3月のデジ1
2002年5月12日(日)のデジ1
技術科目のデータ通信の技術(I)。
- 公衆データパケット交換網のフロー制御には、ウィンドウ制御と、端末ごとに連続して受信可能なパケットを一定数以下に規制するバッファ制御とがある。
- IPネットワーク上で、アプリケーションがトランスポート層プロトコルとして使用するUDPは、コネクションの確立を行わない通信サービスを提供する。
- 公衆データパケット交換方式では、端末から送信された情報を一旦パケット交換機のメモリに蓄積し、受信側の端末へ転送する蓄積交換方式であるため伝送制御手順の異なる端末間で通信が可能である。
- ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおける機能群には、NT1、NT2、TA、TE1及びTE2がある。このうちNT2はPABX、LAN、端末制御装置等の機能に相当するものである。
- 公衆データ回線交換網において、Xシリーズインタフェースを有する端末では、接続制御に使用する信号の符号として国際標準の7単位符号を用いている。
- パケット交換方式において、VCは、発信端末から着信端末を選択でき、呼ごとに仮想的な回線を設定してデータ伝送を行う方式である。
- 公衆データ回線交換網では、発信端末から交換機への選択信号として、キャラクタダイヤルが採用されている。
- パケット交換方式では、リンク・バイ・リンクに誤りチェックを行うため、伝送路の品質がデータの信頼性に直接影響しない。
- パケット交換方式では、端末間に仮想的な回線を設定してデータの転送を行う。この仮想的な回線の設定には、呼ごとに設定・開放する方式と、端末の交換網への加入時に固定的に設定する方式とがある。後者を用いたのがパーマネントバーチャルサーキットサービスである。
- 公衆データパケット交換網のトラヒック制御には、受信側で受信するパケットの量を制御するフロー制御と網のロックアップ等を防止するふくそう制御がある。
- ITU-T勧告X.25のリンクアクセス手順は物理レイヤのコネクションを通じて隣接ノードまでの伝送路(データリンクコネクション)を規定している。
- パケット交換方式のフロー制御におけるウィンドウ制御方式は、論理チャネルごとに連続して送信できるパケットを一定数以下に制限する方式である。
- パケット交換方式には、網内にパケットが異常に滞留するふくそう状態の発生を防ぐため、パケットの流量を制御するメカニズムが用意されている。
- ITU-T勧告X.25のパケット層は、リンクアクセス手順でノード間に作成されたコネクションの上で、相手端末までのデータ伝送の制御について、ユーザと交換網のインタフェースを規定したものである。
- ISDNユーザ・網インタフェースの参照構成は、NT1、NT2、TA、TE1及びTE2の機能群から構成される。このうち、NT1は、OSI参照モデルレイヤ1に相当する機能を有する。
- パケット交換方式では、データパケットに付与されている送信シーケンス番号によって受信側DTEでデータパケットの連続性を確認し、順序制御を行い、パケットの紛失等を検出する。
- 公衆データ回線交換網において、同期式Xシリーズインタフェースを有する端末がデータ信号の送受信に用いる相互接続回路は、T、Rである。
- パケット交換方式において、呼処理に関する制御には、呼制御、トラヒック制御、ルーチング、及び順序制御がある。
- ITU-T勧告X.25のフロー制御において、データパケットの受信確認は、受信したデータパケットに対し、逆方向に送信するデータパケットがある場合、そのデータパケットのP(R)を利用して相手側に通知される。
- 同期式Xシリーズインタフェースを有する端末と公衆データ回線交換毛管の制御情報等のやり取りは、端末から網の方向へは、相互接続回路の回路TとCを使って行われる。
- 公衆データ交換網では、相手端末に正常に接続できない場合、その理由をコールプログレス信号により、網から発信端末に通知する。
- パケット交換機では、単位時間当たりの共通バッファの使用個数やCPUの使用率を監視して、ふくそう状態を監視、検出している。
- ITU-T勧告X.25のフロー制御における受信シーケンス番号は、受信側でデータパケットを受信した場合、逆方向に送るデータパケットがないとき、RRパケットを利用して送信側に通知することができる。
- パケット交換方式において、パケットレイヤプロトコルは、論理チャネルの設定・開放の制御を行う接続制御手順及びデータ送受信において、誤り制御や順序制御を行うデータ転送手順から構成されている。
- 公衆データ回線交換網において、Xシリーズインタフェースを有する端末では、接続制御に使用する信号の符号として国際標準の7単位符号を用いる。
- パケット交換機は、パケット交換網にパケットが異常に滞留している状態を検出すると、端末ごとに入力規制を行う。
- ITU-T勧告X.25では、多くのパケットが集中するなどにより、パケット網内や受信端末の受信バッファが満杯となるなどの場合にRNRパケットにより送信の停止を要求できる。
- ITU-T勧告X.29手順では、X.25で定義されているパケットのユーザデータフィールドを使用してPADとパケット形態端末間の制御情報が送受される。
- ISDN一時群速度ユーザ・網インタフェースにおいて、Dチャネルを有する物理的な1回線を利用する場合に、最大速度(ビットレート)のチャネルを含む組み合わせで、最も適切なインタフェース構成は、2H0+11B+Dである。
- パケット交換方式のデータ転送において、パケット交換網は、データパケットの送信シーケンス番号をチェックし、抜けパケットがあれば、順序逆転とみなして一定時間パケットの到着を待ち合わせ、一定時間内にパケットが到着しない場合は紛失とみなす。
- 公衆パケット交換網におけるPAD機能のうち、パケットの組立ては、データを一定長のブロックに分解し、各ブロックごとに接続制御やデータ伝送に必要な情報をパケットレイヤヘッダ等として付加し、さらにその前後にHDLC手順用の構成要素を付加することにより実現している。
- 公衆データパケット交換網は、多重化によりトラヒック収束を行う機能だけでなく、通常、非パケット形態端末に対するPAD機能も持っている。
技術科目のデータ通信の技術(II)。
- ISDN基本ユーザ・網インタフェースのレイヤ2における監視フレームは、情報フレームの受信確認や、一時的送信休止要求などの制御を行うために使用される。
- ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおいて、バス上のすべての端末に着信用のための呼設定メッセージを転送するときは、非確認形情報転送モードが用いられている。
- 基本形データ伝送制御手順の基本モードでは、情報メッセージの送信方向は主局と従局の間で一方的に決まっている。拡張モードの会話モードでは、同じデータリンク内で主局と従局の関係を反転して、情報メッセージの送信方向を変えることができる。
- HDLC手順に関して、一次局が送信するすべてのフレームは、コマンドフレームである。
- ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおける非番号制フレームに関して、情報フレームの受信確認や再送要求などの制御を行うためには使用されない。
- ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおけるDチャネルに関して、Dチャネルのチャネル速度は、64キロビット/秒ではない。
- ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおいて、確認形情報転送に関して、ある範囲内の複数フレームの送達が未確認でも、情報の送受信が行える。