを回さないといけないし、端から端まで変えるのにどうしても目的外のところも通らないといけないため、時間のロスになります。さらに、つまみをどちらに回したらどちらに切り替わるかが頭の中で同期していないので、間違えて逆の方向に切り替えたことが何度もありました。押しボタンのセレクタの方が間違いなく良いので、次回は調達したいと思います。なお、心配していた回り込みですが、なかったように思います。FT-736MXのCW送信がおかしいのは、多分これが原因ではないと思うし…。
FT-2000MのWIDTH機能について、今まで「リグの機能に頼らず、耳フィルタを鍛えなければ」と思って、あえて使わなかったんですが、今回、7MHzの混信が余りにも酷かったので、ちょっと使ってみました。これは良いです。癖になりそう。hi
FT-736MXについて、CW送信がおかしいことを、調査する必要があります。今回、セレクタ経由でしか送信していないので、とりあえずそれを直付けした時と、あとは電源を内蔵ではなく外付けのトランス式に変えてみること、これらを試してみたいと思っています。
CTESTWIN用のパーシャルチェック用ファイルについて、初めてHamlogから抽出してみましたが、hdbファイルをもう少し統一する必要性を感じました。相手局の運用地が違うならいざ知らず、抽出内容が同じで表記の違いだけで別データにならないよう、時間をみてHamlog上で修正をしたいと思っています。

最後に、交信していただいた局、コンテストを開催していただいている主催者、各氏に感謝いたします。ありがとうございます。そして、いつも運用場所等を快く提供してくれている父、何かと協力してくれている妻と息子に、この場を借りて感謝します。ありがとう。


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