技術科目のレビュー(らしきもの)
- 第1問
- (1)
- CMI(Coded Mark Inversion)符号は、0のとき極性をビットスロットの中でマイナスからプラスに変化させ、1のときはビットスロットの中では極性を変化させない方式。ただし、1の極性はマイナス、プラス、マイナス、プラス、・・・と交互に変化させる。
- (2)
- OSI参照モデルの物理層の主な機能
- 最下位に位置づけられる層であり、コネクタの形状、電気的特性、信号の種類、伝送速度等の物理的機能を規定する。情報の授受はビット単位で行われる。代表的なプロトコルとしては、モデム信号の管理やRS-232C等がある。
- (3)
- バス形
- ネットワークを構成する各端末(ノードともいう)をバスと呼ばれる幹に相当する伝送路に枝のように接続した構成である。システム全体を制御する装置や、データを中継する装置が不要なため、一部の端末に故障が生じてもシステム全体への影響が少ない。
- (4)
- HDLC手順
- データをフラグという特定のビットパターンで包んだフレーム単位で伝送する方式
- 任意のビットパターンを伝送することが出来る
- (5)
- コンピュータ平均サービス時間 H
- 単位時間当たりのメッセージ到着件数 P
- 端末機数 N
- 端末の利用率(ρ)=(P×H)/N
- 第2問
- (1)
- パケット交換網では、発信端末と着信端末の間で伝送制御手順及び通信速度が異なっていてもよい。
- (2)
- ウィンドウ制御方式は、連続して送信することのできるパケットの数(ウィンドウサイズ)を定め、受信側から送信の許可(RRパケット)がくるまでは、ウィンドウサイズ以上のパケットの送信を制限する方式である。
- (3)
- H0チャネルは384kbit/s
- 24B/Dの場合は、H0チャネルを4個まで混在させることができる
- 384×4=1536kbit/s
- (4)
- 機能グループのNT2は、PABX(自動式PBX)、LAN、端末制御装置などに相当する
- (5)
- 回線交換網においてXシリーズインタフェースを有する端末の選択信号としては、国際標準7単位符号を用いている
- 第3問
- (1)
- 拡張モードの会話モードでは、一方が伝送終了符号を送信すると、伝送方向を反転させて他方が伝送を開始する
- (2)
- 1次局から2次局へ送信される情報をコマンドという
- コマンド、レスポンスにはすべてアドレスが付与されており、コマンドの場合は受け取る2次局のアドレスが、レスポンスの場合は送信した2次局のアドレスが付与される
- (3)
- 非番号制フレーム=Uフレーム
- Uフレームの一種、UI(Unnumbered Infomation)コマンド/レスポンス
- UIの機能=順序番号に関係なく情報を転送(発呼要求、着呼、着呼受付、接続完了、復旧要求、切断指示等の接続制御情報の転送に利用)
- (4)
- Dチャネル(信号チャネル)
- 伝送速度は、基本ユーザ・網インタフェースの場合は16kbit/s
- 基本ユーザ・網インタフェースのバス配線では、呼制御信号の衝突を防止するため信号の競合制御を行っている
- SAPI(Service Access Point Identifier)は、Dチャネルで伝送される情報の識別をする
- LAPD(Link Access Procedure on the D-channel)では同一のDチャネル上において、モジュロ128のみをサポートしている
- パケット交換モードにおいてユーザ情報を伝送することもできる
- (5)
- 確認形情報転送
- 情報の転送はIフレームで行う
- Iフレームの受信シーケンス番号はモジュロ8を使用している
- 第4問
- (1)
- 通信を終了させたい場合、発信側PTか着信側PTのどちらかがCQパケットを網に送出する。
- (2)
- NPT(HDLC手順)-PT間通信シーケンス
- PTが発信側、NPTが着信側の場合
- 発呼要求:PT−CR→PS−UIコマンド→NPT:着呼
- 接続完了:PT←CC−PS←UIレスポンス−NPT:着呼受付
- PS−SARMコマンド→NPT:データリンクの確立
- PS←UAレスポンス−NPT
- 通信
- (3)
- CIパケットを受けたPTは、CFパケットを網に送出して初期状態に戻る。
- (4)
- 中断/再開の手順
- 呼が中断されるとそれまで使っていた呼番号は開放され、再開時には新たな呼番号が付与される。
- 第5問
- (1)
- ジャンクションボックス:フロアダクト相互及びフロアダクトと配管を接続するボックス。
- (2)
- 回路CS(送信可):DCEが交換網に信号送出可能かどうかを示す。ONの時送信可となる。
- (3)
- 融着した後の接続部は、補強を行う必要があり、これには、熱収縮チューブ法が採用されている。
- (4)
- 基本ユーザ・網インタフェースのレイヤ1の仕様は、ITU-T勧告I.430で規定されている。
- I.400シリーズインタフェースが規定されているのはT点及びS点である。
- (5)
- 短距離受動バスのケーブル長は、100〜200m程度