2004年9月30日(木) デスクトップパソコン君が家にやってきました。これで少しは作業効率があがるかな。
27日(月)、先月の教訓を生かし、昼休みに電気代を払ってきました。これで1ヶ月間安心して暮らせます(突発的な停電は抜きにして)。今日の夕方も、キャッチボールをしました。昼間に少し雨が降ったので、何だか蒸し暑かったですねぇ。汗をかきながら1時間近くやってました。18時頃帰途につき、今日こそ前に失敗したクレムカラメル(ブルガリアの焼きプリン)を作ろうと、アパートの近くの店に寄って牛乳を買おうと思ったら売り切れ。また明日。おとなしく米でも食ってろということだな(笑)。ちなみに、その米も今日でなくなってしまったので、明日買わないと。イタリア米を買うために、スーパー行かなきゃ。28日(火)、とうとう決心、パソコン予約してきました。モニタ込みで500ドル切ってるんですが、生活費考えると、めちゃくちゃ高価な買い物、しばらくは贅沢できません(笑)。そのお店オリジナルらしく、木曜日の夕方には組みあがるから、みたいなこと言われたので、その時までにお金を用意しなきゃ。OSが海賊版じゃなきゃいいんだけど(爆)。そんな感じで、これが帰りの出来事。その前に、キャッチボールしてたから、汗だくで店に行きましたよ。臭くなかったかなぁ(爆)。そんで、そのあと、スーパーに行って、米と牛乳と卵買って、アパートに帰りました。クレムカラメルリベンジ。念のため、先に牛乳を飲んでお腹が下らないこと確認(笑)、卵も焼いて食べてみて、腹痛にならないこと確認(再笑)。ちゃんと砂糖の量をはかりではかってオーブンへ。みためも前より良さそうな感じのができあがりました。一晩冷蔵庫で冷やしてから、明日食べてみます。29日(水)、クレムカラメル、大丈夫そうです。まだちょっと甘過ぎですが。次に作る時は、もっと砂糖を減らそう。今日は昼に銀行へ行ってきました。パソコン代金、耳を揃えていつでも払えまっせ〜(笑)。午後、事務のことをやってる人に呼ばれて、一緒にインターネットのプロバイダへ行くことに。前から聞いてた、博物館のウェブサイト公開用のスペースがサーバにないかを訊いて欲しかったみたいだけど、うまく伝えられませんでした。語学力低すぎ。夕方、今日は久し振りに雨が降ったので、キャッチボールはなし、久し振りにまっすぐ家に帰りました。時間があることをいいことに、カヴァルと横笛の練習しまくり。初めてカヴァルのメンテナンスをしてみました。といっても、アーモンドオイルを塗っただけですけど。内側と外側両方にまんべんなく塗ることで、楽器自体の寿命を延ばすことができるそうです。あと、音もよくなるそうです。乾燥させてから吹いてみて、どれだけ音が変わるものなのか、楽しみ。30日(木)、カヴァルの音、よくなったような気がします。キャッチボールやって、パソコン持ち帰ってきてから吹き始めたので、時間がなかった…。そう、パソコンがうちにきました。モニタは中古で、動作が微妙なんですが、本体は新品、新しいのはいいですねぇ、やっぱり。とりあえず、誕生日に職場の人からもらった、スタラザゴラの紹介の動画を見てみました(笑)。ちゃんと画が動くことに感動(爆)。非力なノートでは、画面が変わらずに、音だけ聞こえてたから…。ほかにも、トロヤンからきた「☆ノコエ(わかる人はわかる、伏字が伏字になってない(爆))」を見て感動したりしてたので、夕ご飯がすっかり遅くなってしまいました。オマケに洗濯もしたし…忙しい時には色々と重なるものです。ちなみに、OSはどうやらやっぱりパイレ〜ツっぽくて、CDちょーだい、って店の人に言っても取り合ってくれませんでした。日本語入力ができんよぉ、このままじゃあ。…というわけで、元ネタCDがある2000を入れてデュアルブートに。あんまり意味がないけど、xpの画面を参考にすることもあるはずだしなぁ。しばらくはパソコンいじりで寝不足の日々が…と言いたいところですが、明日から移動の予定。プロヴディフの国際見本市を見て、その足でソフィアのつもり。土曜日はソフト大会に参加するはずです。
2004年9月26日(日) ジェラヴナという村に行ってきました。
20日(月)、ヤバいって、ホントに。いや、マジで。ちょっとキャッチボールしただけで、ぐでんぐでんに疲れましたよ。汗かきまくりですよ。腕が痛いですよ。正味30分もやってないですよ。長めの休憩も入れてダラダラしながらやったのに、このていたらく。体力的に問題あり。その上、技術的にも相当レベルが低いことが発覚、コントロール悪い、届かない・飛びすぎる、うまくキャッチできない、などなど(全部やん)。10月のゲームまでに、ちょっとでもそれっぽくなってればいいなぁ。あ、ちなみにグローブ購入は保留、テニスボールを買って、同じ街のUさんと仕事の後に広場で18時半頃まで。夕食の時のビールがうまかった〜(をぃ、それぢゃあ意味ないやん)。明日も都合が合えば練習の予定。そうそう、水曜日に行こうと思っていたプロヴディフ、お目当ての人形劇がもう終わってしまったそうなので、今回はナシ。残念。どっか別のところに行こうかな、それともたまには家でゆっくりしてようかな。21日(火)、朝飲んだ牛乳かなぁ、一緒に食べた卵かなぁ、非常におなかの調子が悪い1日でした。夜には大体元通りになっていたので良かったんですが。クレムカラメルを作ったのもこの牛乳と卵なので、食べた後に調子がいまいちだったのはこれのせいか?まぁそんなわけで、今日はキャッチボールもなし、明日は家でゆっくりしようかと。ちなみに、体中痛いです。筋肉痛です。だるくて眠くてしょうがなかったです。そうそう、夕方16時頃、部屋に来た職場の人に「明日は祝日で休みだから、今日は1時間早く仕事が終わりなの、帰って帰って」みたいなことを言われました。久し振りに手をつけ始めたデータベースがすごく中途半端なのに…大体何故次の日が休みだから前日が時短になるのか意味がわからん…そんなことを思いながらも、体調のことを考えると丁度いいかな、と思って帰りました。22日(水)、独立記念日だそうです。祝日です。仕事休みです。いつもよりちょっとだけおねぼう。だらだらと過ごしてたら、お昼頃同じ街のUさんから電話、夕方キャッチボールをすることに。とりあえず最初、Uさんちに行って、パソコンを見て(xpのネットワークがよくわからんのです)、それから近くの学校の校庭でキャッチボール。まだ筋肉痛、でもそれが幸いしてか、力を抜いた投げ方がちょっといい感じ。相変わらずコントロール悪いし、ぽろぽろ取りこぼすけど。まぁ、徐々に、ですね。今日は、昼は暑かったけど、夕方になって涼しくなってきたので、1時間近く体動かしててもほとんど汗をかかず。19時頃に終了、夕食は、以前行こうとしてしまってたところ。今日はやってましたが…音楽がうるさい。常連客の店なんでしょうかねぇ、場違いな感じがしました。まぁそれでも適当に食べて出ました。後は家に帰ってこれを書いたりして、早めに寝ました。23日(木)、だるいなぁ〜。データベースをちょっとまぢめにやったら疲れたなぁ〜。モニタ見っぱなしは疲れる…。夕方には、キャッチボールだし、確実に体力が削られている気がする…。でも、体を動かしているおかげで、最近はぐっすり眠れているような気がするので、それはそれでアリでしょう。明日は、仕事が終わってからスリヴェン移動の予定。土曜日にまた折り紙折ってきます。24日(金)、ある意味盗作でしょ、これは。写真家のおばちゃんが、フォトコンテストに応募したいけど自分には通信手段がないからあんたがインターネット経由でエントリして、と写真を渡してきた時(いや、これも厳密に言うと本人のエントリじゃないから無効かも)、あんたも一緒に「あんたが撮った写真」ということにしてこれで応募したら、と写真を渡してきました。いや、あのね、これはボクが撮った写真じゃないんだよ、ボクにはこんな腕もないし、こんな場所にも行ってないし。自分が撮った写真使うから、と言っても、きかないんですねぇ、この人は。もういい加減疲れて「ハイハイ」と言って受け取って来ましたが、もちろん使わないですよ。コンテスト自体にもあんまり興味ないし。応募する、と言った手前、何か適当に撮って送ってみようかなぁ、とは思ってますが。まぁそんなわけで、応募するための写真の説明を、ブルガリア語から英語にしたりして、昼休みが過ぎてしまいました。まぁ、昼からもちょっとデータベースいじったくらいで大した仕事はしてないんですが。そんな感じで夕方になり、スリヴェン移動。17時半のバスのチケットがギリギリ買えたー、と思って乗り場に行ってみると、時間を過ぎてもバスが来ない。5分過ぎても来ない。あー、もう行っちゃったかなー、と思ってたら、遅れて来ました。結局10分くらい遅れて出発、運転手もイライラしてたんでしょうか、かなり飛ばしてました。1時間くらいでスリヴェン到着、イベントの会場に向かいましたが、着いた時にはセレモニーが終わってしまってました。残念。また明日。そんな感じで、集まった人たちで夕食をとり、泊めてもらうIさんちへ。話をしたり軽く飲み食いして寝ました。明日は折り紙部隊の一員として…となるかな?25日(土)、結局配布物係でした。業務をすっぽかして折り紙してましたが。朝から準備、展示を直したりして昼過ぎからオープニング。結構人が入ってました。ブルガリア人による合気道のデモンストレーションあり、お茶のセレモニーあり、何かやってる時は、それを見てましたが、それ以外は折り紙してましたねぇ。おかげで、配布をしてない本がなくなっているのに気付かず焦りましたが(爆)。まぁ、いろいろありましたが、とりあえず今日の分は終わり、17時頃完全撤収。夕食の時間まで街をフラフラ、地図を買って(地図ヲタク)、教会3つ目標に移動、1つ発見できず(後から聞いたところによるとそれは教会ではなく何か記念の建物らしい)、2つは入れず(1つ結婚式中、1つ改装中)、ついでに通りかかったハウスミュージアムは閉まってました。土曜だし、時間も時間だったしね…。18時頃にレストランへ行き、この日スリヴェンに泊まる人たちと夕食。シュケンベチョルバ(牛の胃のスープ)がなかったのは残念だったけど(シュケンベヲタク)、他の美味しいブルガリア料理が食べられたし、美味しい飲み物が飲めたし、良しとしましょう。食後、ホテル泊まりの人たちの部屋へ移動、事務所の長の差し入れの日本酒(微妙な味、ワインみたいだった)をつまみに、他愛のない話をして、スリヴェン在住のIさんち泊まりの人たちはIさんのアパートへ移動。タクシーを拾おうと思っている場所へ移動している途中、合気道のデモンストレーションをしてくれた人に遭遇、Iさんちまで送ってもらっちゃいました。ラッキー。時間も時間だったので、ちょっとテレビを見たりしてからシャワーを浴びさせてもらって寝ました。明日は、街並みがきれいらしいジェラヴナという村へ行ってみるつもりです。その日にスタラザゴラへ帰れるかどうか微妙なんですが…。26日(日)、ジェラヴナ、良い所です。落ち着いた雰囲気で街並みもきれい。高台からの眺めもきれい。でも、そんなところを狙ってくる人が多いんでしょうね、ちょっと観光地化しかけているのが悲しいといえば悲しい(いや、自分も観光客なんですが)。どこに行ってもお金がいる。村の活性化のためには仕方がないことなんでしょうけど…。そんなわけで、ジェラヴナに行って来ました。朝、6時半のバスでスリヴェンを出発、約1時間半の道のり、寝不足だったから眠っていけるかと思っていたら、結構な山道で、ちょっとバス酔いしましたよ。昨晩の日本酒(モドキ)で悪酔いしたのかも知れませんが(笑)。まぁ、とりあえず村の中心到着、最初に、物を受け取ることを頼まれていた織物のおばぁちゃんのところへ。人の良いおばぁちゃんで、話をしているうちに横笛を吹くことになって、1曲披露。かわりに、なのかな、コーヒーをご馳走になりました。30分ちょっとくらいそこにいたかな、用事も果たしたし、おばぁちゃんが織ってたものも一段落したところのようだったので、外へ出ました。来る時は天気が悪かったけど、晴れてきました。その後、見所らしきところを見て回ろうと、とりあえず教会へ。中は博物館になってました。2階部分から教会の中が見られて良かったです。次は3つあるハウスミュージアムの内の1つへ。ガイドが今いないから30分後に来て、と言われたので、後回し。一旦中心に戻ると、さっきやってなかった射的が営業してました。誘われるままちょっとやってみましたが、思っていたより料金が高かった…先に訊くべきでした。それから、あと2つのハウスミュージアムへ。1つは民俗博物館も兼ねており、なかなか見応えがありました。ちょっと腹が減ってきたので、スリヴェンのIさんに教えてもらったレストランで軽くサラダを食べ、さっき入れなかったハウスミュージアムへ。今度は受付の人がいました。そのあと、乗馬を体験させてくれるところがあったので、行ってみたんですが、うーん、予約が必要そうだなぁ、そんなことを思いながら、馬に乗った人たちを見送ったり迎えたり、ベンチでボーーーっと2時間くらい呆けてました。乗馬はまたの機会ですね。さて、戻りのバスですが、予定していた経路は15時頃のコテルというところ行きのバスに乗り、待ち合わせが何分か、わかんないけどコテルからスリヴェンへ、その後、間に合えば17時発のスタラザゴラ行きのバス乗車、というもの。ところが15時頃にジェラヴナを通ると予想していたバスが来ない(行き先と所要時間だけで、ある、とふんでいたバスだから、なくてもしょうがない、ジェラヴナのバス停にはチケット売り場の窓口はおろか、時刻表なんてものも存在しない)、16時10分前になってようやくバス到着、しかも行き先がスリヴェンダイレクト。しめた、寝てける、と思って乗り込み、どんな道を通ったのかわからないくらい爆睡してました。丁度2時間、18時10分前にスリヴェンのバスターミナル到着、スタラザゴラ行きバスの17時の次は20時10分前、また長い待ち時間やなぁ。しかも、窓口でチケットを買おうとしたら「バスで買って」と言われて、本当に乗れるかどうか不安なまま。まぁ、乗れなかったら、またIさんちでお世話になるだけなんですが(笑)。軽く夕食をとったり本を読んだりして時間をつぶし、大体時間になったところで乗り場に行ってみました。ところがここでも待ちぼうけ、バスが30分遅れてきました。しかも、10人以上待っている人がいるのに、「席が7つしかない」と。まぁ1時間くらいだから、立ってってもたかが知れてる、と思って乗り込んだんですが、なんとラッキーなことに、一番最後に乗ったら、切符売りしてた乗務員の人が「ここ座り(ちょっと関西弁っぽく(意味不明))」と自分の隣りの席を指差すじゃあないですか。先に乗り込んで立ってる人には申し訳ないけど、残り物に福あり、漁夫の利(意味違)、ということで。ちょっとうとうとしながら1時間くらいでスタラザゴラのバスターミナル到着、いやー、振り返ると、今回の旅は、タイミングが悪いというか何というか、バスが遅れてきたり待ち時間が長かったりしましたねぇ。まぁ、これも経験のうち、ということで。ちなみに、次の週末は、ソフィアでソフトボールの予定です。どうやら10月の週末はほとんど予定が埋まっているらしい…。
2004年9月19日(日) ヴェリコタルノヴォへ行ってきました。
15日(水)、久し振りの職場。一週間ぶりですね。何も変わってないですが。朝、写真家のおばちゃんのところへ行って、旅行の写真を見せていると、掃除のおばちゃんが自分宛の荷物を持って来てくれました。親からでした。買い物嫌いな自分を思ってくれてか、冬物の服が入ってました。あと、日本食も入ってました。ありがとう、いつもいつも。…他には変わったことはなかったはず…。次の日に思い出しながらこれを書いてるんですが、つい前日のことも忘れてしまってます。物忘れが進行してますね…どうしましょう…。16日(木)、昼休みに、クレムカラメル(ブルガリアの焼きプリン)を作るべく、耐熱トレーとプリンの入れ物を買いました。仕事の帰りに材料を買って、早速家で作ってみました。うーん、固まらない…。今回は失敗。茶碗蒸しみたいなクレムカラメルができました。卵が小さかったかなぁ…。砂糖入れすぎたかなぁ…。しばらくは試作の日々が続きそう。あ、あと、帰りにデパートにも寄って、野球のグローブがないか見てきました。店には置いてなくて、注文になるらしい。一番安いので52レヴァ(約3600円、物価換算で約18000円)、高いなぁ。考えておく、といって店を出てきました。そんな感じの1日でした。17日(金)、朝からクレムカラメル食べたんですが、冷蔵庫に入れてたら固まってました。ただ、やっぱり砂糖を入れすぎたみたいで、甘すぎて胸焼けします。量りが欲しい…というわけで、買いました。これで砂糖入れ過ぎることもなくなるはず。今日は、同じ街のUさんとこで夕食をご馳走になりました。この前あげたカレールーを使ってカレーを作ったとのことで、月曜日のブラゴエフグラッドに続き、1週間に2回もカレーを食べることができました(喜)。パソコン関係のことを見たり、テレビを見たり(いや、ただ見てただけです、タイマーセットしてないのに電源が勝手に切れるのはやっぱり故障ですよね…)して、20時前に、おいとま。天気が悪かったのもあって、もう既に外は暗いです。日が落ちるのが早くなったなぁ。家に帰って、軽く明日の準備、思いつきで、ヴェリコタルノヴォへ行く予定。雨降らないといいなぁ。18日(土)、残念、ツァレヴェツの音と光のショーが見られませんでした。またの機会に。他の3つの目的は達成したので、打率としてはかなり良いです(笑)。朝、9時15分のバスでスタラザゴラ出発、ヴェリコタルノヴォまで約3時間の道のりです。寝たり起きたりしながら西バスターミナル到着、タルノヴォに住むKさんが待っててくれました。まず街の中心まで市内バスで。1つ目の目的「美味しいカヴァルマ(ブルガリアの鍋料理)を食べる」達成。量が多くて美味い。一緒に食べたシーザーサラダも美味くて、言うことなしです。次に、歩いてツァレヴェツの丘へ。入口の門を入ってすぐのところに、人形師のおっちゃんが見世物をしていて、その語りの日本語版をKさんがやった、というので、これを見るのが2つ目の目的。数体ある人形の声を、ボイスチェンジャを使ってうまくそれぞれの人形の役になりきってました。自分たちの後から来たドイツからのお客さんには、ドイツ語版の台詞。何ヶ国語録音してあるんでしょうね、すごいです。おまけに、ここでは、Kさんの知り合いだ、ということで、本当は有料サービスの写真撮影をタダでしてもらっちゃいました。王様の格好と、馬に乗った騎士の格好。かなり怪しい写真が撮れました(笑)。この後、丘の中を散歩、一番高いところにある大主教区教会までは良い運動。そして、丘の近くのアセノヴァ地区まで足をのばし、教会見学。目に付いた3つの内、1つしか中に入れず、しかも博物館になっていて有料。でもまぁ、綺麗なフレスコ画が見られたし、街並みも綺麗だったし、良しとしよう。その後、チャルシャという、古い街道にお土産屋がたくさん並んでいる道を通り、街の中心に戻り、3つ目の目的「美味しいティラミスを食べる」達成。ブルガリアっぽくない美味しいケーキでした(笑)。その店で2時間くらいねばり、20時頃にツァレヴェツに再出発。情報では20時半頃から始まる、ということだったので待っていたんですが…始まらない。別の情報では、22時から、ということだったので、1時間半待ってみました。途中でライトアップが始まったので、これは…!と思ってましたが、結局22時過ぎても始まらず、今日はないんだな、ということで、諦めて帰りました。ちなみに、ライトアップは、毎晩やっているとのこと。泊めてもらうKさんちに到着、丁度テレビで映画が始まったので、最後まで見てしまい、それから寝ました。リンチ監督の作品は意味がわからん…。19日(日)、アルバナシィ、落ち着いてて良い感じです。今日は午前中に、ヴェリコタルノヴォとゴルナオリャホヴィツァという街の中間くらいにあるアルバナシィというところへ行ってきました。9時過ぎにKさんと一緒にアパート出発、タクシーでアルバナシィの中心へ。何やら観光バスが数台停まってるぞ、結構な観光地か?と思ったものの、中心から少し外れると閑静な住宅地(笑)。Kさんお勧めの聖誕教会へ行く途中、タルノヴォが一望できるところがあり、足を止めてしばし観賞。旧市街と新市街がまとめて見られて良い感じです。教会は、博物館になっており、有料。でも、フレスコ画が綺麗です。受け付けで別の教会(そこも博物館になっている)との共通入場券だ、と聞いたので、そっちにも行ってみました。ここも綺麗な壁画、さっきの教会より静かで良い感じです。その後、ハウスミュージアムを1ヶ所見学して、地図にある教会を回ってみようと思いましたが、行った2ヶ所とも中を見ることができませんでした。残念。街の中心に戻って、軽く昼食をとり、またタクシーでタルノヴォのバスターミナルへ。ここでKさんとはお別れ。どうもお世話になりました。スタラザゴラに来た時は、是非うちをご利用下さい(こればっかやね(笑))。14時半発のバスで出発、かなり熟睡してたんですが、バルカン山脈越えの途中でバスが停まったので覚醒、前を見ると、すごい渋滞の列。警察の白バイも見えます。バスの運転手が状況把握のため外へ出て行き、戻って来て説明してたんですが、良くわからん(爆)。後から断片的な情報を整理してみると、交通事故か、自転車レースの峠越えのための交通規制のどちらか、ということで自分の中で落ち着きました(いや、落ち着いてないぞ、これじゃあ)。結局ここで1時間半くらい足止め、17時過ぎにスタラザゴラ到着予定が、18時半過ぎました。まぁ、帰ってこれただけ良しとしましょう。暇つぶしに持って行った本も読めたし。ちょっと疲れた移動でしたが、懲りずに来週も出かける予定。水曜日が祝日で休みらしいので、もしかしたらプロヴディフに出没するかも…。そして週末はスリヴェンで折り紙折る予定…。
2004年9月14日(火) 国外旅行の替わりの国内旅行記です。
7日(火)、プロヴディフ移動。今回は色々ハプニングがありそうな予感。昨日まで休み、明日からも休み、今日だけ出勤。昼に携帯料金と電気代を払ってきました。これで、それぞれが止まる心配がなくなりました。夕方、急ぎ足で家に戻り、旅行の荷物をカバンに放り込み、バスターミナルへ。いつもの17時半のプロヴディフ行きに乗れました。バスの中では、エタルで覚えた折り紙をひたすらしてました。隣りのおばちゃんが興味津々で見てて、教えて欲しいと言うので、一緒に折り紙して、出来上がった組星をあげました。えらく喜んでました。プロヴディフの中心地でバスを降りて、Nさんに連絡、会えないと思っていた、ルーマニアからの客人Kさんも一緒でした。ようこそ、ブルガリアへ。3人で夕食、Kさんは明日ルーマニアに戻るそうですが、列車の関係上、朝早くに一旦ソフィアに行かないといけない模様。時間がある自分がエスコートすることになりました。ちゃんと送り届けられるか、かなり不安なんですが…。まぁ、何とかなるでしょう。8日(水)、任務遂行完了。無事Kさんを列車に乗せられました。プロヴディフからだと、午前中にソフィアからとんぼ返りできるんですね…。朝5時頃起床、5時半前に南バスターミナルへ行き、6時のバスでソフィアへ。8時前に新中央バスターミナル到着、鉄道駅でチケットを買うのにちょっと手間取りましたが(国際列車はチケット売場が別の場所でした)、8時半発のブカレスト行きをおさえホームへ。どの列車かを近くにいた人に教えてもらい車内へ、座るコンパートメントはすぐわかり、同席の人たちも感じ良さそうで、とりあえず安心。Kさん、お気を付けて〜。良い旅を〜。というわけで、見送りを済ませ、自分は再びバスターミナルへ。9時のバスがあったので、それでプロヴディフへ。11時過ぎにプロヴディフ到着、14時頃に人を捕獲する予定なので、それまでフラフラ。思いつきで、「ブナルジク公園(解放者の丘)」の「解放者記念像(プロヴディフのNさん曰く「アリョーシャさん」なんだそうです)」を見に行くことに。軽い山登りでした。息を切らしながら、像の足元へ。大きさに圧倒され、そこからの眺めに感動。プロヴディフ市街が一望できます。記念に手持ちのヴァフラ(ウェハースのお菓子)を食べて(意味不明)、登って来た方向とは逆の道から降りてみます。というのも、上から見た時、そっちの方向に教会が見えたから。下りは速い速い、あっという間にお目当ての教会へ。最近は、信者じゃないけど中ものぞいて、気持ち分小銭を置いてくるようにしているんですが、この「聖ペタル・聖パヴェルと聖ミナ教会」の内装は、どっしりと落ち着いた感じがしました。黒が基調だからでしょうね。壁画やイコンを一通り見た後、出口に向かって、ふとイコンを売っているところで足が止まりました。数あるイコンの中で、ひときわ目立つその絵は、他のものと雰囲気が違う、思わず引き込まれて、しばらく見入った後、今ここでこれを買わなければもうお目にかかれない、買うなら今だ、と思って衝動買い。普段の買い物では、ここまで思わないのに、場所が場所だからでしょうか。信者でもないのに。まぁまぁ、たまにはいいでしょう。その後、街の中心に向かってフラフラ歩いていると、Nさんから電話がありました。昼ご飯一緒にどう?ということで、まだだったので、待ち合わせ場所へ。食事しようと思っている場所への移動途中、Nさんの知り合いとバッタリ。3人でご飯を食べることになったんですが、いやー、テンション高いですね。店に行く途中も、食事中も喋りっぱなし。Nさん、普通に相手してて、すごいなぁ、と思いました。食後、2人とは別れて、北バスターミナルへ。そこで、ターゲットを捕獲する予定でしたが、丁度バスターミナルに着いたところで、スモリャンのKさんから電話が。どうやら1人で向かったようです。嗚呼、無駄足。いやいや、良い運動をさせてもらいました(笑)。自分も追いかけるべく、ルートタクシーで「ロドピ」バスターミナルへ。15時のバスがあるようで、切符購入。3時間かからずにスモリャンのバスターミナルへ到着。Kさんに電話すると近くのカフェにいるとのこと。獲物(笑)はもうついているようで、向かいます。合流して3人でKさんちへ。美味しい手作り料理をご馳走様でした。ブルガリア料理のレパートリーをたくさん持っているようで、レシピを教えてもらわなければ…。後は、Kさんが飼っている猫と遊んだり(ちっちゃくて、めちゃくちゃ可愛い)、星を見に外へ行ったり(天の川が本当に川のように見えました。流れ星も見えました。感動。)、いやー、スモリャンは良いところです(笑)。眠くなってきたので、シャワーを浴びて寝ました。明日はKさんの職場の幼稚園で横笛を披露する予定。さて、どうなるでしょう…?9日(木)、久し振りに車酔いしたぞ…。最悪の事態は免れたものの、眠って気分の悪さを紛らわさなければなりませんでした。うーん、往復200kmの山道はきついぞ…。というわけで、今日は洞窟に連れて行ってもらいました。午前中は、Kさんの職場の幼稚園見学、約束の横笛を披露してきました。なかなか好評だったようで、良かったです。その後、お昼前に、幼稚園の園長先生とその旦那さんとKさんと、本当はプロヴディフで捕獲する予定だったTさんと、5人で、旦那さんの運転する車でドライブ。途中、雨が降ってて、どうなることかと思ってましたが、1つ目の洞窟があるヤゴディナという村は晴れてました。とりあえず、ここまでの山道で車酔いしました。洞窟に入る時間(ガイドが付く関係上、入場時間が決まっている)までの少しの間休憩、少し復活、洞窟の中へ入っていきます。中は寒いです。6度くらいらしいです。上着を貸してもらってなかったら凍えているところでした。1時間弱、鍾乳石を見ながら歩いて、地上へ。出口から少し行った所に、洞窟住居の跡があるということなので、そこも見てきました。その後、車に戻り、次の目的地「悪魔の喉(洞窟の名前)」があるトゥリグラッドという村へ。ヤゴディナへ行く途中もそうでしたが、今にも落ちてきそうな岸壁の間を縫うように敷かれた山道を抜けて洞窟入口へ。ここは鍾乳洞という感じではないのですが、洞窟の中を水が流れています。洞窟の出口にあたる所がかなり高くなっていて、そこから滝のように水が流れ込んでいます。今は水が少ない時期だそうで、洞窟内では滝っぽいものをほとんど見ることができませんが、とにかく、この落差のある部分を「悪魔の喉」と呼んでいるそうです。洞窟を出て、車のあるところまで戻ると、ガイダを演奏している人がいました。園長先生に「お前も横笛を吹け」と言われて、1曲だけ披露。まぁまぁウケたようです。そして、帰路につきます。相変わらずあまり気分がすぐれないので、半分寝ながらの帰り道、象のような形をした岩を見たり、園長先生の旦那さんの知り合いらしき人が住んでいる村に寄ったりしながら、スモリャンに戻ってきました。Kさんが、飼い猫の砂を買うというので、その店の近くで降ろしてもらい、園長先生夫婦とはお別れ。どうもお世話になりました。その後、買い物を済ませたKさんと、Tさんと一緒に、魚料理屋へ。ひたすら魚です。しかも美味しい。立地条件がもう少しよければかなりはやりそうな感じですが(店が小高い所にあり、そこまでの道がとても悪い)、そこまでして来てくれるお客さん限定で良いものを、というコンセプトなんでしょうか。とにかく満足して、店を出ました。Kさんちまでは、途中までタクシーで、あとは明かりのあまりない道を選んでアパートまで。星を見るためです。今日も満天の星空、流れ星を4つ見ました。流星群でもない日にこの確率で見る、ということは、流星群の時はどうなってしまうんだろう…今度スモリャンに来るのはしし座流星群の時かな(笑)。アパートに戻り、Kさんにブルガリア料理のレシピを教えてもらい就寝。明日はスタラザゴラに戻ります。10日(金)、スモリャンの博物館、すばらしいです。まともな展示です。駆け足で見るのがもったいない…。というわけで、午前中に博物館へ行ってきました。朝、8時頃起床、9時半のバスに乗るTさんを見送った後、Kさんの職場の幼稚園に顔を出し、その後電気屋で買い物。グローランプを買って、Kさんちの台所の蛍光灯を使えるようにしました。他にも、昨日は割れたコンセントを交換したり、電球のソケットを付け替えたりして、まるで電気屋みたい(笑)。11時過ぎにKさんと一緒にアパートを出て、バスで街の中心へ。博物館に着いたのが丁度12時、午前の部終わりじゃん!と思ったけど、扉に鍵がかかってなかったので、中に入ってみたら、博物館の人が出てきて、一度は腕時計を指差して渋い顔をしましたが、こっちが困ったような顔をしているのを見ると「入って」と言ってくれました。ありがとう、おばちゃん。ざっと、本当に大雑把に見ても40分くらい、じっくり見たら2時間ではきかないと思います。考古学から始まり、近代・現代史、民俗学と、幅広い分野に渡った展示が整然とされています。ほとんどのキャプションには英語が併記されていて、外国人に対する配慮もなされています。展示を見終えて出口に向かうと、さっきのおばちゃんが来て、そこに吊るしてあるカウベルを鳴らしてくれるとのこと。大小様々なベルが奏でる音色を聞きながら、博物館を後にしました。さて、帰りのバスですが、Kさん曰く、博物館近くのホテルからミニバスが13時丁度に出ている、とのこと。ホテルでトイレを借りて、スモリャンの地図を買って(地図ヲタク)、それらしき車に乗車。ところが、13時を過ぎてもさっぱり出発する様子がありません。いつ出るの?と訊いても、もう少ししたら、と答えるだけで、らちがあきません。30分が過ぎ、これだったらバスターミナルまで行って別のバスに乗ったほうがいいかも、と思い出して来た頃にようやく出発。同乗の人たちも、かなりイライラしているようでしたが、運転手はいたって普通。…ぶるがるすか らぼた?まぁ、とりあえず帰れるようなので良かったです。Kさん、お世話になりました。バスの中ではほとんど寝てました。2時間強でプロヴディフ到着(大きいバスよりちょっとだけ早い)、16時のスタラザゴラ行きのバスがあるようなのでチケット購入。タイミング良く乗ることができました。このバスの中では、前のトロヤンに引き続き、ベッさん映画「タクシー3」が流れてて、思わず見てしまいました。もっとカーアクションがあると面白かったなぁ…。映画が終わるのと丁度時を同じくしてスタラザゴラのバスターミナル到着、アパートへ。ちょっと疲れがたまっているようだったので、さっさと寝ました。11日(土)、昨日まで散々出歩いた反動でしょうか、家でじっとしてました。ヴェリコタルノヴォの音と光のショーを見に行こうかとも思ってましたが、ちょっと出かける元気がありませんでした。また次の機会に。というわけで、今日はひたすらたまった単語の整理と、このページの文章整理などをしてました。明日は…少なくとも少しは外の空気を吸おう(笑)。12日(日)、初オペラ。「アイーダ」をご存知でしょうか。スタラザゴラで上演の案内を見ていたので行って来ました。19時45分からの予定だったので、30分前くらいに家を出発。19時半頃には着いたのですが、結構な人です。行き当たりばったりの自分が前売券など買っているはずもなく、当日券購入。チケット売りの人に「ふーばぼ みゃーすと(良い場所)」と言われたので5レヴァ(日本円で約350円、物価換算すると1750円くらい)のチケットを買いました。席に行ってみると、実際それなりに良く見える場所です。わくわくしながら待つこと20分くらいかな、20時ちょっと前くらいに始まりました。オペラって何語なんでしょうね、歌っている内容がさっぱりわかりません(アモーレ、とか人の名前とかは聞き取れたけど)。舞台の端っこに、ブルガリア語訳が出ていたんですが、読めない(笑)。まぁでも、雰囲気だけで充分ですよ。歌い手の圧倒的な声量、演者の計算し尽くされたような動き、魅力的な音楽を奏でるオーケストラ。雰囲気だけで充分です。まだ書いてませんでしたが、舞台は屋外、古代の劇場跡のようなところに仮設のステージを組んでの上演なので、これも良い効果を生んでいると思われます。…しかし、しかしです。この時期の夜をナメていた自分は、Tシャツの上に1枚服を着ただけの格好。幕を重ねるごとに寒さが募ってきました。2時間くらいで終わるだろう、という予想は外れ、3時間以上に及ぶ大演劇。あと1幕あったら途中で帰ってたかも知れません。全部で4幕、最初と2番目は、次の幕へのつなぎに休憩がありましたが、3・4幕は続けて上演、このおかげで最後まで見ることができました。屋外ステージは服装に注意、ということを学んだオペラでした…いやいや、そうじゃなくて、未知の世界を体験できた良い機会でした。明日と明後日は、またちょっと出かける予定、早く寝なきゃ、と思いつつ、日付が変わってしまった…。13日(月)、いやー、朝から大変です。6時前に家を出てバスターミナルへ、乗れそうだったので、6時10分のバスに乗ろうとしたら「席がない」。しかたなく予定してた6時半のバスに乗車。途中でモーレツにトイレへ行きたくなり、乗務員に「トイレ使えます?」と訊いたら「ね らぼてぃ(使えない)」と言われ、それじゃあ休憩があるかどうか尋ねると「にゃーま(ない)」と言われ、頭が真っ白に(笑)。いやいや、笑い事ではなく、本気で緊急事態です。ソフィアまでの残り約1時間半の道のり、とてももちそうにありません。運転手に訊いてみる、という乗務員の言葉を信じ、待つことしばらく。ガソリンスタンドを何ヶ所かすっ飛ばしたので、あー、もうダメかなぁ、と思ってたら、もう少しで停まる、と乗務員が言いに来てくれました。その「もう少し」の長かったこと長かったこと。トンネルに入る直前に、あとちょっと、ともう1度言われ、気分は「雪國」状態(爆)。「トンネルを抜けると、そこはトイレだった」…いやいや、ホントに出たすぐのところにドライブインみたいのがありました。バスを降りる時に見た乗務員の人の顔が女神のようでした(大袈裟)。一時は、どこでもいいからバスを停めてもらって用を足そうかとまで思ってましたが、無事トイレに行くことができました。そんな感じで、朝からドタバタの出発、ホンマにリラまで行けるんかいな、という疑問を抱きつつ、ソフィア到着、とりあえず事務所へ。たまりにたまっていた立替金の集金と、メールチェック、ウィンドウズアップデートにウィルス対策ソフトのアップデート。久し振りにノートパソコンを持って出かけました。アップデートに意外と時間をとられ、予定していた11時40分のブラゴエフグラッド行きのバスは無理そう。次のバス狙い。結局11時半頃、事務所を出ました。エレベータを降りると、ブルガスのAさんとバッタリ。お互い「何やってんの、こんなとこで」状態(笑)。まぁでも、久し振りに元気そうな顔が見れて良かったです。タクシーを拾って、バスターミナルへ向かい、軽く昼食をとって12時半のバスでブラゴエフグラッドへ。微妙に寝たり起きたりしながら、2時間くらいでブラゴエフグラッドのバスターミナルへ。そこから15時発リラ行きのバスに乗り換え、30分強でリラへ。さらにそこから15時50分発リラ僧院行きのバスに乗り換え。30分強で僧院到着。ようやく着きました、世界遺産。教会の中はすばらしいです。全てのスケールが大きいです。壁画もイコンも、今まで見た中で多分一番です(判断基準が難しいけど)。教会だけでなく、僧院そのものもスケールが大きい。教会を囲んでいる建物は4階建て。宿泊施設もあるんですが…受け付けに誰もおらんかったぞ。時間が時間なので、ホテルに泊まってゆっくり明日の朝僧院を見ようと思ったんですが、裏門から少し行ったところのホテルはつぶれてました…。とりあえず宿を確保しないとどうしようもないので、一旦リラまで戻ることに。17時10分発のバスに乗車、僧院滞在45分。な…なんのために来たのやら…。でも、この時間で一通り見たような気がするなぁ、段々そんな気になってきて、結局明日はブラゴエフグラッド観光に切り替え、18時リラ発のバスでブラゴエフグラッドに戻ります。リラのバスターミナルで、ブラゴエフグラッドに住むSさんと連絡がつき、押しかけで泊めてもらえることに。ラッキー。30分強でブラゴエフグラッドのバスターミナル到着、タクシーを拾ってSさんちへ。サラダとかカレーとか色々ご馳走になりました、ありがとうございました。パソコンの調子があまり良くないというので、ウィルスチェックしてみたりスパイウェアを除去してみたりパフォーマンスをいじってみたり、そんなこんなで夜は更けて、丑三つ時を過ぎてしまったので、いい加減寝ることにしました。明日はブラゴエフグラッド市内を少し見て、スタラザゴラに戻る予定。14日(火)、老化現象でしょうかねぇ、早く目が覚めてしまいます。9時頃起きればよいところを、7時過ぎに目が覚め、それからウダウダと寝たり起きたり。8時半前にラチがあかなくなり、とりあえずベランダから景色を眺めながら歯磨きしてました(笑)。主であるSさんは9時過ぎに起床、ワサビ茶漬けをいただきました。うまかったです。用意を済ませて家を出て、タクシーで街の中心へ。博物館の近くで降ろしてもらいました。どうもお世話になりました。スタラザゴラに来た時は、是非うちをご利用下さいませ。で、博物館ですが、でかいです。この前見たスモリャンのよりも大きいかも。一通りの分野が揃っている気がします。名前は歴史博物館となっていますが、最初に案内されたのは自然科学分野。鉱石や草木の標本や動物の剥製などがありました。続いて歴史分野総ナメ。考古、中世、ブルガリア史、近代、現代、民俗。さらに、教会に関する展示に、ギャラリーまでありました。1時間くらいの見学を予定していたのに、2時間弱館内をフラフラしてました。目付け役でしょうかね、どのセクションに行っても博物館の人の監視の目が光ってて、落ち着いて見られないなぁ、と思ってみたり、見るのが遅くてごめんね、と思ってみたり。見ているパートのみの電気点灯も、お約束。まぁでも、このボリュームで3レヴァ(約210円、物価換算で約1050円)は、お得でしょう。ちなみに、ブルガリア人になりすますことができるIDカードを見せても入館料は変わらず(ということは、大人料金は、ブルガリア人も外国人も同料金?)、学生だと安くなるそうです。見ている間に腹が減ってきたので、博物館を出てすぐのところにあるレストランで食事(地球の歩き方にも載っているところ)。懲りずにシュケンベチョルバ(牛の胃のスープ)を食し、あとはパンとサラダで腹一杯。というか、全部食べ切れずに残してしまってごめんなさい、お店の人。1人だと量を考えないといかんね…。食後、近くの受胎告知教会へ。平日なのに人が多かったですねぇ。何か特別な日だったんでしょうか。お祈りに来る人が絶えませんでした。リラの僧院をちょっとだけ思わせるような外装に、天井の木工細工がきれいな内装。窓から射しこむ光がとても神秘的でした。この後、Sさんが指導している野球チームが試合をしている球場へ見学に。ソフィアから審判の応援にNさんも来てました。どうもご苦労様です。1回分の攻防を見て、またSさんにお礼を言って出発。地球の歩き方に載っている聖処女教会を見てからバスターミナルへ行こうと思ったのに、教会が見付からず、微妙に迷いながらターミナルへ。後で地図を買って見てみると(地図ヲタク)、その場所に教会が書いてなかったです…。まぁまぁ、それはいいとして、バスターミナルに着いて、10分も待たずにソフィア行きのバスがあったので、迷わず乗車。寝不足と疲れが一気に出たようで、ソフィアまで爆睡でした。16時半過ぎに、中央バスターミナルに着き、17時発のスタラザゴラ行きのバスがあったので、チケット購入。多分、まだ乗ったことない会社のバス、内装がかなりきれいです。動き出すと、すぐにビデオが始まりました。何故かタイタニック。最後まで見てしまいました。ビテオがちょうど終わった頃にスタラザゴラ到着。20時半前には、アパートに帰ることができました。この2日間で、手に入れたチケットは、博物館の入館券も合わせて8枚、バスの乗り換えが尋常じゃなかったからなぁ。
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教会のロウソクについて。太いのはそんなに酷くないんですが、細いのは、立ってられないのが多いです。限られた所にたくさんロウソクを立てるもんだから、熱で柔らかくなってしまうんでしょうね。お辞儀をしてしまっているロウソクの多いこと。教会の人が直したり撤去したりしていることもあれば、お祈りに来ている人がどうにかしている時もあります。ちなみに、自分はまだ一度もロウソクを買って立てたことがありません。信者じゃないですからねぇ…。
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擬音好き?会話、特に子供のお喋りを聞いていると、よく擬音を使っています。知り合いのGさん(日本語と英語が話せるブルガリア人)も、たまに使っているので、子供だけに限ったものでもなさそうです。爆発効果音とか、うまいこと真似します。アカペラの人たちで、パーカッション関係を口だけで上手に表現する人がいたはずですが、こういうのも、こっちの人はなんとなく得意そうです。
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本文中にも書きましたが、長距離バスのトイレについて。あるのに使えないです。今まで使っているのをみたことがありません。使用可能にすることで、何かデメリットでもあるんでしょうか…。そりゃあ掃除とか大変でしょうけど、今回のような緊急事態の時には50ストティンキ(約35円、物価換算すると175円くらい、一般的に観光地では50ストティンキくらい、普通は20から30ストティンキ)払ってでも使いたい…。
2004年9月6日(月) 週末は、エタルで折り紙折ってました。
1日(水)、朝、職場へ向かう途中、偶然市場の近くで職場の人と会いました。発掘に行くところだそうで、一緒に来るか?と言われたけど、もしかしたら昨日声がかからなかった館長の件が今日だったりするかも知れないので、お断りしました(結局今日も音沙汰なかったんだけど、館長からは)。そんなわけで、今日も何もないまま終了。あ、明日ちょっとお金が必要になるので(立替ですが)、お昼に銀行でお金を下ろしました。そうそう、電気代と携帯料金をまだ払ってないぞ…。水道代に至っては、検針の人が、もう何ヶ月も来てないぞ…。まぁいいか。というわけで、明日と明後日は、バスで30分くらいのノヴァザゴラという街で、博物館で仕事をしている人たちの集まりに参加してきます。発掘現場を見る予定なので、ちょっと楽しみ。2日(木)、さて、ノヴァザゴラへ移動です。幹線道路が通っている街なので、しょっちゅう通過はしてるけど、ちゃんと行くのは初めて。近い街なので、バスの本数はたくさんあります。適当な時間に家を出て、適当なバスに乗り、30分ちょっとでノヴァザゴラのバス発着所に到着。この街のGさんが迎えに来てくれてたので、一緒にGさんの職場の博物館へ。パソコンを1台新しく追加するので、その作業を頼まれてましたが、ネットワークを組むための材料が足らないので、それを買ってから再度作業することに。現状で使っているのが、10BASE-2、久し振りに見ましたよ、同軸ケーブル。配線を見直しているうちに、続々と集まりに参加する人たち到着、近くで昼ご飯を食べている時に、最後の1人が到着し、みんな揃いました(みんなといっても自分入れて5人なんですが)。食後、一旦博物館に戻り、最初に盗掘のあったスァディエヴォという近くの村へ。発掘調査が大体終わっていて、展示のようになっていました。殉葬された8体の馬の骨と、馬車の部品が、かなりきれいな状態で残っていました。説明を聞いて、ここは終了、博物館に戻ります。次に博物館の展示見学。Gさんの仕事場から少し離れた場所に専用の建物。もちろんGさんのことを知ってるから、すごい歓迎振り。展示自体もなかなか興味深かったです。じっくり見て、また仕事場に戻ります。続いて、予定していた最後の場所、デャドヴォという近くの村へ。ここでは、日本の東海大学の発掘クルーが調査していて、貴重な日本語での解説が聞けました。ほんのちょっとだけ真似事もさせてもらえたし。ここでは、現場を仕切っている先生の本までもらってしまって、なんだか申し訳ないです。申し訳ないといえば、スァディエヴォもデャドヴォも、Gさんの博物館の人に車を出してもらって送迎してもらって、とても助かりました。この場を借りて、お礼申し上げます。さて、デャドヴォの現場を後にし、また博物館へ。部品は揃ったけど、パソコン追加はまた明日。みんなで夕食へ。お店で話し合いをしようと思ったけど、料理を食べだしたらそれどころではなく、結局その後、Gさんちに押しかけて、そこで話し合い。遅くにすみませんでした。ホテルへは微妙に迷いながら到着、サクッとシャワーを浴びて寝ました。3日(金)、今日は、朝からパソコンの設定。8時頃にホテルを出て、朝食のパンをかじりながらGさんの職場へ向かいます。10BASE-2から10BASE-Tにするため、昨日ハブを買ったんですが、よく見ると、Linkup用のポートがないぞ…ストレートとクロスの切り替えはどうするんだ?と思いつつも、適当にLANケーブルを配線したら、既存のネットワークが生きました。新しく導入したパソコンも、ちょっと設定いじっただけで、ネットワークに繋がりました。配置も変えたので、プリンタの設定もし直し、スキャナはドライバをダウンロードし切れなかったので、Gさんに託しました。他にも中途半端なことがあるので、あと何度か足を運んだ方が良さそう。お昼頃のバスでスタラザゴラへ戻り、軽く昼食を食べた後、他の人はエタルに出発。明日追いかけます。自分は家に帰り、Gさんから受け取って来た動かないプリンタをいじってました。電源は生きてるし、駆動部も問題なさそう、パソコンでステータスを見てると、インクカートリッジがうまく認識されてないようで、ヘッドかなぁ、こりゃ。本体側の、基板とヘッド部までのフラットケーブルは問題なさそうなので、ヘッドそのものを交換してみないことにはわからないな。いずれまた。そんな感じで、明日からエタルです。4日(土)、朝のガスパール…じゃなくて、朝のシプカ峠は、真っ白で何も見えませんでした。6時15分発のバスに乗ったんですが、7時過ぎ頃からバルカン山脈越え、一面の霧でした。微妙に寝ながらなので、はっきりとは覚えてませんが。寝たり起きたりで(そうそう、ビデオ流してたんですが、MIB IIやってました。画面が遠すぎて、よくわからなかった…)8時頃ガブロヴォ到着、前回来た時と違い、今回はバスが発着所まで入りました。あんまり早くエタルに行ってもアレなんで、ちょこっとガブロヴォの中心をフラフラしてみました。笑いと風刺の館(まだ時間が早く、営業してなくて、外から見ただけ)、迷いながら歴史博物館の外観見学(土日は休み?しかも本館は改装中、ハウスミュージアムだけ確認できました)、国立教育博物館も外から見ただけ(土日休み?)、図書館と市役所と文化会館を、ふーん、と眺めて、エタルに向かうことにしました。トロレーとバスの乗り継ぎで行こうと思ったけど、待てども待てどもトロレーが来ず、結局タクシーで。エタルのホテル前に着くと、車がたくさんとまってます。博物館のほうを見てみると、仮設テントがたくさん作ってあり、既に人がいっぱい入ってます。この街のSさんに連絡をとると、そのテントの1つで、折り紙をしているので、そこに来てくれ、というので行ってみました。行った時は、そんなにお客さんがいなかったんですが、しばらくすると、徐々に増えてきて、結局終了の18時頃までテントに張り付いていました。あ、エタルで何事があるか書いてなかった、3日から6日の4日間、毎年エタルの屋外博物館で国際的なイベントがあるそうです。色んな国(といってもヨーロッパ近隣がほとんどのようですが)から色んな人が自慢の民芸品を持ち寄り、展示即売しています。もちろん、もともと博物館に工房を持っている人たちも、いつも以上に精を出しています。音楽やら踊りやらも舞台で披露されています。そんな中に、「日本の折り紙コーナーを出す」ということが突然決まり、手伝いに来ている、と、そんな感じです。ちなみに、今年は博物館の40周年ということで、最終日は、その記念行事が行われるということです。…話を戻して。折り紙を終えて、一度カヴァル職人の工房へ行き、憧れのカヴァルを試し吹きさせてもらいました。おぉ、音が出るぞ、少しは上達しているみたい。でも、小指の穴が微妙に押さえにくいので、買うのならオーダーメイドがいいなぁ。そんな感じで、工房を後にして博物館を出て、みんなで夕食。懲りずにシュケンベチョルバ(牛の胃のスープ)に舌鼓をうち、食べきれない料理で腹いっぱい。ホテルに戻り、Sさんの部屋で、Sさんの専門の「染色」に関する色々な資料を見せてもらいました。適当なところで切り上げ、自分の部屋へ。ベッドの上で横になってたら、うっかり眠ってしまい、気付いたら1時過ぎてました…。明日の朝シャワーを浴びればいいや、と思って、そのまま布団に入って寝ました。5日(日)、冗談抜きで、1日中折り紙してました。7時頃起床、シャワーを浴びて、朝食をとり、9時過ぎに会場へ。それから、イベント終了の18時過ぎまでの間、折り紙ブースのテントを離れたのは、踊りの写真を撮るのに1回と、トイレに行くのに1回の、2回だけ。あとは、ずぅ〜っと折り紙してました。ただ折ってるだけだったら何てことないけど、子供たちに折り方を教えるのが大変。あと、座り続けてると、腰とお尻が痛くなってきて辛いです。たまに立ったりして体を動かさないと、感覚がおかしくなります。まぁでも、なかなかできない貴重な体験です。イベント終了後、夕食、今日は控えめにしておきました。ホテルの部屋に戻ってシャワーを浴びて、これを書いて寝ました。明日はイベントをちょっと見て、スタラザゴラに戻る予定です。6日(月)、カヴァル、とうとう買っちゃいました〜。練習頑張ろっと。今日は折り紙なしなので、ゆっくり起床、ゆっくり朝食をとって、10時過ぎに待ち合わせのホテルのロビーに集合。最初、博物館の事務所で費用清算の手続きをして、バスの時間までイベント見学。前に来た時には見られなかったところが見られたり、イベント期間限定のものが見られたりして良かったです。そして、楽器を作っている工房へ。今日は職人さんがいて、ちょうどガイダの部品を作っていました。在庫が1本しかないカヴァルを吹かせてもらって、色々と教えてもらっている間に、やっぱりどうしても欲しくなって、思い切って買ってしまいました。小指の穴が押さえにくい、と言ったら、これが普通だ、と言われたので、指のほうを慣らします。音色というか音質というか、とにかく吹き方一つで色々な印象を受ける音色を出せる楽器、カヴァル。とても職人さんの域までは達することは出来ないけど、せめて何か簡単な曲だけでも吹けるようになれるといいなぁ。そんなカヴァルを大切にかかえ、13時エタル発のバスに乗車。Sさん、どうもお世話になりました。30分くらいで都市間バス発着所に到着、14時のスタラザゴラ行きのバスがあるようなので、それのチケットを買い、軽く昼食。バスの中では、寝たり起きたり、2時間くらいで家に帰れました。さっそくカヴァルを吹いてみましたが、微妙な口の形とカヴァルの持ち方で音が出たり出なかったり。練習頑張らねば。あ、そうそう、今日が何の日か書いてませんでしたね、今日はブルガリアの統一記念日で休日でした。明日は普通に職場に行きます。が、その次の日から1週間、休みをもらっているので、またボチボチと旅行しようかな、と思ってます。本当はギリシャに行こうかと思ってたけど、参加しようと思ってたツアー自体がなくなっちゃったからね…。