以前から行こう行こうと思っていた沖縄。弟の協力により、ようやく実現しました。誕生日割引って、すばらしい。仙台--->沖縄間が1万円。それだけじゃなく、旅行の計画のほとんどを弟に任せてしまいました。弟よ、ありがとう。恩にきます。そんなわけで、こうして行った沖縄の旅行を、折角なのでここに記しておこうと思います。


2003年6月23日(月)
出発当日、7時起床予定で、目覚ましをセットしていたのに、30分も早く自然に目が覚めた。弟の土産のうどんで朝食(水が少なくてまずかった)をとり、洗濯と郵便局の用事を済ませて出発。たまたま持っていたタクシーチケットを使い、アパートから空港まで贅沢にもタクシーで。6000円ちょっと。着いたらすぐ搭乗手続きを済ませ、手荷物を預かってもらう。帰りは高松までしか戻ってこないので、高松--->仙台便を予約・購入。日焼け止め(敏感肌用)を買って搭乗口へ向かう。金属探知機にはいつもひっかかるが、今回は外せるものをすべて外したら一発OK。幸先良し。搭乗口の近くで弁当を買って、時間までしばし読書(沖縄本)。出発5分前、乗り込み開始、機内の席は、窓側2列、中央3列、中央はほとんど空席。平日だしなぁ。離陸後、シートベルトサインが消えたところで、弁当を開いて昼食。機内でも本を読みふけり、国内線では初かな、トイレにも入った。フライト中はひどく揺れることもなく無事着陸、とうとう着きました、沖縄。空港内は冷房がきいていて涼しいが、一歩外に出るとそこは南国の空気。梅雨が明けたとはいえ、湿度は高そうだ。予約していたレンタカー屋さんに迎えに来てもらい、店でレンタカーを借りて、首里城に出発。最初の観光地だけあって、異常に写真を撮影。枚数を気にせず撮れるデジカメって、すばらしい。その後、玉陵を見て、一旦宿へ。荷物と車を置いて、国際通りに繰り出す。弟が見つけておいてくれた「あかさたな」という店で夕食。当然泡盛も飲む。うーん、うまい。ソーキそばが品切れで、沖縄そばになったのがちょっと残念。でも、小魚が乗った豆腐はうまかった。店を出て、民宿に帰りがてら、土産屋を冷やかす。古酒屋と沖縄屋、それぞれの店限定の泡盛を試飲したが、めちゃめちゃうまい。酒の土産はこれで決まりかな・・・。民宿に帰ってから、折角持ってきたので無線機に電源を入れてみる。HFはさっぱり、なんとか2mFMで1局。今日はここまで。明日に備えて就寝。

2003年6月24日(火)
6:30起床。さすがに1時まで起きてたので、目覚ましで起きた。かなり豪勢な民宿の朝食を済まし、レンタカーで出発。最初の目的地は、中城城址。世界遺産というだけあって、すごく良い。あまりによくて、次に行く予定だった中村家がかすんでしまい、すっ飛ばしてしまった。その後、海中道路を通り、伊計島までドライブ。伊計ビーチを少し見てみたかったが、入場料を取るみたいだったので通過。もと来た道を戻りつつ、次の目的「海ぶどう」に向かう。道中、2mと430でCQ出したら、2エリアコールが珍しいのか、それぞれ1局ずつ交信できた。そして、予定通りの時間に恩納村到着、海ぶどう丼とテビチ煮付を食す。変わった食感の海ぶどうと、思ったよりあっさりのテビチ、ここでも沖縄を満喫。スキューバダイビングの予約が14時からだったので、万座毛は後に回し、お店に向かう。ちょっと早く着いたが、手続きを始めてくれた。お店のお姉ちゃん、松島出身らしい。弟の1つ下らしい。21歳か・・・若けーなー。潜るのは初めてだったけど、うまいよ、と言われてしまった。餌のソーセージを出すと、カラフルな魚が沢山寄って来て、すごく楽しかった。ただ、耳抜きがうまくできないので、今回潜った3mくらいが限界かな、と思った。それでも夢のような30分を海の中で過ごせて良かった。その後、お店の人たちの手厚い送別を受けて、万座毛に向かう。逆光でまぶしかったのと、一番見所の岩の上におっさんがいたのを除けば、最高の景勝地。ただ、今日は朝一の中城城址が良すぎたので、若干かすんでしまったかな・・・。駐車場の土産屋でTシャツを買い(というか買わされ)、あとは宿に向かうだけ。途中、道の駅に寄ったら、思わぬ収穫、美ら海水族館の2割引入場券get。得した分でアイスクリームを食べてから、出発。ちょっとわかりづらかったけど、民宿に到着、今日は街に繰り出さずに、宿で夕食。ここでもすごいボリューム。腹一杯。部屋に帰って、メール・BBSチェック、一応ワイヤー張って無線もやってみたけど、さっぱり飛んでないみたいで交信できず。日中、2局交信できたから良いことにしよう。テレビ見て、マンガ見て、結局寝たのが1:30。明日大丈夫かな・・・。

2003年6月25日(水)
昨日と同じく、6:30目覚ましで起床。夜通しエアコンのドライかけてたので、部屋に干してた洗濯物がそれなりに乾いている。頼んであった朝食も、やっぱり量が多いが、一日の動力源なので完食。8時に宿を出発、まずは本島最北端の辺戸岬に向かう。車の量も少なく、かなり快適なドライブ。途中道の駅で証拠写真を撮り、目的地へ。さすが最北端、300度くらいの大パノラマ。昨日に引き続き、朝から沖縄満喫。案内板を見ていると、「ヤンバルクイナ展望台」という気になるものがすぐ近くにある。行ってみると、本当にヤンバルクイナの形の展望台。こういうの大好き。その後、近くの景勝地にも行ってみたかったが、場所がわからずスルー。予定よりだいぶ時間があるので、弟の提案で、比地大滝に行ってみることにした。キャンプ場の駐車場に車をとめて、山道を歩くこと30分、汗だくになりながら、滝に到着、壮観。疲れた足に、水が心地よい。心も身体も癒されて、帰路に着く。車まで戻り、次は昼食、お目当ての店に行く途中で、道の駅「おおぎみ」で記念撮影をし、12:30頃には、沖縄そば屋「まんてん」に到着。お勧めの三枚肉そばを食す。美味い。店を出て、次は親父殿お勧めの今帰仁城址へ。規模の大きさに圧倒された。見晴らしも良く、海が見渡せた。そして、その海のすぐ近くにある美ら海水族館が次の目的地。平日なのにすごい人。昨日購入の割引券で入場、久しぶりの水族館。時間があまりなかったので、駆け足で見たが、最後のほうの大水槽だけはしっかりと見た。斜めから見ても、アクリルの継ぎ目がほとんど見えない技術はすばらしい。ここで、デジカメのメモリが一杯になったので、データをパソコンに移し、出発。走ってみたかった沖縄唯一の高速道路を端から端まで爆走。もちろん、2つあるパーキングには当然立ち寄り、片方のパーキングではちょっとだけ無線もやった。1局もQSOできなかったが。高速をおりて、給油後レンタカーを返し、その足で那覇新港まで送ってもらう。船に弱いのに、明日以降の観光の拠点である石垣島まではフェリー。同じ車で送ってもらった2人組も、石垣島に向かうらしい。フェリーは小部屋で、定員6人なのだが、そこでもこの2人組と一緒だった。聞くと、弟とタメらしい。一人、年の差を感じる。乗船してしばらく船の中を探索、船が離岸して、少ししてからレストランへ。食事してすぐリバースした経験があるので、ここはおとなしくビールだけ。中ビン2本空けたら、自分が揺れているのか船が揺れているのか微妙になってきた。調子にのって、旅行記書いて、パソコンいじってたら、ちょっとだけ具合が悪くなってきたので、早々に寝た。21時頃。こんなに早く寝たのはいつ振りだろう。

2003年6月26日(木)
弟の目覚ましと船内の放送で目が覚めた。6:30着予定が、30分くらい遅れるらしい。ボーッとする頭でデッキに出てみる。生ぬるい風を浴びながら島影を見ていたら、だんだん意識がはっきりしてきた。7時過ぎ、石垣島に到着。今日はそのまま波照間島に渡って一泊なので、離島桟橋に向かう。船に乗る前に、腹ごしらえの朝食。船に酔わなかったので、おいしく食べられた。8:30頃、もしかしたら船が引き返してくるかも知れない、という言葉を背に受け乗船。確かに波が高い。しかし、引き返すことなく、30分遅れくらいで波照間島到着。酔い止めを飲んだおかげか、船酔いせずに済んだ。民宿の人に迎えに来てもらい、宿到着、レンタサイクルで、有人最南端の碑と、星空観測タワーを見る。今夜晴れると良いなぁ。自転車の調子が悪い(というかパンク)ので、宿の人に迎えに来てもらい、戻って昼食。ものすごいボリューム。その後、近くのビーチに行って、1時間くらい水遊び。岩場で無線やってる人を見た。宿に帰って聞いてみたら、今度は宿から出てたので交信した。これで1日1局のノルマ達成。それからしばらくCQ出してたが、全然飛んでない様子。適当に切り上げ、シャワーを浴び、夕食。幻の泡盛「泡波」が普通に出てきた。食事の量も、昼に引き続き尋常じゃない。適度に食べ、適度に酔っ払い、星空観測タワーへ。ちょっと雲が多い。しかし、よーく目を凝らすと、かろうじて南十字星の一部が見える。一瞬4つ全部見えたような気がしたが、気のせいだったか・・・。21時過ぎに民宿の人が車で迎えに来てくれることになっていたが、時間が近付くにつれて、だんだんと星空が見えるようになってきた。もう少し居たいが、しょうがない。宿に帰って来ると、居残り組がまだ泡盛を飲んでいたので、参加。消灯時間の23時まで飲んで語って、楽しい一時を過ごせた。波照間は観光に来る所ではない、のんびりするために来る所だ、まさにその通りである。結構酔っ払って部屋に帰って寝る。久しぶりに泳いだのもあって、結構疲れた1日だった。

2003年6月27日(金)
目覚ましも何もなしで、6:30頃起床。朝食が8時かららしいので、顔を洗って、昨日行けなかった島の中心部までプラプラ歩いてみる。店があったので、水分補給のためのスポーツ飲料等を購入。来る時と別の道を通って、遺跡等を見ながら宿に戻る。朝食もやっぱりすごい量。これから船に乗らなきゃいけないので、ゴメンナサイ、ちょっと残してしまった。宿の車で港まで送ってもらったが、船はやっぱり遅れて来た。30分くらい遅れて出発、来る時と同じデッキに座ったが、暑くて暑くてまるでサウナのようだったので、30分でダウン、船の後部に移動。多少の風も来るし、なによりアクリルを通さず生の景色が見られる。予定より多少遅れはしたが、それ程大揺れすることなく石垣島に到着。土産がかさばってきたので、宅急便で送り、荷物を一旦預けて、今度は竹富島へ出発。10分で到着、港で待ち構えていた水牛車の観光の人にとりあえずお願いして、すぐに水牛車に乗ることができた。中心部1周約40分、石垣と赤レンガ、白い道がどこまでも続く街並みを見ながら水牛車に揺られていた。元の場所に戻ってくるちょっと前、水牛車を操るおじぃの三線と歌があり、聞きほれる。そうそう、同じ水牛車に、日テレのクルーと乗り合わせた。7月26日放送分らしいのでチェックチェック?降りてから、今度は昼食、少し歩いて竹の子というお店の八重山そばを食す。うまい。本島と違って、縮れ麺ではなく、うどんに近い。食後、水牛車に乗ったところの近くまで戻り、レンタサイクルを借りて島一周。浜を2つ見て、昔の桟橋を見て、約1時間。何ヶ所が上り坂があって、少し疲れた。自転車を返し、港まで送ってもらって、石垣島へ戻る。今日の観光はこれで終わり、民宿へ。部屋に入って、とりあえず無線。21MHzで3局も交信できた。意外と飛んで行くんだな・・・。その後、昨日できなかったメールチェックとBBSチェックをして、眠くなってきたので就寝。そろそろ疲れがたまってきたかな・・・。

2003年6月28日(土)
今日は西表島入り、宿の朝食を済ませ、港に向かう。西表島での目的は、カヌー体験と温泉と水牛車で渡る由布島。約40分、船に揺られて到着、船にもだいぶ慣れてきた。港に入るちょっと前、窓越しに滝が見えた。午前中に滝壷まで行く、ピナイサーラの滝である。港には、島で借りるレンタカー屋さんの人に迎えに来てもらい、店へ。ところが、1つ問題が発覚、自分も弟も手持ちの軍資金が尽きてきたので、郵便局へ行こうと思っていたのだが、島全体が13時から17時まで電気工事のため停電するということで、ATMも使えなくなるというのだ。カヌーツアーの終了が13時過ぎ、間に合わない。すると、レンタカー屋のおじさんが、先に行って来い、と車を貸してくれた。とても助かった。そんなわけで、少し遅れたが、カヌーツアーに出発。山の中の道を車で行く途中、天然記念物の亀に遭遇。駐車場に着いてから、カヌーが置いてある川べりまで徒歩約5分。カヌーを川に出し、初乗り。足を伸ばした状態で座ってオールを漕がなくてはならないため、足のつけねが疲れた。それでもひっくり返ることなく目的の岸に到着、疲れた足で、今度は滝壷まで山道を徒歩約15分。相変わらず山をナメているので、履物はサンダル。それでも転ぶことなく到着、落差50m以上の滝は、まさに圧巻の一言。滝壷で泳げるように水着をつけてきたので、泳いでみる。水が冷たい。汗が一気に引く。そのおかげで、帰りは足取り軽く、汗も出ず、カヌーのある場所まで割と早く着いた。カヌーも好調に飛ばし、あっという間にもとの場所へ。店に戻って今度は車を借り、島内巡り。まずは由布島に渡ってみる。水牛車で浅瀬を渡れるのが良い。ここでもテレビの撮影らしきクルーに遭遇、カメラに牛が驚いてちょっと暴れた。島はものすごく暑かった。熱帯植物で風がさえぎられているからだ。それでも一応順路通り回り、土産もget、帰りも水牛車に乗る。行きにはなかった、おじぃの三線と歌が粋。しばしの憂き世離れ。その後、車に戻り、次は日本最南端の温泉「西表島温泉」へ。詳細は活動記録に書いておくので、そちら参照。レンタカーを返す時間が迫っていたので、近場で行って帰って来れそうな所、星砂の浜へ。今まで何ヵ所か星砂と名の付く浜へ行ったが、ほとんど見かけなかった星砂を、ここでは普通に見かけた。そして、給油後、レンタカーを返し、宿まで送ってもらう。18時前に到着、夕食は19時から、とのこと、その間に無線をやってみるが、交信できず。夕食をはさんでチャレンジするもダメ。昨日3局もできたからいいかぁ・・・。ふてくされ気味で外に出てみると、夕食の時一緒だった、隣りの部屋のおねぃさんが星を見てたので、話をしながら一緒に見ていた。きれいな星空を見ながら2時間以上話してた。宿のおかあさんが来て、今夜はちょっとモヤがかかってて見えにくい、と言ってた。これで見にくかったら、見える時はいったいどうなってしまうのだろう。西表の星空は、はっきりいって波照間の星空より良かった。まぁ、波照間では曇ってたからしょうがないんだけど・・・。その後、部屋に戻って、すっかり忘れていた洗濯物を干し、この旅行記を書いて、もう一度星空を見て就寝。10分に1個くらいの割合で流星が見られるって、すばらしい。

2003年6月29日(日)
6:30頃起床。7:30の船で石垣島に戻るため、7:00に朝食、宿を後にする。定刻通り船が出発、石垣島に着き、今日行く予定の与那国島行き飛行機の空席をきいたら、戻りの便が満席とのこと。日本最西端行きは断念し、さてどうしよう、近場の島にでも行くか、ということで、黒島へ行ってみることに。船を待っていたら、宿で一緒だったおねぃさんに会った。黒島へ行くらしい。同じ船で、黒島に到着、石垣でレンタサイクルとシュノーケルセットを予約した店に迎えに来てもらっていたので、車で移動、ここでおねぃさんとは別行動。店について、一通り借り、水着に着替え、いざ出発。島内をほぼ一周し、中心の小中学校の近くにある物見台のようなところに行ってみると・・・いました、あのおねぃさん。お昼まだ、ということだったので、近くの沖縄料理屋でソーキそばを一緒に食べた。店を出て、自分たちはシュノーケルをしに海岸へ、おねぃさんは、船に乗るため港へ。とりあえず、弟が先に海に入る。その間、荷物番。しばらくすると上がってきたので、交替。小笠原以来だから、9年ぶりくらい。目の前に熱帯魚が数え切れない程いる。先日のスキューバダイビングの時より沢山見える気がする。見飽きるくらい魚を見て、上がってみると、おや、またおねぃさんが。船の時間を間違えていたらしく、次の船まで時間をつぶすために海岸に来たようだ。弟と交替して、海を見ながらおねぃさんと話をしていたら、途中からおじぃ乱入、民謡披露。弟が上がってきたので、交替してもう一度海に入り、魚と戯れる。船の時間もあるので、レンタル屋さんに戻って、港まで車で送ってもらう。船に乗っていると、おねぃさんが乗って来た。ちゃんと乗れたらしい。定刻通り出港、乗っている間は爆睡。ほどなく石垣港に着き、一旦荷物を置きに宿へ。構造的に突込みどころ満載の建物。夕食がてら、街に繰り出す。頼まれていたCDとビールをget、あらかじめ目星をつけておいた料理屋で夕食。ラフテー、ゴーヤチャンプルー美味し。店の中を見ると、近くの公園でイベントをやっている案内のポスターが。店を出て、「オリオンビールフェスト2003」に行ってみる。すごい人。せっかくなので、オリオンビールを買って飲む。宿に帰って、メール・BBSチェック、疲れていたので無線はやらないつもりだったけど、ひょっとして交信できるかも、と思って30分くらいやってみたけどやっぱりダメ。コンディションとタイミングだなー。眠いので、旅行記をちょっと書いて就寝。

2003年6月30日(月)
目覚ましなしで、6時半前に起床。軽い朝食を済ませ、レンタカー屋さんに迎えに来てもらう。レンタカー屋さんが乗って来た車をそのまま借りるらしく、軽自動車を予約したのに普通車。まぁいいか。今日は飛行機の時間まで石垣島観光、最初の目的地、玉取崎展望台に向かう。離島の美しさに慣れてしまったせいか、「ふーん」という感じ(贅沢)。いや、でも多分すごくきれいなんだと思う。一応何枚か写真を撮って、次の目的地、石垣島最北端の平久保崎灯台へ。んー、きれいきれい(半分やっつけ)。レンタカーに店の人が忘れていったサングラスをかけて、怪しい写真を撮って、戻りがてら、海に抜ける日本唯一の鍾乳洞「伊原間鍾乳洞」に向かう。洞窟の入口の沼に住んでいるという大ウナギ、入る時には見えなかったが、出てくる時にそれらしき影が見えた。良いことあるかな。海に抜けた所は、2つの浜があって、どちらも小さかった。戻って、再びレンタカーに乗り、次は天然記念物「米原のヤエヤマヤシ群落」へ。少し山に入ると、ヤシの木が沢山生えている場所に着いた。ヤシがこんなに群生している所、天然記念物たる所以。車まで戻って、店のオリジナルジュース(サトウキビとパインとパパイヤのミックス、もちろん100%)を飲んでみる。かなり濃厚。別な店の土産を買って出発、近くの食堂で、めちゃ安いそばを食べる。値段相応の味。車のFMラジオを聞いてみると、台湾の放送らしきものが聞こえる。ん?Eスポ?と思って、店からちょっと離れた駐車場で50MHzと21MHzで頑張ってCQ出してみたけど空振り。よく考えたら、石垣から台湾って、本島までより近いんだよねー・・・。結局、1局も交信できず出発、次は川平湾へ。クラブメッドがあるだけあって、きれいな湾。見晴らし台で、スケッチをしている人がいた。ブルーシールのソフトクリームを食べて出発、次は御神崎へ向かう。駐車場に車をとめると、隣りの車の人に声をかけられ「沢山の人が死んだところだから、これ供えて」と線香をもらった。火がないので、供えるだけだったが、合掌してきた。景色としては、かなりきれいじゃないかな、グラスボートが何台も来ていた。灯台からの眺めを堪能し、本日最後の目的地、日本最南端の鍾乳洞へ。入場料が多少高いが、それなりに見ごたえはあった。飛行機の時間もあるので、石垣空港へ。ここでレンタカーは乗り捨て。那覇空港まで約1時間、もったいないけど船の時間が合わないのでしょうがない。ここでも金属探知機にはひっかからず何事もなく搭乗。飛行機の中では爆睡、那覇に着いて、宿まではバス。重い荷物を持っての移動はつらかった・・・。宿に着いたら、すぐ国際通りに繰り出し、沖縄家庭料理(チラガー、泡盛、美味し)を食べ、お土産を買い込み、帰る。疲れと酔いのダブルパンチで、不覚にもごろ寝してしまった。目が覚めたら0時過ぎ、写真データだけ吸い出して、布団に入って寝た。

2003年7月1日(火)
今日は割とゆっくり、7時過ぎに目が覚める。朝食後、レンタカー屋さんに迎えに来てもらい、店まで行く。今回は軽自動車を借りた。最初は旧海軍司令部壕跡へ。・・・重い、重すぎる歴史の重圧。戦争の悲惨さを垣間見た。次に、本島最南端の喜屋武岬へ。景色はきれい、でもここでも沢山の人が死んだんだよな、と思いながら、碑に合掌。ここで昨日できなかった分を取り戻そうと、無線をやってみる。50MHzで2局、2エリアと9エリア。開いてた?岬を出発し、ひめゆりの塔に向かう。資料館に入ってみると・・・ここでも重くのしかかってくる戦争の悲惨さ。観光で遊び呆けに来ているのが申し訳なくなってくる。家で折ってきた(半分以上折ってもらった)約400羽鶴を供えて、昼食に向かう。お店は一般の家を改装してあるということで、入口がわからず2回前を通過、3度目の正直、昼食にありつく。そばセット、美味。再度車に乗り、また重くなる平和祈念公園に向かう。公園自体は広く、まわる順番を決めて入る。途中、資料館見学。沖縄戦についてのかなり詳しい展示がしてあり、またも遊び呆けていることを申し訳なく思う。大体一周し、カキ氷を食べて、車へ。かなり疲労の色が濃くなってきたが、予定していた残り2カ所に向かう。まずは、日本名水100選の垣花樋川へ。長い長い石畳の道を海の方向に降りて行くと、段々畑のようになった水場が。飲んでみると、やわらかい。顔と足を洗って、坂を登る。最後の目的地、斎場御嶽に向かう。世界遺産というだけあって、なかなか見ごたえあり。ここでも結構歩いた。今日は今までで一番歩いたような気がする。宿に落ち着いて夕食をとり、メール・BBSチェックをして就寝。昼間にQSOできたから無線は無し。

2003年7月2日(水)
目覚ましなしで、6:30頃起床。ラジオ体操の音楽が聞こえる。散歩がてら海に行ってみる。桟橋から普通に熱帯魚が見えた。宿に戻って朝食、普通の量で安心して完食。今日は特に予定を立ててなかったので、近場で探してみて、知念城址と玉城城址をピックアップ。近い方の知念城址にまず向かう。すごい坂を車で登り、駐車場からさらに山道を歩くこと約5分。なかなかきれいな城壁が残っている。中に入ってみると、海方面の眺望もなかなか良い。車に戻り、次は玉城城址へ。ここも、坂を車で登り、さらに山道を5分くらい歩く。入口が、岩をくり貫いた門。海も見えた。裏手に回りこめる道があり、降りて行くと、やたらに大きい岩の間を少し歩けるようになっていた。この城址の近くに自然の家があり、このあたりはオリエンテーリングのコースになっているようで、いたるところにチェックポイントがあった。さて、目的地がなくなってしまった。昨日宿に行く途中に、でかいパラボラが見えたので、見に行ってみることにした。ナビで見ると、どうやらKっぢの衛星通信所らしい。当然入口は閉まってて入れないので、ぎりぎりまで行って、証拠写真撮影。まだ時間があるので、パラボラからすぐ近くの奥武島に行ってみる。無線のできそうな場所を探し、24MHzで1局QSO。最終日に、ようやく○utbackerを持って行ったことが報われた。その後、レンタカー屋に向かい、車を返して空港まで送ってもらう。最後の沖縄そばを食べたかったが、荷物を送ったりお土産を見たりしてたら時間がなくなってしまい、おにぎりを買って機内へ。そうそう、金属探知に身体はひっかからなかったが、今までノーチェックだった機内持込カバンがひっかかり、パソコンと無線機を別のトレーにうつして再検査。今度はOK。離陸し、シートベルトサインが消えたところで遅い昼食、食べ終わって爆睡、気付いたら高松空港に着陸するところだった。久しぶりの内地、日差しがやっぱり違う。痛くない。空港内のレンタカー屋で車を借り、弟の下宿へ移動。夕食はお約束のうどんを食べて就寝。

2003年7月3日(木)
5:30頃に目が覚める。しばらく布団の中でうだうだしていたが、6:00前に起き上がる。パソコンをいじっていたら、弟が起きた。朝からうどんを食べに行こう、ということになっていたので、店の開店時間に合わせて出発する。目指すは「山越うどん」。平日の朝というのに、結構な数のお客さんがいる。弟と同じかまたまうどん2玉を頼み、つけだしを少しかけて食べてみる。・・・うまい。早い、安い、美味いの3拍子が揃っている。250円で幸せにひたる。次に、近くの道の駅「滝宮」へ。前に弟の所へ遊びに来た時も行った所。美味しそうな桃を買って、帰ってから食べることに。さて、本日の本当の目的地「道後温泉」に向けて出発する。途中、腹が減ったところで適当に昼食、無事、道後温泉本館に到着。温泉については、愛好会のページ参照。温泉を出て、もう1つの目的「松山駅のじゃこ天」を買いに駅へ向かう。某テレビ番組でたまに出てくるところ、名物おばちゃんには会えなかったけど、じゃこ天はget。美味い。ご飯が欲しくなる(笑)。松山市内は路面電車が走っていて、慣れない運転は大変。それでもまぁ事故もなく、市外脱出。帰りも途中で飯を食べ、弟の下宿へ。やはり疲れがたまっていたのだろう、22時過ぎに寝てしまった。そうそう、無線は行きと帰り、それぞれ1局ずつ交信できた。5エリア移動で電波出したのは初めて・・・かな?ちなみに、道の駅で買った桃は、スカスカしてて甘くなく、まずかった・・・安かろうまずかろうだなぁ、ホント。

2003年7月4日(金)
7時過ぎ、起床。昨日買っておいた朝食を済ませ、ひたすら旅行記を書く。11時頃、出発、弟よ、お世話になりました。12時までに車を返す予定だったが、15分くらい前にレンタカー屋に着きそうだったので、目の前のうどん屋で、少し早めの昼食をとる。空港の近くだから、多少は高いんだろうけど、それでもうどん1杯200円。安いゼ、香川のうどん。車を返し、空港まで送ってもらう。荷物を預け、土産を少し買って搭乗口へ。身体は問題なし、やっぱり手荷物がひっかかる。機械類全部カバンから出してパス。いちいち面倒臭いなー。でも、あからさまに怪しいからしょうがないか。搭乗口近くでも少し旅行記を書き、機内でも少し旅行記を書く。んー、書き物はため込むものじゃないな(笑)。飛行中はずっと雲の上、地上がまるっきり見えなかった。梅雨だからしょうがない。ほどなく仙台空港に到着、レンタカーカウンタに向かい、予約しておいた車を借りるために営業所へ送ってもらう。土日に必要なものを購入、家に到着。2週間近く留守にしていたアパート、なんとなく懐かしい。さて、明日の準備をしなければ・・・。


あとがき
なんとか無事に旅行することができました。バースデー割引の同行者として連れて行ってくれた弟、本当にありがとう。旅行の予定を立てることだけにとどまらず、旅行中の会計係までやらせてしまい、挙句の果てに洗濯までほぼまかせっきり・・・ひどい兄貴やな、自分(爆)。沖縄はリピータが多いと聞きますが、なんとなく理由がわかりました。自分もハマってしまいそうです。でも、行くなら絶対離島。今回残念ながら行けなかった与那国島に、次は行ってみたいなぁ、などと考えています。今回のように、バタバタと観光地を巡るのも良いけど、離島に行ったら1軒の宿に数日滞在して、のんびりするのが良いと思います。撮ってきた写真を見られるようにするつもりなので、見たい方は連絡下さい。URIを送ります。それではこの辺で旅行記をしめたいと思います。読んで頂いた方、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした(笑)。


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