2004年7月のブルガリアでのこと。


2004年7月31日(土) 週末はヴァルナでした。
26日(月)、やばい…超金遣いが荒い日でした…。今週中に大量にプリントアウトする予定なので、インクカートリッジを買い込みました。単純に日本円に換算すると、大体同じような値段になるんですが、ということは、つまり物価換算すると、5倍くらいの価値なわけです。こっちのインクカートリッジは、本当に高い。カラーインクの値がはるやつなんか、プリンタ本体が買えそうなくらい高い。大事に使わないと、破産します(笑)。買った分で足りればいいなぁ…。27日(火)、午前中、日本語を喋れるブルガリア人の知り合いのD君が、突然職場を訪ねて来ました。通っている大学が休みになったのか、9月までスタラザゴラにいるそうです。同じ街のUさんに連絡をとって、明日の夕方に3人で会う約束をしました。D君は、9月中にイベントを企画しているようで、それの相談のようです。夕方は、旅から帰ってきたUさんと夕食、初めて入るレストランでしたが、なかなか美味しかったです。豚軟骨が出てきたのにはビックリしましたが(後日談:よくよくメニューをみたら、それは軟骨ではなく、「耳」だったようです。ミミガー?)。レストランから家に帰る途中、以前テレビの室内アンテナが買えなかった店を何気なく覗いてみたら、新しいアンテナが入荷していました。店の中に入って、見せてもらって、迷わず衝動買い(笑)。家に帰って、早速接続、ふーむ、今まで見えていたチャンネルの映りは良くなった、今まで見えなかった地上波チャンネルも、映りが悪いながらも何とか見える、ケーブルテレビの漏れ電波は、やっぱり受信できず(笑)。世の中そんなに甘くない…。28日(水)、夕方の会合は、なくなりました。職場を出る30分くらい前にD君に電話をしたら、都合が悪くなった、とのこと。また来週です。今日も家でやることがいっぱいあったのに、うたた寝をしてしまいました。明日は早いのに、寝たのが結局1時過ぎ…。29日(木)、なんでしょうね、自分の聞き違いなのか、館長の都合が悪くなったのか、よくわかりませんが、近くの遺跡の発掘現場に連れて行ってやる、と言うので、約束(したと思われる時間)の6時ちょっと前に職場に行ったのに、館長現れず。職場の中は、警報装置が作動していて、解除方法を知らない自分は中に入れず、外で待ってました。朝は冷えるねぇ、半袖のTシャツだけの服装を後悔しつつ、1時間待っても誰も来ないので、一旦家に帰って寝直しました。再出勤してしばらくすると、館長から呼び出しが。何でいなかったんだ、と言われてもねぇ、いたんですけど。もう少ししたら、また行くから、ということで、部屋に戻りました。10時頃に出発、よく話を聞くと、6時15分前だって…?そんな話、前にはしてなかったぞ…?まぁいいか、行くことはできたんだから。現地に着くと、現場と思われる所に若者がいっぱい、発掘のバイトなんでしょうかね、館長がおもむろにお金を渡し始めました。その間、待っていたわけですが、これを書いてたからいいか。その後、現場の人たちと、彼らが逗留している所に移動、パソコンの操作を教えてくれ、と言い残して、置いてけぼり。ん?そんな話は聞いてないぞ。まぁいいか、今日はまともに仕事できないと思ってたし。power pointのデータを見せてもらった後、デジカメのデータの取り込み方を教えて(というか、ある程度わかってるような気がする)昼食、レバー焼いたのとサラダ、うまかった〜。ラキヤもうまかった〜。博物館にいる人より、話してることがわかる気がする。気を遣ってくれてゆっくり喋ってくれてるんだろうなぁ。ありがとうございます〜。その後、館長が迎えに来てくれるまでちょっとだけパソコンのレクチュア。現場の人たちは、取った写真をパソコンに取り込み、自分はそれをプレゼン資料に仕上げる、という流れらしく、しばらくは通うことになりそう。博物館にいるよりは、こっちの方がブルガリア語の勉強にはなりそうなので、願ったり叶ったりかな。博物館に戻って、ちょっとだけデータベース、やっぱり目標にしてたところまで終わらず。ごめんなさい、プロヴディフのNさん。役立たずです。帰宅後は、明日から行く黒海沿岸の街ヴァルナに向けての準備。ひたすら準備。眠れないよ〜。30日(金)、昨日の文章を締めた後に起こったことなので、今日の分に書きます。時間的にも今日の出来事だし。ヴァルナで配るものを睡魔に襲われながらプリントアウトしてたんですが、1時頃にトイレに入った時、不意に停電しました。あ゛〜!と思ったけど、どうしようもありません。ノートパソコンのバッテリは死んでるし、プリンタはACだし。5分くらい真っ暗だったかなぁ、ボーっとしてたら復旧、やる気半減でしたが、しょうがない、やるか、と思ってパソコン再起動。チェックディスクが終わって印刷再開、1枚プリントしたところで、また停電。なんだよ〜、工事でもしてんのかよ〜(怒)。この時ばかりは、ブルガリアの電気事情を本気で恨みました。2度目は2・3分で復旧しましたが、放心状態でしばらくふてくされてました(様子見もあったんですが)。まぁ、でも、まだ終わってないし、と気を取り直し、パソコン再々起動。チェックディスク後、印刷再開。この後は、幸い停電することもなく、シャワーも浴びられました。必要枚数が無事終わり(130枚くらいかな)、4時頃溶けるように眠りに落ちました。…ここまでが寝るまでの出来事。感情移入して文章書くと、長くなっていかんなぁ。まぁまぁ、そんなわけで、朝です。7時頃起きたので、3時間睡眠。ねむたい…。パンをかきこんで、都市間バス発着所へ。8時20分のバスに乗りたかったけど、窓口で訊いたら「席がない」と言われてしまった、かくなる上は、直接バスの乗務員に交渉して、強引に乗ることにしよう。幸い、乗ろうと思っていたバスに、プロヴディフからNさんとスモリャンのKさんが乗ってたので、助けてもらいながら階段席をゲット(笑)。出発してしばらくすると、乗務員の女性が「ここに座れ」と一番前の空いてる席に案内してくれました。なんだ、席あるじゃん。途中から乗って来る人の席なのかも知れんけど、とりあえず柔らかい椅子に座れました。一番前だから、眺めはいいし、テレビも目の前で映画がよく見えるんだけど、何しろ眠い。でも、しばらくうとうとすれど、熟睡はできず。途中、20分くらいの休憩があったんですが、そこでまた席移動。NさんとKさんのすぐ後ろの席に移してもらえました。ありがとう、おねーさん。そこからヴァルナまでは、映画を見たり、うとうとしながらでした。結局6時間くらいかかりましたね。遠かったです。ヴァルナの都市間バス発着所から、とりあえず泊まるホテルへ。荷物を置いて、まずは昼食。地球の歩き方に載ってたお店が休みのようだったので、近くのお店で食べて、市内散策。大聖堂(大きくて、中はきれいでした)と、ローマの浴場跡(営業時間は終了してたので、柵の外から見ただけ)を見学、ホテルに戻りました。部屋に入ろうと思ったら…ん?フロントに鍵がないけど部屋の中にも人がいない、どうやら同室のヴェリコタルノヴォのKさんが鍵を持って外に出掛けてしまったようです。フロントとごちゃごちゃやりとりして(Kさんと同行してた事務所スタッフのブルガリア人の助けも借りながら)なんとか入ることができました。必要な荷物を持って、1階のレストランへ、博物館関係者の話し合いをしながら夕食(といっても、自分は全然腹が減ってなかったのでビールだけ)、新しくブルガリアに来た人も交えて、なかなか有意義な話し合いができました。その後、部屋に戻って、同室のKさんに、ソフィアのKさんが出演したテレビ番組を録画したものを見せてもらい、シャワーを浴びて床につきました。書いてて気付いたけど、同期にはもう1人ケルメンのKさんがいるので、イニシャルKさんが4人だ…。ファーストネームで書いても、かぶる人が3組、地名も併記して区別だな、こりゃ(笑)。31日(土)、海はいいねぇ。空き時間を利用して、黒海でちょっとだけ泳いできました。海に入るのは、しばらく振りのような気がします。泳ぐといっても、浮いているだけなんですけどね…。今日は朝から会議、昼食をはさんで15時頃まででした。その後、昨日は中に入れなかったローマの浴場跡に行って、中を見学。スケールがでかいです。その後、ビーチへ。白い砂浜、青い空、そして海。時間的なものか、いつもこうなのかわかりませんが、浜に近いところはちょっと水が濁ってますが、遠くの方は青い海。日頃の運動不足がたたって、おぼれたらしょうがないので、青く見える所までは行きませんでしたが、足の届く範囲内でプカプカ浮いてました。水温がそんなに上がってないんでしょうか、ちょっと寒くなってきたので、海から上がって、日光で体を乾かし、ホテルに戻りました。夜は、新しくブルガリアに来た人たちの歓迎会と、在ブルガリア日本大使館の大使の送別会。新人さん、いらっしゃい、そして大使、色々とお世話になりました。なごやかなムードで会は進行、最後はグループで順番に大使と写真を撮って、終了。9月に行く予定の旅行の話を、一緒に行く予定の人の部屋に行って少しして、自分の部屋に戻って、シャワーを浴びて寝ました。明日はソフトボール大会参加予定、干からびなきゃいいけど…。
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どこかに書いたかも知れませんが、道路の排水について。大雨が降ると、道路が川のようになります。渡るのも一苦労。低い道路には当然大量の雨が流れ込み、水溜りどころか溜池のようになっています。排水溝が機能してないようですね。つまってて水が流れ込まないようです。掃除しても、土や砂やゴミなどで、またすぐにつまってしまうんだろうなぁ…。
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道について。基本的に舗装がしっかりしてないのは、どこかで書いたかも知れませんが、最近はそれの工事が多いです。どこかに出かけると、必ず1箇所は工事をしているような気がします。日本だと、2月から3月の年度末に工事が集中しますが、ブルガリアでも同じことが起きているんでしょうか。ブルガリアでは、9月から新年度がスタートします(学校関係も、9月が新学期ですね)。ここに来てまで、年度末の予算調整だと思いたくはないのですが…。
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キリル文字の発音について。「ъ」という文字、説明で使う読み方は「エルゴリャム」ですが、発音は「ウ」と「ア」の中間です。英語の「ア」と「エ」の中間と理屈は似ていますが、ちょっと違います。キリル文字の中では、群を抜いて難しい発音だと思います。ブルガリア人に聞いた話ですが、ヨーロッパの言語の中では、ブルガリアだけの発音なんだそうです。貴重といえなくもない発音なんですね…。

2004年7月25日(日) 先週はプロヴディフ、その前の週末はトロヤンでした。
13日(火)、ふむ、室内アンテナを買いそびれました。仕事の帰り、電化製品屋さんに寄って、テレビのアンテナを色々と見てたんですが、ブースタ付きの室内アンテナは選択の余地がなく1つだけ。店の人に言って見せてもらってたんですが、なんだかよくわからないことを言われて、買うことができませんでした。これよりも良いのは○○だよ、ってことを言われてたと思うんだけど…だったらなんでそれを置かないんだろ…。まぁ確かに、ゲイン調整のつまみがイマイチだったから、買わなくて正解だったかも知れんけど。今度は別の店で見てみよう…。14日(水)、ふむ、携帯の電池を買いそびれました。仕事の帰り、携帯部品屋さんに寄って、携帯の電池が欲しいんだけど、と言ったら、なんだかごちゃごちゃと言われて、買うことができませんでした。1回の充電でどれだけもつか、とか、1日にどれくらい通話するのか、とか訊かれて、答えてたら、それだったら今ので問題ない、と言われてしまいました。あげく、今日から充電せずに、金曜日まで使ってみて、問題があったらまた来て、みたいなこと言われたんだけど、これを書いている夜中に、すでに電池ゲージがかなり減ってしまったので、充電しちゃってるんですけど…。今度は別の店で見てみよう…。同じこと言われるかな…。15日(木)、また辞書買っちゃいました(辞書ヲタク)。英ブルです。これで両方揃いました。分厚い辞書はいいですね。枕になります…もとい、見やすくて語彙数多いし。ただし、自分の英語能力が追いつきません。手持ちの日英辞書も、語彙数が1桁違います…何でこんなんで買うんでしょうね。やっぱりヲタクだからでしょうね。まぁ、それはいいとして、別の話題。週末、トロヤンという街に行く予定で、バスの時間を調べてきました。トロヤンまでの直通バスはなく、中継のロヴェチュという街までのバスも、前に調べた時に見つけられなかったので、その先のプレヴェンという街行きのバスがロヴェチュを経由するかを、窓口の人に訊きました。いつも切符を買う時に、感じの良いおばちゃんが居たので訊いてみたら、親切に教えてくれました。時間を紙に書いてくれもしました。ありがとう、おばちゃん。で、やっぱりプレヴェン行きのバスがロヴェチュを経由するようです。これで一安心。でも、トロヤンでゆったり観光しようと思ったら、朝6時15分のに乗らなきゃ…はえぇよ。16日(金)、とうとう机を買いました(最近買い物ネタが多いなぁ)。棚とテーブルを組み合わせたものが、あまりにも疲れるので。パソコン用の机、と思ってたんですが、目星を付けてた店にはその類の机しかなく(キーボード用のテーブルが引き出せるやつ)、それについては迷うことがなかったんですが、手が届く値段で同じような机が2種類ありました。散々迷った挙句、高さで決定。家にある椅子が結構高さのあるやつなので、それに合わせて、高さのあるほうの机にしました。当然、自分で運搬できるはずもなく、店の車で持ってきてもらいました。30分後くらいに、運んでくれる人が来るから、と店の人に言われたので、家で待ってたけど、来たのは1時間後くらいかな、まぁ、まだ早いほうだと思います。最初、土曜日に持って行く、と言われてたのを、今日にできないか、と無理を言ったので、これくらいのことはしょうがないでしょう。そんなわけで、早速設置。うーん、快適です。家具の配置が、これでほぼ決定です。17日(土)、トロヤン、良いところですねぇ。自然がいっぱい。山あり川あり。水の存在は、やっぱり自分にとっては大きいです。また釣りがしたくなりました。今回、トロヤンに来たのは、この街で仕事をしているWさんが手がけた陶芸展が開かれているというアナウンスを聞いたから。ついでに観光も兼ねて、行ってみることにしました。街の位置ですが、自分の住むスタラザゴラからは直線距離ではそんなに遠くないけど、ブルガリアの真ん中を走るバルカン山脈を越えて、一旦違う街を経由した上でないと辿り着けないところ。気合を入れて、朝6時15分発のバスに乗車、カザンラク、ガブロヴォを経由し、その先は未知の世界。セヴリエヴォという街を経由してロヴェチュという街に到着。ここまで3時間以上かかりました。トロヤン行きのバスは、10時発のがあるので、それまでしばらくフラフラ。11時前にはトロヤンの都市間バス発着所に到着しました。4時間以上のバス旅は久し振り。乗り換えがあったから、前にラズグラッド行った時よりは楽だったけど。Wさんとバス発着所で合流、まず民俗(?)博物館へ行きます。最近改装したらしく、かなりきれいです。2階部分はまだ完成してないようで未公開。また次の機会に。受け付けの人に「博物館で働いてる」と言ったら、タダで見られました。ラッキー。陶芸の街だけあって、焼き物の展示がいっぱいです。1階部分をじっくり見て回って、次は本題の陶芸展を見るために、Wさんの仕事場へ。ふーむ、芸術的センスのない自分にとっては「?」な作品群ですが、力作揃い(だと思う)。見る人が見たら「ほぉ〜」となるのかも知れません。展示を見た後、昼食。久し振りに中華料理屋で腹いっぱい。「お客さんだから」ということで、Wさんにおごってもらってしまった…ごちそうさまでした。今度自分の街に来た時はお礼します。その後、隣町のチェルニ・オスムというところへ移動。バスは2時間待ちだったのでタクシーで。ここには自然博物館があります。バルカン山脈の中央一帯が国立公園になっていて、そのふもとにあるだけあって、割とちゃんとした展示。ソフィアの自然史博物館を小さくしたような感じですが、これくらいが丁度いいです。途中から受け付けのおばちゃんがガイドしてくれたんだけど…相変わらず何を言っているのやら、さっぱり聞き取れない。まぁそれでも、結構じっくりと時間をかけて見て回りました。博物館からは、2kmくらい歩いて修道院へ。途中、吊り橋があったり、クワガタを見つけたり、ちょっと童心に帰りました。なにしろ、ずっと川沿いの道というのがいいですね。川のせせらぎは、心が落ち着きます。修道院は、結構大きいです。宿泊施設もあって、泊まりでゆっくりと来ても良いかも知れません。修道院からは、近くの土産売り場へ。トロヤン焼きの1人用鍋をゲット。帰りもタクシーでトロヤンのセンターへ。今日の観光終了、1晩お世話になるWさんちへ。ケーブルテレビあり、ネットは常時接続(LANケーブルが直接部屋に引き込まれている、何か変な感じ)、うらやましい。夕食をいただき、テレビを見たりネットをさせてもらったりして就寝。ふーむ、このソファベッド、寝心地が良いぞ…。18日(日)、ロヴェチュも良いトコだ〜。落ち着いた感じのする街。そして、街の真ん中を川が流れている。水、重要。今日は、経由地であるロヴェチュを少し観光してスタラザゴラに戻りました。では軽く足取りを。目覚ましを8時にセットしていたのに、7時過ぎに起床(老化現象?)、昨日書ききれなかったこの日記を書いていると、家主のWさんが起きてきました。朝食をご馳走になり(白飯うまかったです)、10時のバスでロヴェチュに向かいます。40分くらいで街の中心の入口到着、バス発着所まで行かず、ここで降ります。観光の目玉は、丘の上に立つ巨大なヴァスィル・レフスキ像。ブルガリアの歴史上、欠かすことのできない重要な人物(革命家)で、この街と深い関係があるようです。Wさんも同行してくれたので、一緒に丘を目指します。途中渡った屋根付きの橋、興味深いです。丘を登る途中にあった民俗博物館とレフスキに関する博物館、機会があれば見てみたいです(今回は時間の都合上パス)。階段を登りきると、そこには巨大なレフスキ像。丘の上から見る街の景色もきれいです。すぐ近くに城跡があったので、そこも見学。前に見てきたシュメンのものよりは小規模ですが、それでもやはり歴史を感じます。しばらくプラプラして、今度は街の中心へ。日曜日「だから」なのか、日曜日「なのに」なのか、どっちの表現が適切かわかりませんが、あまり人がいない。静かな街です。こういう雰囲気、好き。一通り眺めて、街の外れでカフェ(もっともボクはビールでしたが)、その後バス発着所に向かいます。発着所の近くで軽く昼食、クァルナチェ、名前は知ってたけど、こんなモノだったんだー、ここのシュケンベ・チョルバ(牛の臓物スープ)うめぇ〜、なんてことを言いながら食べてました。ぼちぼちバスの時間も近付いてきたので、窓口でチケットを買い、乗り場へ。スタラザゴラナンバーのバスが停まってる、これかなぁ、と思っていると、出発時刻前に行っちゃいました。あれ?もしかしておいてけぼり?と思ってたら、しばらくしてスタラザゴラ行きのバスが来ました。どうやら行き先が違うバスだったようです。あぁ良かった、一安心。お世話になったWさんに別れを告げ、バス乗車、ものすごく眠かったので、途中のガブロヴォまでは爆睡でした。そこで休憩があったので、おもむろにWさんに借りた小説を読み始めたら、これがなかなか面白い。結局、シプカ峠越えも含めてずっと、スタラザゴラまで本を読んでました。車に乗っていることを忘れる程面白かったか、三半規管が強くなったのか、酔いもせず自分の街に到着。家に帰っても、時間を忘れて読んでました。最後まで読みたかったけど、明日から行くプロヴディフの準備もしなくちゃいけないので、途中で断念、続きは明日。それでも寝たのは1時頃だったけど。19日(月)、プロヴディフ初日です。結局本題のデータベースにはほとんど手を付けられず終いだったけど。8時半のバスでスタラザゴラ出発、10時過ぎにプロヴディフ到着、この街の博物館で働くNさんと合流、とりあえずNさんがいつもいる博物館のパソコンをいじって午前中終了。昼はデュネル、調子に乗ってゴリャム(大)頼んだら、ホントにでかいよ、これ…。スタラザゴラの3レヴァするゴリャムデュネルより大きいような気がします。若干胃がもたれ気味になりながら完食、データベースの作業をする予定の博物館へ。着いたらとりあえずビールが出てくる、昼間っから。トヴァ・エ・ノルマルノ(これが普通だ)。一段落したところでパソコンに向かいます。どうもUSBフラッシュメモリがうまく認識されない、エクスプローラが調子良くないみたいなんだけど…。コマンドプロンプトからはメモリドライブが見られるし、エクスプローラじゃないファイラからでも見られる、そうなると、エクスプローラの不具合じゃないのかなぁ。そんな状態だから、取り外しもうまくいかず、何回も再起動。データベース開発用のソフトも何か調子悪そうだったので、再インストール。そんなことやってたら、データベースいじり自体がほとんど進みませんでした。まぁ、明日から頑張ろう。今日は、Nさんの博物館の館長さんの誕生パーティで、何故か自分もおよばれ。またアルコール(どっちも軽くだけど)。そんなに遅くならないうちに、切り上げました。食べ物もあったので、夕食代が浮きました。その後、泊めてもらうNさんちに移動、先日のWさんち同様、ネットは常時接続(ただしNさんちはケーブル)。1メガの添付ファイル付きメールもなんのその、サクサクとまではいかなくても、なんということなしに受信…って添付ファイルつきのメールが随分溜まってるよ…土曜から今日まで3日間受信しなかっただけで、6メガのメールボックスがパンクしてました(警告メールが来てました)。たまたま集中したということにしておこう(笑)。で、結局そのメールの返事を2時頃まで書き続ける、というおバカなことをしてました。さて、寝よう寝よう。20日(火)、やっぱり買い物苦手だぁ。着替えが足らなくて、シャツを買わなくてはいけなかったので、寄生主(笑)のNさんに付き合ってもらって店を何軒かまわりました。2軒目を出たくらいから、「あ〜、もういいや〜」と投げやりモード。自分に必要なものなのに、疲れているのに一緒にまわってもらっているのに、ワガママです。「選ぶ」という行為が面倒なんでしょうね、多分。普段も、必要にせまられないと買い物に行かないし。こんな状態でも、なんとかNさんに後ろからケリを入れてもらって必要なものは揃った模様。ありがとうございます。いつも助かります。ちなみに、今日の仕事もやっぱり予定通り行かず。データベース以外のことばかりやっている気が…。xpが不安定で、作業以前の問題です。21日(水)、50ストティンキに新顔が。NATO加盟の記念コインなんでしょうかねぇ。どこで買い物した時のおつりなのか全然覚えてませんが、ポケットに入ってました。折角だから、使わずに取っておこうかな。さて、今日の足取り。午前中の仕事はそれなりに進みました。お昼は、Nさんが常駐している博物館の人に呼ばれてたので、昼食はそこで。ビールを結構飲んだなぁ。ノートパソコンを見て欲しい、ということだったので、動作確認。CDをうまく読まない、ということで、見てみると、ピックアップ部が変なところに移動しっぱなしだぞ、あまりやりたくないけどホームポジションに強制移動。なんかそれで読むようになったみたい。ソフトをインストールしてくれ、と言われたので、動くようになったドライブにCD挿入、インストーラを起動すると、途中でエラー。クリーニングが必要、みたいなことが書いてあったので、とりあえずCDを軽く拭いてトライ、うまくいったようです。その後、この博物館のパソコンいじってたり、横笛を軽く披露してたりしたら、帰る時間になってしまいました。博物館を出たところで、Nさんの同僚の人たちに、カフェに誘われたので一緒について行きました。ビール1杯で、随分ねばったぞ。夜は夜で、じゃっきぃちぇんのアクションものの映画がテレビでやってたので、かなり真剣に見てしまった(笑)。そんなこんなで。1日終了です。22日(木)、お昼にスイカを食べました。昨日と同じ人にお呼ばれです。昨日、話には聞いていたんですが、シレネというしょっぱいチーズと一緒に食べることを初めて試しました。結果は「美味しい」。しょっぱい、というのがミソですね。スイカを食べる時に、塩を振ったりしますよね。あんな感じです。今日もまた昼からアルコール摂取、呼んでくれた人の家の自家製ラキヤ、更にNさん持参の泡盛。ブルガリアで、まさか泡盛が飲めるとは。それにしても、強い酒ばかりやなぁ。もちろん、チェイサーのジュースも飲みながら、です。こんなんだから、午後は使いモンにならんかなぁ、と思ってたら、暑くて汗でアルコールが抜けてしまうんでしょうかねぇ、普通にデータベースいじってました。今日は17時半頃に仕事終了。明日1日では、目標のところまでは…ちょっと厳しいなぁ…。23日(金)、夜中、すごい雷でした。30分以上鳴り続けてたと思います。こんな中、果敢にもシャワーを浴びようと思ったら、お湯が出てくるのを待っている間に断水になりました。頭や体を洗い始める前でよかったけど、今日は汗臭いまま寝なきゃ。ベランダで雷がおさまってくるまで観賞、こんな日にはドラゴンが見えることがあるらしいんですが…見えないなぁ…。部屋に戻って、小説を少し読んで寝ました。あ、今日でプロヴディフでのデータベースの作業は終わりです。明日もやりたかったけど、博物館が開かないのでどうしようもないです。あとからあとから問題が見付かり(事前に下調べが足らないだけ)、結局目標としてたところまでいかなかったので、残りは帰ってからサポート。24日(土)、ヒサールの温泉、最高。というか、湯船に入れることの幸せ。昨日、シャワーを浴びれなかったので、なおさらです。というわけで、今日は温泉に行って来ました。9時頃のバスで、寄生主(笑)のNさんと一緒にプロヴディフから北上、1時間かからずに、ヒサールという街の都市間バス発着所に到着。まずは観光、以前行ったことのあるプリスカやヴェリキ・プレスラフのように、街が壁で囲まれています。ただし、広さはそんなにありません。壁の内側は旧市街、外側は新市街と呼ばれているようです。壁に沿って移動したりしながら、遺跡を見て回ります。壁画のきれいな古墳があるというので行ってみましたが、残念ながら開いておらず。また次の機会に。街を囲む壁の中で、一番有名な南門辺りから、街の中心に向かい、歴史博物館見学。以前ここで、同行のNさんと自分の共通の知り合いであるIさんが仕事をしていたので、博物館の人に、かなり丁寧に説明してもらえました。入館料もタダ、更に、多分ここでしか手に入らないであろう、英語と日本語で書かれたヒサールの地図までもらっちゃいました。何から何まですみません。その後、Iさんが住んでいたアパートの近くで昼食、そして、その近くの温泉へ。詳細は愛好会の活動記をご覧下さい。温泉を出たら、まだ見てない北側の壁を見ながらバス発着所へ。アイスクリームを食べながらバスを待ち、15時発のバスでプロヴディフに戻ってきました。スタラザゴラ行きのバスが出るまでまだ時間があるので、Nさんちで温泉のことを下書き、18時頃にアパート出発。長い期間、お世話になりました。スタラザゴラに来た際は、どうぞ我が家をご利用下さいませ(笑)。プロヴディフの「北」都市間バス発着所を18時25分に出るバスに乗車、見送りまでしてもらって、Nさん本当にありがとうございまいした。この恩は(以下略)。20時頃に自分のアパート到着、洗濯をしようと思ったら洗剤がない、明日買って来なきゃ。25日(日)、お昼にスコールのような雨が降りました。降り始め、まだ太陽が出ているのに、大粒の雨、日光を反射して、真珠が降ってきているようでした。…なぁ〜んてこと書くから、B型のうお座はロマンティストだなんて言われちゃうんですよね。全然そんなことないんですが。今日は家でゆっくり、洗濯したりメール書いたりしてました。明日からしばらくは日常が戻ってきます。金曜日からヴァルナなので、木曜日までなんですが。データベースを何とかしないと…。

2004年7月12日(月) 週末は遺跡巡りでした。
5日(月)、♪きょ〜ぉも〜こりずに〜やさ〜い〜ス〜〜プ〜(マイウェイに無理矢理のせて)。3日分くらい出来上がりました。今日は、トマトとキュウリも一緒に買って、塩を振ってみました。あと、果物はバナナとモモ。バナナまだ食べてませんが、モモはちょっと時期が早かったんかな、甘味がいまいち、実もちょっとかたい。動物性のものは、スープの素に入っているらしい鶏エキス(?)くらいかな。家で食べる時は、ベジタリアンっぽい今日この頃です。一応昼は肉を摂るようにしてます。6日(火)、恥ずかしい…。家で横笛の練習をしてたら、アパートの管理費集金の人が来ました。最初全然呼び鈴の音に気付かず、ピャラピャラ吹いてたんですが、息継ぎをする時に、どうもビービー音がする、何だろう、としばらく考えて、あ、ベルの音だ、と気付きました。慌てて扉を開けたら、集金の人がいて「笛を吹いてるのが聞こえたから…」みたいなことを言われてしまいました。どうもお待たせしました。6月分、2レヴァ。ご苦労様です。7日(水)、とうとうテレビを買ってしまいました。どうせあと1年半もないんだから、と思って、中古屋さんで物色。20型くらいのかな、160レヴァで購入。使わないと思うけど、一応外部入力が付いてるものを選びました。お店で画像チェック、大丈夫そう。ケーブルテレビじゃなくって、アンテナで見るんだ、という話をしたら、2つのチャンネルしかないぞ、なんでケーブルにしないんだ、みたいなこと言われたけど、だってねぇ…ケーブル会社にできない、って言われちゃったからねぇ…。そのお店では、アンテナを扱ってなかったので、別の店で買ってきて、そのアンテナでも画像チェック。なかなかチューニングがうまくいかない…実は弱電界地域なのかな、ブースタ付きのアンテナのほうがいいかな…。家で試してみてから考えよう。そんなわけで、家からそんなに遠くないお店だったけど、タクシーを呼んでくれるというので、家までタクシーで。アパートに入ると、ちょうどおばちゃんがエレベータのところにいて、乗りな、みたいなことを言ってくれたので、お言葉に甘えてエレベータへ。扉の開閉までしてもらって、どうもありがとう、おばちゃん。部屋に入って、早速設置、やっぱりヘボい室内アンテナではよろしくないなぁ、2つのチャンネルのうち、1つは何とか見られるレベルにはなるけど、もう1つはかなり厳しい…。アンテナを考えなければ…。ベランダに屋外用のアンテナ付けてケーブル引き回すのがいいんだろうけど、どうもケーブルテレビの漏れ電波を弱いながらも拾っているようなので、うまくすると契約なしに何チャンネルか見れるかも知れません。そうなると、室内アンテナのブースタ付きのやつだなぁ。まぁ、色々試してみます。8日(木)、ふむ、何もなかった1日でした。明日からの旅行の話を聞いてる時に、帽子が必要だ、と言われたので、帰りに買ったくらい。そう、今日の夕方になって、ようやく旅行の話を聞いたのでした。もっと危機感持とうよ、自分。詳細を聞きそびれたら、行けなくなるでしょ。今回は聞けたから良かったけど。まぁそんなわけで、明日の集合場所と時間を確認、5時45分だって…早っ。9日(金)、スヴェシュタリの世界遺産、行っとくべきです。トラキア人(王?)の墓。かなり良い状態で保存されてます。というか、金かけてます。ブルガリアっぽくない(笑)。3つのモギラ(古墳、って訳せばいいかな)の中を見られるんですが、一番大きいモギラは、なんと入口が自動ドア。一番奥の中心の部屋の出入口も自動ドア。金かかってます。これでも、入場料は3レヴァ(一番大きいモギラのみは2レヴァ)。ちなみに今回も博物館関係者ということで、無料で入ることができました。ラッキー。14〜15人のグループでガイド付き(ただしブルガリア語だったのでさっぱりわからない)、ぐるっと回って15分くらいかな、すっかり観光客気分です(いや、観光客なんだってば)。というわけで、もっと小規模のツアーかと思っていたら、40人くらいの大所帯旅行でした。…一応今日の足取りなどを書いておこうかと。5時45分集合、6時過ぎに出発、2時間弱でガブロヴォ到着、30分くらい朝食タイム。バスの中ではほとんど寝ていたので、ヴェリコタルノヴォを通過したことも気付かず、次の休憩場所ポポヴォへ。20分くらい休憩、そしてラズグラッドへ。運転手が正確な場所を知らないらしく、何度も人に道を訊いてようやく博物館に到着、前に1週間ほど来ていたところ、久し振りです。ここラズグラッドで仕事をしているKさんから事前に連絡をもらっていた(博物館には人がいないから遺跡に来てちょーだい、とのこと)ので、スタンプラリーのスタンプを押してもらう人は押してもらって(ブルガリアにも100名所巡りみたいなのがあるんです)トイレ行く人は行って、庭にある発掘物の説明を軽く聞いた後(一応人はいた)、博物館裏手の遺跡アブリトゥスへ移動。無事Kさんに会うことができました。駆け足ツアーなので、ゆっくり話せませんでしたが。そして、街の中心のほうで昼食、午後は民俗博物館を見た後、スヴェシュタリへ移動。爆睡してて、起こされなきゃ着いたの気付きませんでした…。ここでのことは、冒頭に書いた通り。そして、近くの山小屋へ移動。今日の宿泊場所です。着いて荷物を置いたらすぐにまた外へ、近くのモスクへ。途中の道の木に、いっぱい布が巻き付けてあったんだけど…なんでしょうね…(追加情報:この時行った場所は「ディミル・ババ・タケ」と言い、ムスリム(イスラム教徒)の宗派の1つ、アリアネッツたちのマナスティル(僧院)で、木の枝に結んだ布は、彼らの習俗で、健康と幸せを願って結ぶんだそうです。情報提供Thanks!>510さん)。入口から入ってすぐのところに、恐ろしく澄んだ水が流れてました。…聖なる力?中の建物には祭壇がなく、部屋の中央に人(いや、人じゃないのかも)が仰向けで寝た状態を形どったものがあるだけ。周囲の塀の内側には、運試し(?)が2つ、斜めに削り取られた穴に、小石が落ちてこないように投げ入れるものと、2つ開いた穴に、少し離れたところから目をつむって近づき、両手の人差し指を入れる、というもの。あ、あと、建物の近くに人が寝られるようになっている石があって、みんな寝てみたり、その石を触って瞑想したりしてました。…聖なる力?あと、この近くの山の岸壁面に、動物らしきものが刻んでありました。マダラもこんな感じかな。宿に戻り、夕食、みんな自分で食材を持って来てるんですねぇ、外で座ってたら、サラダやら卵やら芋やらラキアやら色々出てきて、なぜか一緒にご馳走になってしまいました。どうもです。適当に切り上げて、今度は自分の博物館の人たちがいる部屋へ。ちょこっとつまんで、部屋に戻り、シャワーを浴びて寝ました。10日(土)、今日もよく歩きました。今日の目玉は、世界遺産でありながら、ブルガリア三大つまらない名所に挙げられている「マダラの騎士像」です。入場料は、団体でごちゃっと入ってなんだかよくわからないまま結局払わず。岩があるほうに歩いていくと、バグパイプらしき音が聞こえてきました。つられてそっちに行ってみると、いました、ガイダを吹いているおじぃちゃんが。間近で、しかも結構長い時間続けて聞けたのは初めてかも。笛を売ってて、思わず買ってしまいました。エタルにあった、カヴァルもあったんですが、まだ早い、と思い、それよりも小さい笛にしました。でも、口の部分はカヴァルと同じような構造なので、良い練習台です。さて、目的のレリーフは…と岩に沿って歩いていくと、ありました。確かに、期待をしていくと裏切られます。前評判を聞いててさえ「あ?これ?」みたいな感じでしたから。スヴェシュタリのレリーフのほうが大きいぞ。さっきのガイダのおじぃちゃんを無形世界遺産にしたいくらい。ここで、集合時間までまだ時間がありそうだったので「крепостта(クレポスッタ、城という単語に冠詞がついたもの)」と矢印があるほうに1人でフラフラ行ってきました。途中から、山道というか岩場道になり、これ以上行ったらヤバイ(色んな意味で)というところで引き返しましたが、そこからの景色はとても良かったです。でも、あとから地図を見てみたら(もう二度と来ないかも知れないのに、マダラと、このあと登場するプリスカと、明日行く予定のプレスラフの地図購入、地図ヲタク)、さっきの騎士像の上辺りに山城があり、これが結構見応えありそう。うーん、しくじった。無理してでも行ってみればよかった。まぁ、もし次に来ることがあったら、その時の楽しみ、ということで。そんなわけで、レリーフは、すっかり影が薄くなってしまったのでした。さて、ここまでで結構長くなってしまったけど、昨日と同じように足取りをば。朝、8時過ぎくらいに宿を出発、イスペリフ市内の博物館を目指します。ここでも現地の人に道を訊きまくりながら到着、で、まだやってない(8時半前に着いた)、ちょっと待ってると、関係者らしき人がやって来て、今展示物はセンターの違う場所にあるから、そっちへどうぞ、とのこと。段取り悪すぎです(笑)。で、教えられた場所へ行ってみると、確かにやってました。でも、本当の開館時間は10時らしいぞ…博物館関係の人、ごめんね。とりあえず、見せてもらえるので、ぐるっと見て外へ。少し自由時間があったけど、軽くプラプラしただけで、バスの近くでパン食ってました。さて、次の目的地はプリスカという街。ブルガリアの一番最初の首都だったらしいですが(自分が聞いたことが合っていれば)、街全体が壁で囲われています(地図上では。実際はわからなかった)。その中に、さらに壁で囲われたところがあり、まずはその中にある博物館へ。ここでも、なんだかよくわからないまま入場料を払わず終い。絵葉書買ったから許してね。展示は、この場所にあったらしい建物の復元模型があったりして、なかなか興味深かったです。そのあと、実際に外を見て回りました。やっぱりスケールがでかいですね。かくれんぼしたら、なかなかみつからなさそう。小さいほうの壁から少し離れたところにあった「Голямата базилика и манастирски комплекс(大きな、バシリカ(裁判や集会に用いた長方形の建物)風の教会堂と修道院の集合体、とでも訳したらいいのかな)」が、復元されたものではあるけど、きれいでした。これにてプリスカをあとにし、一路マダラへ。バスで結構山道を登り、入口に到着、昼食がまだだったので、ケバプチェとパンを放り込み、更に山登り。マダラについては冒頭の通り。かなり汗をかくので、水の消費量が半端じゃありません。アイスクリームも食べてしまうんですけど、逆に喉が渇くんだよなぁ〜。わかっちゃいるけどやめられない(笑)。マダラからは、すぐ近くのシュメンという街に向かいます。今日の宿泊地。ホテルへ行く前に、有名だと思われるモスクを見学、1枚1レフもする絵葉書を高いと思いながらも買ってしまいました(絵葉書ヲタク)。ここでもアイスクリームを食べてしまい、糖分摂り過ぎです。その後、また道を訊きながらホテル到着、汗でかなり気持ち悪かったので、サクッとシャワーを浴びました。これを書いたりちょっと仮眠したりしてから、職場の人たちと街の中心へ。当然閉まってるけど博物館に行って(ちなみに土日休みらしいので、明日も見られない)、その後夕食。同僚の人が注文したポテトフライが忘れられていたらしく(ブルガリアではよくあること)、えらく時間のかかった夕食でした。後半は寝てたよ…。そんなわけで、ホテルに戻ったのは12時半頃、すぐに寝ました。11日(日)、無事旅行から帰って来ました。2泊3日で、何箇所遺跡を巡ったんだろう…結構強行軍だったような気がする…。今日は特に「これは目玉!」というのが思い当たらないので、順を追って、足取りを書いてみます。朝7時頃だったかな、起床、確か8時頃にホテルの入り口辺り集合だったはずだけど、その時間くらいからシャワーを浴びだす同室の人たち…おいおい…。で、まぁ、いつものように遅れ気味に出発、最初の目的地はШуменска крепост(シュメンの城、とでも訳せばいいかな)。マダラの山城とは違い、すぐ近くまでバスで行けます。なんかやっぱり規模が大きいですねぇ。しかも、山の上だから、景色もきれい。ここでは博物館にも行きました。そうそう、ちゃんと入場料払おうとしましたよ。なんか悪い気がして。そしたら、自分の前にチケットを買おうとしていた人が一緒に買ってくれました…。外国人だから高いでしょ?…ってブルガリア人になりすますことができるIDカード持ってるから同じ料金だよ…。しかも細かいお金の持ち合わせが丁度なく(大きいお金をくずそうという意図もあってチケットを買おうとしたのもある)、その人にお金を渡すこともできなく…。かえって申し訳ないことをしてしまったような気が。…まぁまぁ、気を取り直し、次の場所へ。山の上にある記念碑です。自分の住んでいるスタラザゴラにも似たような記念碑がありますが、シュメンのほうが規模がでかいです。景色もいいねぇ。そしてここでも団体行動は乱れ、出発予定時間を過ぎて出発、次はヴェリキ・プレスラフという街です。ここは、昨日行ったプリスカの次にブルガリアの首都だったらしく(自分が聞いた説明が合ってれば)、やはり壁に囲まれた都市です。といっても、プリスカよりもその形ははっきりしてなく、外側の壁はさっぱりわからず、内側の壁も、あまり保存状態は良くないようです。とりあえず、街で昼食…とは言っても入った店が食べ物扱ってないところで、あんまり腹も減ってなかったのでビールとつまみで終了。バスに戻る途中、街の教会に立ち寄り(丁度儀式の途中だった、そうだ、今日は日曜日だ)、集合場所へ。ここでも普通に遅れて出発、内側の壁近くにある博物館へ。ここには、自分の職場の博物館の人の知り合いがいるらしく、無料だよ、とのことでしたが、募金箱があったので、細かいのを放り込んでおきました(偽善者)。暑くてだいぶだれてたんですが、貴金属の展示はちょっと良かったですね。入り口の扉が、まるで銀行の金庫みたいで、そうとう頑丈そうでした。多分、普段は一般公開してないんだろうなぁ…。その後、博物館の近くの教会を見学、さらにその近くの発掘現場を見学。干からびそうになりながら、見学終了、バスに乗車。一路、スタラザゴラを目指すんですが…やっぱり道を聞きながらなんですね、この運転手。途中寝てたりしたので、詳しい経路はわからなかったんですが、起きてる時に地図を追ってみると、どう考えても遠回りしている道を通っているんですよね…。もしかしたら、近い道は渋滞するから、とか、工事中だから、とか、何か理由があるのかも知れませんが…。まぁ、そんなこんなで、20時頃にスタラザゴラに戻って来ました。さすがに疲れたんですが、家に帰ってテレビをつけてみると、おぉ、バレーボールやってるじゃないですか。日本対ブルガリア。思わず見てしまいましたよ。結果は残念ながら惨敗。うーん、残念、と思っていると、続いて土日にプロヴディフで行われたテニスのフェドカップのダイジェストが始まりました。おぉ、日本頑張ったやん。現地へ応援に行けなくて残念。その後、何やら空模様が怪しくなり、花火みたいな雷が鳴り出し、しばらく観賞、結局寝たのが12時…。ふむ、明日は早めに寝よう…。12日(月)、昨日に引き続き、夜に雷。今日もなかなかすごい勢いです。昼間晴れ過ぎだって。乾燥し過ぎだって。そりゃあ、お空も摩擦電気ですよ(意味不明)。…暑さでおかしくなってきてるかも。今日は、帰りに辞書を買ってきました(辞書ヲタク)。前買ったのと同じ会社のですが、上下巻に分かれていて、語彙数が多く、多少字も大きくて見易い。今日は勃英だけですが、いずれ英勃も…。あと、スーパーにも寄って、ちょっと買い物。以前何度か買って「こりゃあうめぇ」と思った8%のヨーグルト、今日もありませんでした…。生産中止かな…。そんな感じの1日でした。
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バスの扉について。話にはちらっと聞いていたけど、まさかなぁ、と思っていたことが本当でした。長距離バスはそんなことないんですが、市内バスは、運転手に一番近い扉を開けっ放しで走ってます。暑いからなんでしょう、気持ちはわかりますが…危ないやん(笑)。

2004年7月4日(日) 6月分を別ページにしたので、6月の最終週の分はそちらをご覧下さい。
1日(木)、今日から写真家のおばちゃんがバカンスで黒海に行っているので、ほぼ毎朝のお茶会(笑)はしばらくありません。今日はお金をたくさん使った日でした。お札を何枚か持ってたはずですが、家に帰る時に手元にあったのは、たったの13ストティンキ。5ストティンキ硬貨2枚と2ストティンキ硬貨1枚と1ストティンキ硬貨1枚。水を買うこともできません。職場で、来週末の旅行の代金を払い、お昼にCD-R購入、帰る途中スーパーで買い物、更にスペアキーを作ったら、すっからかんになりました。そうそう、また鍵を作りました。前に作って使えなかったやつ。リベンジ。店の人は、もしダメだったら持ってきてね、みたいなことを言ってくれましたが…ちょっと遠いところにある店だから、面倒だなぁ。できた鍵を見てみると、前回作ったものと同じっぽい。うーむ、今回もダメかな、そう思いながら、家に帰って鍵穴に差し込んでみると、おぉっ!差し込めるじゃないですか、ちょっときつい感じもするけど、ちゃんと回るし。よしよし、と思って鍵を抜こうとしたら…ぬ、ぬけん…。かなり焦りましたねぇ。扉の外側に鍵が差し込みっぱなしって、かなり間抜けじゃないですか。しばらくガチャガチャやってました。そして、力ずくではダメなことがわかり、コツを発見。一度うまくいけば、あとはなんてことないです。とりあえず、これでスペアもできたことだし、もし何かあっても何とかなりそう。ちなみに、前回作った鍵はもちろんだけど、今回作った鍵も、内側からは鍵がかかりません。扉にはもう1つ鍵があるからいいんですけどね…。何で外からは回せて、内側からは回せないんだろう…。2日(金)、なんか疲れた日だったなぁ。昼休みに出ずっぱりだったからなぁ。まず郵便局へ行き、荷物発送。今までにない高額送料。中身の約7倍の20レヴァ。この前払った電気代と同じやん。ちなみにEMSで送ると70レヴァだそうです。合掌…。あと、日本への荷物発送第2弾のための小箱を買い、次に銀行へ。当面の生活費を下ろしたんですが、ここで30分くらいかかりました。まぁ、昔の1日がかりに比べたらマシか。続いて携帯の料金を払いにMtel(携帯電話会社)へ。今回は30レヴァ。結構使ったなぁ。あとは、トーストを胃に放り込み、職場に戻って昼休み終了。午後は午後で、例のプレゼン用だと思われる写真の説明を館長から聞いて(これがまた早口で何を言っているのかわからない)、写真にその説明文を入れる作業をしてました。仕事終了時間近くにようやくできて、さてCDに焼こうとしたら…焼けない。なんでだー。xpと2000ではフォーマットが違うのかー。マルチセッションエラーとか出てたから、いつの間にか閉じてたのか?いや、このCD焼いたの自分だし、変なことやってないから…、xpのライタのせいにしておこう。この時すでに館長はいなくなっており、事情を説明できないまま終了。月曜日にデータを渡そう。家に帰って、懲りずに野菜スープ作って、横笛の練習して、洗濯して、折り紙して…あ゛ー、なんか追われてる(笑)。日付が変わる前に寝ました。3日(土)、ガブロヴォという街の中の、エタルという地区へ行って来ました。移動があわただしくなるけど日帰りです。8時10分のバスで出発、途中カザンラクで休憩、ガブロヴォまで2時間半もかかりました。しかも、都市間バス発着所ではないところで降ろされました(といってもすぐ近くだったらしい)。乗務員のおっちゃんが近寄ってきて、何か言いたげだったので「ガブロヴォ?」と聞いたら、そうだ、みたいなジェスチュアをされました。あからさまに外国人だから、ブルガリア語を話しても通じないと思って何も言わなかったんでしょうね。そそくさとバスを降りて、エタルに住んでるSさんに連絡、市内バスでも行けるけど、バス乗り場まで行くと間に合わなそうな時間のようなので、タクシーで行くことにしました。適当に手をあげてると、人が乗ってるタクシーが停車、どこまで?って言うから、エタルまで、と答えると、今乗ってる人たちはセンターまでだから乗って(エタルはセンターを抜けて更に向こう)と言われ、便乗。日本じゃ、タクシーの相乗りってあんまり聞かないですよね…。とりあえず、エタルまで4.9レヴァ。5レヴァできちんと10ストティンキおつりをくれました。紳士なタクシーや〜。タクシーを降りると、Sさんもちょうど外に出ていたようで何事もなく会えました。とりあえず、本来の目的である、Sさんのメールの設定をするために部屋にお邪魔します。諸般の事情でまだホテル住まいなんですが、このホテル、なかなか良い感じです。さくっと作業終了、昼ご飯を山の斜面にあるカフェでとりました。はるばる…ということで、Sさんにおごってもらっちゃいました。どうもご馳走様です。その後、Sさんの職場である屋外博物館を見てきました。受付で「スタラザゴラの歴史博物館で働いてるんだけど」と言ったら、タダで入ることができました。ラッキー。このエタルの博物館は、博物館とは言っても、一般的な博物館とは趣が違います。敷地内に職人さんたちの工房が点在しており、できたての民芸品をその場で買うことができます。自分も楽器屋さんで、木の笛を買いました。吹くのにコツがいる笛で、なかなか音がでません。次に行く時までには吹けるようになってるといいな…。ちなみに、この楽器屋さんに、憧れの楽器「ガイダ」がありました。吹いてみたい…。帰りのバスの時間もあるので、少々駆け足での見学、次回は時間に余裕を持って来たいと思います。帰りも、市内バスだともしかしたら間に合わないかもしれないから、タクシーで。ホテルのフロントで呼んでもらいました。ほどなくタクシーが到着、Sさん、どうもお世話になりました。都市間バス発着所までは5.03レヴァ、3ストティンキを出そうとポケットを探っていると「5レヴァでいいよ」と言われました。紳士なタクシーや〜。スタラザゴラ行きのバスは、既に到着しており、乗務員っぽい人に話をしたら、チケットは窓口で買ってね、と言われたので、言われた通りにして、乗車。久し振りに太陽に当たり過ぎて疲れたのか、ほとんど寝てました。スタラザゴラ市内に入ったところで乗務員の人に起こされ(笑)、バス発着所かセンターか、どこで降りる?と言われたので、センター、と言っておきました。実際止まったところは、センターの端っこだったんですが、自分の住んでいるアパートのすぐ近くで、これまたラッキーでした。ここまで2時間かからずに帰って来れました。行きとは大違いです。近くのスーパーで買い物をして帰宅、疲れたので、ものすごく早く寝ました(確か22時前)。4日(日)、ひたすら折り紙な日曜日。そんな日があってもいいんじゃないでしょうか。もらい物のユニット組み立て式の折り紙を作ってました。長方形の紙を、折り方は単純だけど404枚組み合わせて作る白鳥。昨日までに177枚折って組み合わせてあったのに加えて、今日だけで157枚折って組み合わせ、白鳥の形は出来上がり、あとは台座の70枚で完成です。指先が痛いです。ちょっと休憩を下さい(笑)。でも、次の週末までには作り上げたいですね…。完成したものを見たい人います?希望者がいれば、写真とってサーバにアップしておきます。


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