2000年12月分のつれづれです。


2000年12月26日(火)のつれづれ
また車を押す羽目になった。昨日の帰り道のことである。先日、雨の中側溝にはまった車を押した裏道での出来事である。雪があがったところを見計り、会社を出た。お泊まり介護の日だったので、早めに出たのだが、道は既に大渋滞、裏道の入り口に差し掛かるまでずいぶん待った。ようやく裏道に入ったものの、道はシャーベット状態で、所々凍り始めている。慎重に原付を走らせていると、なにやら前の方で車のテールランプが見える。ここでも渋滞かよ、やれやれ、と思ったのも束の間、事態はもっと深刻だった。坂道を登れなくなったトラックが立ち往生していたのである。頑張ってのぼろうとしているものの、タイヤが空回りして、少しのぼってはまた下がる、の繰り返し。しばしボーッと見ていたが、このままでは埒があかないので、後ろから来た原付の兄ちゃんたちと一緒に押すことに。足場も悪い上に荷物を積んだ宅急便のトラックだったので、無理かなぁと思っていたが、何とか自力で進めるところまで押し上げた。みんなへとへとになりながら、先に行くと、少し進んだところでまたはまっていた。今度はさっきより坂がきついらしく、なかなかのぼらない。トラックの後ろは大渋滞。そうこうしていると、上から融雪車が降りてきた。親切な作業員の人で、自分の車をスリップさせながらも、融雪剤を大量にまいてくれた。融雪車が登れるのを見届けた上で、今度はトラックを押してみた。難なくクリア。やれやれ、一件落着である。・・・これだけだったら、前回とそんなに変わらない珍事だったのだが、今回はさらに偶然が重なった。二度目の坂で足止めをくらっている時に、どうしてももう一度会わなくてはならない人にバッタリ会った。トラックの後ろについていた車の中の一台だったようだ。騒ぎに気付いて車から出てきたところで顔合わせ、「お?どっかで会ったことねぇか?」と言われ、最初はわからなかったが、すぐ思い出し、数年ぶりの再会となった。この人には、返さなければならないものがあったのである。最初に会って、そのときから借りっぱなしだったものを。まさかこんな場で会うとは思わなかった。騒ぎが一段落したあと、自分のアパートの近くまで来てもらい、無事に借り物を返すことができた。何年か越しの胸のつかえがおりた思いである。トラックを見捨てて、素通りしていたら、出会えなかった偶然。世の中不思議である。
※裏道を通るトラックドライバーの皆さん。チェーンは常備しましょう。でないとはまります。

2000年12月22日(金)のつれづれ
昨日、突然具合が悪くなった。人と食事している最中に。立ちくらみのひどい時のように視覚がなくなり、鼻をかみすぎた時のように聴覚がなくなった。それが2回も。1回目はなんとかトイレに逃げ込み、冷や汗がひくのを待つことができたが、2回目はたとうとしたらもう遅く、動くこともできなかった。冷や汗が毛穴からプツプツと出てくるのがわかるくらい、汗をかいた。周りの人(一緒に食事に行った人、店の人、他の客)の声は良く聞こえたし、何を言っているか理解もできたので、意識ははっきりしているのだが、なにせ身体がいうことをきかない。さすがに「やばい、このままでは倒れる」と思った。が、ちょっと下を向いていると落ち着いてきたので、外の風に当たろうと思い、店の人に付き添われながら外に出た。夜風に当たっていると、ようやく我を取り戻してきて、ひどい失態をしてしまったという自責の念が強くなってきた。どうして自分はいつもこうなんだろう。狙ったように、人に迷惑をかけるタイミングで具合が悪くなる。ストレスのせい、と言ってしまえばそれまでだが、それ以上に自己管理が甘いのだろう。もう救いようがない。人付き合いを最小限にしようとしているのには、こういうことがあるからという考えが意識下で働いているのかも知れない。結局、弱い自分に負けているのである。店の人にも、他の客にも、何より家までタクシーでついてきてくれたnさんに、大変迷惑をかけてしまった。この場を借りて、お詫び申し上げます。 本当にすみませんでした。過ぎてしまったことを謝ってもしょうがないんだけど…。

2000年12月20日(水)のつれづれ
昨日、人助けらしいことをした。降りしきる雨の中、原付で裏道を通って帰っている途中のこと。裏道というだけあって、道幅は狭く、譲り合わないと車がすれ違えないような道。前を走っている車が対向車をよけようと路肩に車を寄せると…「バキッ」と嫌な音がした。 道路脇の溝に落ちたらしい。左前のタイヤは、溝にはまって完全に浮いている。が、幸いなことにタイヤのすぐ後ろに1枚だけコンクリートの蓋がある。ちょっと下がればタイヤが乗りそうだったので、車の運転手に「下がれば抜けられそうですよ〜」と言ってみた。しかし、エンジンをふかせどふかせど、タイヤがすべるばかり。無駄だとは思いながら、前からおしてみたが、やっぱり抜けられない。「JAF呼んだ方がいいですよ〜」などと勝手なことを言っているところへ、協力的な兄ちゃんが来た。で、2人して押してみたが、やっぱりだめ。そこへもう1人、外国人風の男の人が来たので、3人で押してみた。すると…なんとかなるもんですねぇ、車が溝から抜け出られました。運転手、感謝することしきり。車を押したほうは、お互い会釈して別れたので、どこの誰だか全然わからないけど、なんか心暖まる一場面でした。…間接的ではあるけれど、原付で煽り気味に走っていたのも原因??(自爆)

2000年12月8日(金)のつれづれ
借りていた本を読み終えた。「ホワイトアウト」。映画でおなじみの人のほうが多いかもしれない。その原作を、会社の人から貸してもらって読んだ。またしても、感動してホロホロッときてしまった。スピーディーなストーリー展開もさることながら、人物の心情描写が非常に巧みだ。仕事の合間を見て読んでいたのだが、話にぐいぐい引き込まれてしまい、途中で読むのをやめて仕事に戻るのがすごく嫌だった。一番最後の辺りなどは、自分があたかも登場人物であるかのように感情移入して読んでいたので、読み終えて仕事に戻るのが本当に億劫だった。頭がホワイトアウトしたままだったので、ボーッとしていた…あ、つまり、頭の中が真っ白だった、ということです。これ、一応オチ。今は、本を貸してくれた人に貸すべく、宮部みゆき著「クロスファイア」という本を読んでいる。これも映画化されているが、自分はまだ見てない。原作を読み終えてから見たいと思っている。「リング」や「パラサイトイヴ」や「死国」は、原作の方が面白かったが、クロスファイアはどうだろう。楽しみである。

2000年12月5日(火)のつれづれ
前回のつれづれに引き続き、お昼のラジオ情報。今日は「お風呂」の話。湯船につかる人の、朝晩の入浴の仕方。朝は、熱めのお湯に入り、目を覚ますべし。晩は、ぬるめのお風呂にゆっくりとつかり、一日の疲れを取り、眠気を誘うべし。朝入る場合も、晩入る場合も、コップ一杯の水(あるいは水分)をとってから入浴すべし。お風呂を上がった後、冷えたビール、といきたいところだが、冷たい飲み物は血行が悪くなるので、飲むなら温かい紅茶か緑茶、あるいはホットミルクにすべし。なぜか語尾が「すべし」。でも、一度お試しあれ。私も試してみます。


今月のつれづれへ | 過去のつれづれ一覧へ | 目次へ