4月のデジ1
2001年4月27日(金)のデジ1
接続工事の技術
- ITU-T勧告X.20の相互接続回路の回路Gは、不平衡複流回路に対し共通の標準電位を与える役割を持つ。
- ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおいて、TEとNTとの間に送出する公称パルス電圧は、試験負荷インピーダンス50Ωで終端した時、750mV(0-P)とされている。
- ISDNユーザ・網インタフェース参照点として規定されているのはS点並びにT点
- ITU-T勧告V.28では、信号発生器に対する負荷の接続ケーブルを含む総合実行容量を2,500pF以下としている。
- データ端末装置でデジタル網に対応しているのはXシリーズインタフェースである。
- 屋内線を機械的に防護する配線用材料はワイヤプロテクタ。
- 最遠端と最近端のTE間の距離に制約が設けられているのは延長受動バスで、25〜50mを標準としている。
- ピンポン伝送方式には、立ち上がり電線カバーの端から約6.5cm奥及びワイヤプロテクタの端から約5cm奥までの奥内線をPVC電線防護カバーで保護する。
2001年4月26日(木)のデジ1
接続工事の技術
- NTIが持つ、伝送路終端及びOSI参照モデルレイヤ1の機能の終端としての具体的な機能
端末と網の物理的・電気的接続
伝送路終端
レイヤ1多重
レイヤ1競合制御によるバス形式インタフェースの終端
同期
給電 etc.
- ITU-T勧告V.10/V.11では、受信機の信号入力回路の解放電圧を3V以下とすることとしている。
- TCM(Time Compression Multiplex:時分割方向制御)方式は送受信のタイミングの同期をとっているので、漏話が発生しても直接的な影響を回避できるため、漏話耐力が大きい。
- 保安設備
接地抵抗が大きいと、端末装置の対地電圧が低くならない
2001年4月25日(水)のデジ1
データ伝送方式の技術(V)
- VCサービスの接続手順
発信端末―CRパケット(発呼要求)→網―CN(IC)パケット(着呼)→着信端末
- HDLC手順を用いる非パケット形態端末(NPT)とパケット形態端末(PT)間の通信シーケンス(データの開放)
NPT―RDレスポンス→網
NPT←DISCコマンド―網
NPT―UAレスポンス→網
- 発着呼のパケットの衝突が発生した場合
CRパケット…優先的に受け付け
CNパケット…無効
- X.28手順の調歩式非パケット形態端末(NPT)
DTE―プロファイル選択PADコマンド→DCE
DTE←確認PADサービス信号―DCE
- ISDNのレイヤ3のメッセージのフォーマット
共通部…プロトコル識別子、呼番号、メッセージ種別
- ISDN端末相互間でBチャネルを使用してパケット通信を行う場合
呼設定修了後:発呼端末←応答メッセージ(Dチャネル)―網
- HDLC手順のフレームタイプ
非番号制フレーム…モード設定の要求や応答、異常状態の報告などに使用
- X.28手順の調歩式非パケット形態端末
発呼要求:DTE―選択PADコマンド→回路T
2001年4月23日(月)のデジ1
データ伝送方式の技術(V)
- パケット形態端末相互間通信シーケンス
通信開始時:発信側のパケット形態端末(PT)―CR→網
呼の設定ができない場合:発信側PT←CI―網
着呼:網―CN→着信側PT
応答する場合:発信側PT←CC―網←CA―着信側PT
拒否する場合:網←CQ―着信側PT
通信終了:一方のPT―CQ→網―CI→相手側PT
復旧:一方のPT←CF―網←CF―相手側PT
2001年4月20日(金)のデジ1
データ伝送方式の技術(V)
- ISDN内にパケット処理機能(PH)を持つ場合にBチャネルでパケット通信を行うには、呼設定メッセージの転送モードとしてパケット交換モードを指定する。
- HDLC手順を用いる非パケット形態端末は、VCサービスにより発呼を行う場合、CR信号をUIフレーム内の情報部に挿入してパケット交換網に送出する。
- パケットの種類
呼の設定
発呼要求:CR(Call Request)
発呼:CN(Call iNcoming)
着呼受付:CA(Call Accepted)
接続完了:CC(Call Connected)
呼の解放
復旧要求:CQ(Clear reQuest)
切断指示:CI(Clear Indecation)
切断確認:CF(Clear conFirmation)
復旧確認(CF(Clear conFirmation)
データ転送
データ:DT(DaTa)
受信可:RR(Receive Ready)
受信不可:RNR(Receive Not Ready)
2001年4月19日(木)のデジ1
データ伝送方式の技術(V)
- 発信側パケット形態端末(PT)と着信側非パケット形態端末(NPT:HDLC手順)との通信シーケンスにおいて、PTからのCRパケット(発呼要求)を受信した網は、着呼を通知するためにNPTに対してUIコマンドを送出する。
- ITU-T勧告X.28では、標準無手順端末がPADへアクセスする際の手順を定めている。
- ISDNの中にパケット処理機能(PH)を持つ網では、BチャネルとDチャネルでパケット通信を行うことができ、利用者の使用形態によりDチャネル上でQ.931によるパケット交換モードを設定後、Bチャネル又はDチャネルを使用しデータ転送を行うことができる。
- パケット形態端末は、通信の開始前にパケット交換網との間でデータリンク確立を行う必要があるが、通常、この処理は、端末の電源投入時にU形式のフレームの送り受けにより行われる。
- 呼の解放を行うため網に返送するのはCFパケット(切断確認)
- HDLC手順を用いる非パケット形態端末は、UIフレームを用いて発呼要求を行う。
- HDLC手順のフレームを構成する制御フィールドのうち、P/F(ポール/ファイナル)ビットは、順序番号の確認や送信を反転する際の通知に使用する制御ビットである。
- パケット処理機能(PH)を持たない場合、伝達能力情報要素で回線交換モードを指定する。
- ISDNでBチャネルを使用してパケット通信を行うためには、発呼要求パケット(CRパケット)をBチャネル上に送出する。
2001年4月18日(水)のデジ1
データ伝送方式の技術(V)
- パケット形態端末相互間通信の接続シーケンスでは、一連のパケットの送受の後、最後に網が発信端末に対してCCパケット(接続完了)を送出することで呼の設定が完了する。
- ISDNサービスのうち、ベアラサービスは、レイヤ1からレイヤ3までをサポートするISDNの伝達機能に基づく通信サービスである。
- ISDN端末相互間でBチャネルを使用してパケット通信を行う場合、まず、発呼端末は呼設定メッセージ(Dチャネル)で、Bチャネルを使ってパケット通信を行うことを網に対して要求する。
- ITU-T勧告X.25のパケットレイヤにおいて、CRパケットとCNパケットのパケットタイプ識別子は同じ値を示す。
- ITU-T勧告X.25のパケットレイヤにおいて、CCパケットとCAパケットのパケットタイプ識別子は同じ値を示す。
- 標準無手順端末が公衆データパケット交換網にアクセスする場合、VCの接続完了は、接続完了PADサービス信号により端末に通知される。
2001年4月17日(火)のデジ1
データ伝送方式の技術(U)
- 基本系データ伝送制御手順のコードインディペンデントモードでは、情報転送フェーズ(フェーズ3)において、符合の使用に制限を受けない。
- HDLC手順において平衡型データリンクのシステムは、複合局と相手複合局で構成され、データリンクの設定や障害の回復などの制御に関して、二つの局が対等の責任を持っている。
- HDLC手順において、不平衡型データリンクは、一次局と二次局で構成され、データリンクの設定や誤り制御、回復などの制御に関して、一次局が責任を持っている。
- ISDN基本ユーザ・網インタフェースでは、同一バス上の複数のTEが衝突しないでDチャネルにアクセスできるように、各TEが伝送するフレームを持たない時は、Dチャネルに"1"のビットを連続送信して、Dチャネルの空き状態をチェックできるようにしている。
- ITU-T勧告X.21に規定するDTE-DCEインタフェースにおいて、データ転送中にDTEからのデータ信号は、回路T(送信データ)を経由してDCEへ転送される。
- ITU-T勧告X.21に規定されるDTE-DCEインタフェースにおいて、DCEからDTEへ送出される回路R(受信データ)上のパルスは、回路Sの"ON"から"OFF"への移行時点における値がデータ信号としてDTEで用いられる。
2001年4月16日(月)のデジ1
データ伝送方式の技術(U)
- 基本形データ伝送制御手順の拡張モードには、「会話モード」「両方向同時伝送モード」「コードインデペンデントモード」「複数従局セレクション」などがある。
- HDLC手順では、"01111110"の8ビットで表されるフラグシーケンスにより、フレーム同期をとっているため、送信側では、"1"が5個続くと自動的にその直後にビット"0"を挿入し、"1"が6個連続することを避けている。
- ポイント・ツー・ポイント配線構成のみが可能となっている一次群速度アクセスでは、ポイント・ツー・マルチポイント配線構成における信号の衝突を防止したDチャネル競合制御は不要である。
- ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおいて、Bチャネルでは伝送できない信号には、回線交換の制御信号がある。
2001年4月15日(日)のデジ1
データ伝送方式の技術(U) in Yamabiko super express
- 基本形データ伝送制御手順のリンク確立の方法の一つとして、データの送信要求の発生した局が主局となり、いわゆる早い者勝ちの先取り優先方式でリンクの確立を起動する方式をコンテンション方式という。
- HDLC手順において、相手局の許可があったときだけレスポンスを送信することができるのは正規応答モードである。
- フレームリレーのフレームには制御フィールドがなく、レイヤ2の機能としてフラグ制御とFCSチェックは行うが、フレームの再送制御は行わない。
- LAPB制御フィールドで使用する順序番号では、モジュロ8(順序番号3ビット)の使用が基本とされ、モジュロ128(順序番号7ビット)をオプションとして設定しているが、LAPDでは、モジュロ128のみをサポートしているため、モジュロ8の順序番号の使用はない。
- ISDNのユーザ・網インタフェースの論理的なレイヤ2リンクは、LAPDのフレームのアドレス部のサービスアクセスポイント識別子(SAPI)及び端末終点識別子(TEI)により識別される。
- HDLC手順を用いる非パケット形態端末は、パケット交換網との間の動作モードとして、非同期平衡モード又は非同期応答モードを使用する。
- HDLC手順の三つの動作モードのうち、正規応答モード及び非同期応答モードが不平衡型に属する。
- ISDNインタフェース(レイヤ2)において、SAPIは、Dチャネルで伝送される情報が呼制御のための信号なのか、相手端末に転送するパケット通信の情報なのかを識別するために用いるもので、サービスの種類を識別する。
2001年4月14日(土)のデジ1
新幹線の中で、データ伝送方式の技術(U)
- パケット形態端末とパケット交換網との間は、非同期平衡モードで伝送が行われる。
- HDLC手順のフレームでは、各フレームの形式に応じてそれぞれ数種のコマンド/レスポンスがあり、このうち、Uフレーム(非番号制フレーム)は、二次局や複合局の動作モード設定や応答、異常状態の報告等の制御機能を行うのに使用される。
- ISDN基本ユーザ・網インタフェースについて、バス配線上の複数端末は、発呼の時に個々の端末が網に対してそれぞれ独立した情報転送を行うので、ポイント・ツー・ポイントリンクを行い、ポイント・ツー・マルチポイントリンクを用いることはできない。
- X.25データリンクレイヤ手順
一次局→二次局:送信される情報[コマンド]
一次局←二次局:送信される応答[レスポンス]
これらを送信するフレームにはすべてアドレスが付与されており、どちらの場合にも二次局のアドレスが付与される。したがって、受信したフレームのアドレス部が自局アドレスと一致したフレームは、コマンドフレームである。
- LDLC手順のフレームには、制御フィールドの形式により、情報(I)フレーム、監視(S)フレーム、非番号制(U)フレームがある。
I…I
S…RR,RNR,REJ,SREJ
U…SABM,SARM,DISC,UI,UA etc.
- ISDN基本ユーザ・網インタフェースのLAPD(Link Access Procedure on the D-cannel)において、確認形情報転送手順を用いる時、端末終端点識別子(TEI)の端末装置への割り当てが自動割当であれば、網は、64〜126の値のうち使用されてない値を割り当てる。[27=128種類(0〜127:7ビット構成)-0〜63(スイッチやROMにより事前にTE自体にTEIを設定している場合に使用)-127(放送形式で全ての端末に情報を転送する場合に使用)]
- ISDN基本ユーザ・網インタフェースでは、エコー制御方式が採用されている。
- 基本形データ伝送制御手順では、送信側と受信側でやり取りする情報を総称してメッセージと呼び、メッセージには少なくとも1個の伝送制御キャラクタを含む。
- 非同期平衡モード→両方向同時伝送が可能
- ISDN基本ユーザ・網インタフェースでは、端末が送出するDチャネルの信号をNT内でエコーチャネルビット(Eチャネルビット)としてそのまま端末に折り返す。
- 基本形データ伝送制御手順において、テキストは伝送制御キャラクタSTXに続いて転送される。
- ISDN基本ユーザ・網インタフェースのレイヤ2のLAPDにあるポイント・ツー・マルチポイント(放送形式)の情報転送の機能は、X.25のレイヤ2のLAPBにはない機能である。
- ISDN基本ユーザ・網インタフェースのレイヤ2のLAPDにある非番号制情報(UI)コマンドの使用の機能は、X.25のレイヤ2のLAPBにはない機能である。
2001年4月13日(金)のデジ1
データ伝送方式の技術(T)ようやく終わり。
- ISDNの一次群速度インタフェースの特徴
Dチャネルの伝送速度は64kbit/sである。
チャネル構造は基本的には23B+Dであり、電話回線としては最大23回線使用できる。
配線構造は、ポイント・ツー・ポイントのみとなっており、バス形式の配線は提供されていない。
回線終端装置(NT)と端末との間では、メタリック平衡ケーブルの使用が可能となっている。
Bチャネル6個を使用した384kbit/sのH0チャネルの混在が可能である。
- ITU-T勧告X.29手順におけるPADメッセージは、PADとパケット形態端末間の制御情報のやり取りのために使用される。
2001年4月12日(木)のデジ1
データ伝送方式の技術(T)の続き。
- 公衆データ回線交換網では、相手端末に正常に接続できない場合、その理由をコールプログレス信号により、網から発信端末に通知する。
- 電話網を経由して、公衆データパケット交換網にアクセスする非パケット形態端末は通常、まず、ITU勧告X.28プロトコルを使用して、PADにアクセスする。
- ITU-T勧告X.25のパケット層は、リンクアクセス手順でノード間に作成されたコネクションの上で、相手端末までのデータ伝送の制御について、ユーザと交換網のインタフェースを規定したものである。
- 公衆データ回線交換網では、発信端末から交換機への選択信号として、キャラクタダイヤルが採用されている。
- 回線交換方式のように、エンド・ツー・エンドでデジタルリンクを構成するためには、網全体を同一のクロックで動作させなければならないため、網同期をとる必要がある。⇔パケット交換方式のようにリンク・バイ・リンクの通信では、網全体で同一クロックとする必要がないため、網同期は不要である。
2001年4月11日(水)のデジ1
データ伝送方式の技術(T)の続き。
- パケット交換方式のフロー制御におけるウインドウ制御方式は、論理チャネルごとに連続して送信できるパケットを一定以下に制限する方式である。
- 公衆データパケット交換方式において、発呼側のパケット形態端末は、閉域ユーザグループ選択機能を利用している場合、CRパケットでそのバーチャルコールに使用する閉域ユーザグループを指定する。
- ISDN基本ユーザ・インタフェースにおいて、NTとTE間の伝送路符号は、負荷時間率100%の擬似3値符号(AMI符号)である。
- パケット多重化を行うパケット多重化装置(PMX)は、トラヒック収束機能とPAD機能を有する。
- ISDNの基本ユーザ・網インタフェースにおいて、時分割方向制御伝送(TCM:Time Compression Multiplex)方式を用いた場合、メタリック加入斜線伝送路上でのラインビットレートは、320キロビット/秒である。
- ITU-T勧告X.25で規定しているプロトコル
T) レイヤ1(物理レイヤ):コネクタの形状や電圧・電流回路等の物理的電気的条件を規定
U) レイヤ2(リンクレイヤ):隣接ノード間の伝送路における伝送制御手順としてLAPBを規定(データリンクの設定・解放の手順や誤りの検出・回復の手順等)
V) レイヤ3(パケットレイヤ):相手端末までの伝送路上での呼の設定・解放を行う接線制御手順やパケットのフォーマット等を規定
- コネクションレス形…相手の送達確認を行わず相手に情報を伝送しつづける(UDP:User Datagram Protocol)
2001年4月10日(火)のデジ1
データ伝送方式の技術(T)の続きを昼休み中にやる。
- ITU-T勧告X.25のデータパケットには、送信シーケンス番号P(S)と受信シーケンス番号P(R)が付与されている。ウインドウ制御において、ウインドウ値をWとすると、P(R)+W-1までの送信シーケンス番号のデータパケットが送達確認を待たずに連続して送信できる。
- ITU-T勧告X.25では、多くのパケットが集中するなどにより、パケット網内や受信端末の受信バッファが満杯となるなどの場合に、RNR(Receive Not Ready:受信不可)パケットにより送信の停止を要求できる。
- インターネットでよく使用されるTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)について、大まかにOSI参照モデル上の対応する層を当てはめると、TCPとIPはそれぞれ第4層(トランスポート層)、第3層(ネットワーク層)に相当する。
- ISDN基本・ユーザ網インタフェースは、2つのBチャネルと1つのDチャネルで構成されている。Dチャネルは主に回線交換の呼制御情報を伝送するために使用され、1つのDチャネルで複数の端末の呼制御が可能である。
- 国際ISDN番号は、国際電話番号及び国際データ番号をサブセットとして包含するよう構成されており、ITU-T勧告E.164は、国際ISDN番号の最大長を"0"等のプレフィクスとサブアドレスを除き15けたと規定している。
- 同期式Xシリーズインタフェースを有する端末と公衆データ回線交換網間の制御情報のやり取りは、端末から網の方向では、相互接続回路T,Cを使って行われる。
- 公衆データ回線交換網では、パケット交換網と異なり、通信中の伝送制御手順については規定していない。
- パケット交換方式では、1本の物理的な回線に仮想的な複数の回線設定が可能であり、この機能をパケット多重という。
- パケット交換方式のウインドウ制御の場合、送信側と受信側とであらかじめ利用可能なバッファの大きさを合意しておく必要がある。ITU-T勧告X.25のVCでは、呼設定の際バッファの大きさをフロー制御パラメータネゴシエーション(ネゴシエーション:発着ユーザ間でどのような条件で通信を行うか、あらかじめ通信開始時に交渉すること。)を用いて決める。
- パケット交換方式において、VC(Virtual Call:相手選択クラス)は、呼ごとに変化する仮想的な回線を利用者の端末間に設定してデータ伝送を行う方式である。
- 一次群速度インタフェースでは、信頼性を高めるため、伝送路符号としてB8ZS(Bipolar with 8 Zero Substitution Codes)が用いられている。
2001年4月9日(月)のデジ1
昨日は法事でどたばたしてて勉強できなかった。で、今日は仙台の戻る途中の新幹線の中で続きをやった。
- 銀行のCDの空き待ちとなる確率を求める問題
呼量aは、a=(呼数×平均保留時間)÷測定時間、呼数=利用客数、平均保留時間=CD使用時間、測定時間(=単位時間)を当てはめて、呼量を求める。待合せ率M(0)=CDの空き待ち率、出回線数n=CDの台数とし、求めたa以上となるnを捜し出す。
- 公衆データパケット交換網は蓄積交換方式を採用している。
- 基本データ伝送制御手順
主局は、通常の情報転送フェーズにおいては、従局からの肯定応答が返ってくると次のブロックを送り否定応答のときは、直前に伝送したブロックを再送する。
伝送誤り検出に信頼性の高い巡回冗長符号チェック(CRC)方式を使用するとは限らない。
- W/hのWは平均待ち時間、hは平均保留時間=平均サービス時間、呼量=(呼数×平均保留時間)÷対象時間の呼数:平均到着数、平均保留時間:平均サービス時間、対象時間(=単位時間)、出回線数n=端末台数とみなし、使用率a/mの時のW/hが条件を満たすようにnを決める。
- 符号化→量子化された数値を2値符号の組合せで表すこと。
- バイポーラ方式=AMI方式
- フレームリレー方式におけるフレーム多重化は、1本の物理回線上にデータリンクを複数設定することにより複数対地と同時に通信することを可能としている。
- 交互監視について
一つの伝送ブロックに対する応答信号を受信してから次の伝送ブロックを送信している。
正規応答モードよりも伝送効率は悪い。
- 平均待合せ時間Wは、呼量a、回線数(窓口数)n、平均保留時間(平均時間)h、待合せ率(待ち率)M(0)を用いて、確率論的に、W={h/(n-a)}M(0)と表される。回線使用率(窓口の稼働率)ηは、η=a÷nであるので、a=n・ηとなり、これをWを求める式に代入する。
- フレームリレー交換網は、再送制御を行わない。
- HDLC手順のフレーム構成において、最初と最後の部分はフラグシーケンスと呼ばれる領域である。
- サービスに対するメッセージの待ち行列は、メッセージの到着間隔やサービス時間の平均値が同じであっても、それらの変動が大きければ、待ち行列の平均長が長くなる。
- HDLC手順についての誤り制御
複数のデータブロックを連続して送信した後に誤りチェックを行う。
通信のための全てのコマンド及びレスポンスに対して誤りチェックを行っている。
- HDLC手順では、送信側のDTE又はDCEは、この二つのフラグの間の内容がフラグと同じビットパターンとならないように"1"ビットが5個連続するとき、その直後に"0"のビットを1個挿入して送出する。
続いて、データ伝送方式の技術(T)。
- ITU-T勧告X.25において、データ(DT)パケットのMビットは、一連のデータを複数のパケットに分割して伝送する場合に使用する。
- ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおける情報伝送単位であるフレームは48ビットで構成されており、繰り返し周期は250マイクロ秒である。
- 公衆パケット交換方式では、情報はいったんメモリに蓄積され、一定の大きさのブロックとして網内に伝送される。このブロックには、あて先や誤り制御情報等、伝送に必要な情報を含んだヘッダやトレイラなどが付加される。
- 公衆パケット交換網におけるPAD(パケットの組立て・分解)機能のうち、パケットの組立ては、データを一定長のブロックに分解し、各ブロックごとに接続制御やデータ伝送に必要な情報をパケットレイヤヘッダ等として付加し、さらに、その前後にHDLC手順用の構成要素を付加することにより実現している。
- ISDNユーザ・網インタフェースの機能群の中で、NT2はPABXや端末制御装置等における機能に相当するものである。
- 同期式Xシリーズインタフェースを有する端末と公衆データ回線交換網の制御情報のやり取りは、網から端末への方向では、相互接続回路の回路Rと回路Iを使って行われる。
- パケット交換方式のデータ転送において、送信側のパケット形態端末はパケットの順序制御を行うため、データパケットに送信シーケンス番号を付与する。
- 発呼要求(CR)パケット等の呼制御パケットに、最大128オクテットのユーザデータを付加する機能をファーストセレクト機能という。
- 論理チャンネルときたら、LCGN(論理チャンネルグループ番号)、LCN(論理チャンネル番号)。
2001年4月7日(土)のデジ1
実家に帰る途中の新幹線の中で、伝送技術を終わらせる。
- 振幅変調方式では、搬送波の周波数をfCとし、信号波の周波数をfVとすると、変調器の出力としてfC及び二つの測波(fC+fV,fC-fV)が得られる。
- PCM伝送方式は、一般に、パルスの再生中継を行うので、雑音やひずみの累積による増加がなく、レベル変動もほとんどない。
- PCM方式では、アナログ信号を標本化→量子化→符号化の過程により、デジタル信号に変換する。
- 位相変調方式において、4相位相変調方式は、1回の変調で4通りの値が取れるため、2ビットの情報が伝送でき、8相位相変調方式は1回の変調で8通りの値が取れるため、3ビットの情報が伝送できる。変調速度が同じであれば、データ信号速度は1.5倍になる。
- 伝送路における雑音とは、伝達を必要とする信号以外の電気エネルギーの総称で、望ましくないものである。
- 複数電話回線の音声信号を周波数分割方式により多重化するには、各電話回線の音声信号でそれぞれ異なった周波数の搬送波を変調する必要がある。
- 静止軌道の通信衛星で回線を1中継すると、信号の伝搬時間は約0.3秒増加する。
- 搬送波の振幅をEC、信号波の振幅をESとすると、振幅変調における出力波形の変調度mはm=ES/EC
- 標本化定理によると、1秒間当たりの標本数を信号に含まれている最高周波数の2倍とするとき、元のアナログ信号を再現できる。
- アナログ伝送路における雑音には、熱雑音、変調器や増幅器の非直線性により生じる相互変調雑音、回線相互間の静電的結合又は電磁的結合により生じる漏話雑音等がある。
- 同軸ケーブルは、外部導体の働きにより、平衡対ケーブルの場合と比較して、比較的高い周波数において誘電等の妨害を受けにくい。
- 人間の聴覚は、電話回線の伝送品質に影響を与える要因のうち、減衰ひずみに対して敏感である。
- 光ファイバのSM形の伝送特性
帯域幅:広い、光の分散:小さい、光の損失:小さい
技術課目のデータ通信の技術もやる。手強いぞ。
- 伝送路符号形式
デジタル信号の0と1のパルス波形のままで伝送する方式をベースバンド方式といい、その伝送路符号形式には、パルスの極性により単流方式と複流方式が、また、パルス波形がビットスロット内で0に戻るかどうかによりRZ方式とNRZ方式とがある。また、これらの変形として、単流方式のパルスの極性を交互に変換させるバイポーラ方式、ビットスロットの中で0の時は極性を変化させ、1のときは極性を変化させないCMI符号がある。
- OSI参照モデルの各層の主な機能
第1層:物理層(フィジカル層):最下位に位置付けられる層であり、コネクタの形状、電気的特性、信号の種類等の物理的機能を規定する。
第2層:データリンク層:隣接するノード間で誤りのないよう通信を実現するための伝送制御手順を規定する。情報を転送する際は、フレームという単位で伝送している。
第3層:ネットワーク層:端末間でのデータの教授を行うための通信路の設定・解放を行うための呼制御手順・ルーチング機能を規定する。
第4層:トランスポート層:端末間でのデータ転送を確実に行うための機能。すなわちデータの送達確認、順序制御、フロー制御などを規定する。
第5層:セション層:両端末間で同期のとれた会話の管理を行う。会話の開始、区切り、終了等を規定する。
第6層:プレゼンテーション層:端末間の符号形式、データ構造、情報表現方式等の管理を行う。
第7層:アプリケーション層:ファイルの転送やデータベースアクセスなどの各種の適用業務に対する通信サービスの機能を規定する。
- 公衆データパケット交換網について
パケット転送時には、パケットごとに通信経路を選択することができる。
- HDLC手順における誤り制御について
受信側は、受信した複数ブロック分の誤りチェック結果をまとめて送信することができるので伝送効率が高い。
伝送誤り検出に信頼性の高いCRC方式を用いている。
- 公衆パケット交換網について
公衆回線交換網に比較して、一般に、伝送遅延時間は大きい。
- LANにおける媒体アクセス制御方式のうちで、複数の端末が同時にデータを送信することがないよう、各端末へ送信権を順次、平等に与え、これを得た端末だけがデータを送信できるようにした方式は、トークンパッシング方式である。
- 1時間あたりのサービス時間Tは、受付メッセージに対する平均サービス時間をH、メッセージの1時間当たりの平均到着数をPとすると、T=H×P、T時間分のサービスをN台の端末で対応すると、利用率ηは、η=T/N=(N×P)/N
- OSI参照モデルにおいて、物理的・電気的条件に関する機能を分担する物理層での情報授受の単位は、通常、ビットである。
- プロトコルは、二つのシステムの同一層間を規定している。
- 調歩式データ端末装置→多点サンプリング
同期式データ端末装置→単点サンプリング
- CRC方式→nビット長のCRC符号を原データに付加する。
- 待ち時間Wは、平均保留時間をh、出回線数をn、呼量をa、待合せ率をM(0)とすると、W={h/(n-a)}M(0)、ここで呼量a→nで分母→0なので、W→∞
- コンピュータネットワークの構成の内、通信の方向が単方向となるのはリング形である。
2001年4月6日(金)のデジ1
1日あけてしまった…。前の晩、飲み過ぎて、昼休みは眠らざるを得なかった。で、今日も伝送理論の続き。
- 電気通信回線への入力電力をP1、負荷抵抗で消費する電力をP2、線路の伝送損失をL、増幅器の利得をGとすると、伝送量Aは、A=10log(P2/P1)=-L+G、負荷抵抗が並列であれば、それぞれでの消費電力を求める。理想的な変成器は、インピーダンスに関係なく、電力はそのまま。
- 誘導回線のインピーダンスと電磁結合による漏話は反比例する。
- アナログ方式の伝送路において、受端のインピーダンスZに加わる信号時の出力信号電力をPS[mW]、無信号時の出力信号電力をPN[mW]とすると、SN比は、SN比=10log(PS/PN)、10logPは信号電力を絶対レベルで表したもの[dBm]。
- 電力線から誘導作用によって通信線へ誘起される電磁誘導電圧は、一般に、電力線の電圧に比例して大きくなる。
- 平衡対ケーブルにおいて、電磁結合による漏話電流と静電結合による漏話電流とでは、一般に、信号源から見て遠端側では、相互に打ち消しあうように流れる。
- 平衡対ケーブルにおいて、電磁結合による漏話電流と静電結合による漏話電流とは、一般に、信号源から見て近端では相加するように流れ、これが近端減衰量に大きく影響している。
- 特性インピーダンスの異なる幾つかの線路を縦続接続した複合線路においては、複数の接続点で繰り返しの反射を生じるが、遇数回の反射により受端に現れる波を続流(伴流)という。
- 変成器において反射損失がゼロとなる時の1次側及び2次側のインピーダンスZ1、Z2と、変成器の巻線比n1、n2との間には、Z1/Z2=(n1/n2)2の関係が成り立つ。
- 伝送路において、送信端における送信電力をPS[W]、受信端における信号電力をPR[W]とすると、伝送量は、10log10(PR/PS)[dB]、伝送損失は、10log10(PS/PR)[dB]
2001年4月4日(水)のデジ1
昼休み、伝送理論の続き。
- 信号の伝播時間が周波数により異なるために生じる信号のひずみを位相ひずみという。
- 無限長の線路の入力インピーダンスはその線路の特性インピーダンスと等しい。
- 近端漏話減衰量Xnは、送端電力をPsと近端漏話電力をPnとすると、Xn=10log(Ps/Pn)[dB]
2001年4月3日(火)のデジ1
昼休みに基礎の論理回路と伝送理論をやる。論理回路は大体OK?
- 電気通信回線の入力電圧をV1、不可に加わる電圧をV2とすると、総合漏話減衰量Lは、L=20log(V2/V1)となり、これに漏話減衰量や増幅器の利得を加減算する。
- 平衡対ケーブルにおける静電結合による漏話は、ケーブル心線相互間の静電容量の不平衡によって生じる。
- インピーダンスの異なる線路を接続した時の電圧反射係数と電流反射係数は数値が同じで符号が逆。
帰り際に会社で伝送理論をちょとやった。
- 電気通信線に増幅器や変成器がある時は、その入出力電圧を一つ一つ考え、全体の入出力電圧を考える。
- 漏話のうち、誘導回線の信号の伝送方向と反対方向に現れるものを近端漏和という。
- 電圧反射係数m=(Z2-Z1)/(Z2+Z1)
2001年4月2日(月)のデジ1
昼休みに論理回路。
- ブール代数の基本定理の応用?
(A+B)・(A+C)=A・A+A・C+B・A+B・C
1+C+B=1
A・A=A
2001年4月1日(日)のデジ1
昨日はサボってしまった。久し振りにネットサーフィンなぞしておるからだ。寝たの4時頃だったし。休みはだらけるなぁ。遅れを取り戻すため、ちょっと頑張らないと。基礎科目の電気回路と論理回路。
- ダイオードの入った回路に正弦波電圧を加えた時は、出力電圧を考えながら問題を解く。
- トランジスタの温度上昇は、主としてコレクタ損失による。
- 任意の入力波形に対し、きわめて狭い振幅レベル間に入る部分だけを取り出す回路をスライサという。
- トランジスタ増幅回路で、高周波特性が最もよいのはベース接地
- エミッタ接地の直流電流増幅率βは、β=IC/IB→IC=βIB、REを流れる電流IEは、IE=IB+IC→よってREは、RE=VE/IE=VE/{(1+β)IB}
- 半導体の多数キャリアを電界によって制御する電圧制御形のトランジスタをFETという
- FETは一般のバイポーラトランジスタと比較して高入力インピーダンス素子である
- FETでは、Nチャネル内をソースからドレインに電子が移動してドレイン電流となる
- 定電圧ダイオードは、シリコンを使用したダイオード
- ブール代数の基本定理
交換の法則:A+B=B+A,A・B=B・A
結合の法則:A+(B+C)=(A+B)+C,A・(B・C)=(A・B)・C
分配の法則:A・(B+C)=A・B+A・C
恒等の法則:A+1=1,A+0=A,A・1=A,A・0=0
同一の法則:A+A=A,A・A=A
補元の法則:A+A=1,A・A=A
ド・モルガンの法則:A+B=A・B,A・B=A+B
復元の法則:A=A
吸収の法則:A+A・B=A,A・(A+B)=A