四国歩き遍路 第2弾 〜同行四人〜 日記

日々、考えたこと、足取りなど。

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2008年4月9日(水)
2回目の遍路、今回は新潟から出発、妻と2人で6日間の予定です(予定は未定、結局4日間になりました)。柏崎泊だったため、朝7時にレンタカーで宿出発、9時前に新潟空港到着。修学旅行の学生さんたちがたくさんいました。定刻5分遅れの9時45分離陸、11時前に伊丹着陸。11時10分のリムジンバスに乗車、12時前になんば着。立ち食いうどんで昼食を済ませ、13時発香川行き高速バス乗車。15時過ぎに、鳴門西バス停到着。途中、事故見分の渋滞があったにも関わらず、意外と早かったです。妻の分の遍路用品を揃えて参拝。だいぶ作法を忘れています。山門で証拠写真を撮ってから、軍資金を下ろしに郵便局へ。その後、2番極楽寺へ移動、お参りしていると、17時過ぎそうだったので、先に納経。ゆっくり参拝して、宿に連絡。車で迎えに来てくれるそうです。ありがたい。3番でもう1人拾って宿へ。ご飯の前にお風呂、もう1人泊まっている人がいて、全部で4人の模様。でも、夕食の時に自分達2人しかいなかったので、あとの2人は素泊まりかな。美味しい食事を頂き、洗濯して早めの就寝。明日は雨らしいので、心して歩かねば。

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2008年4月10日(木)
5時半起床、6時半朝食、7時15分宿出発。2番極楽寺まで車で送ってもらいました。感謝。昨日心配していた雨は、とりあえず大丈夫のようです。3番金泉寺を打ち、4番大日寺へ。納経所の方に、愛染院経由の遍路道はぬかるんでいるから、舗装道路を歩いたほうが良い、と言われたので、そのように歩いてみました。たかだか標高差50mのところを上っただけなのに、結構足にきました。参拝をして、今度は下り、少々道を間違えましたが、5番地蔵寺に到着。参拝する前に雨が降り出しましたが、納経所を出る頃にはやんでいました。食事できそうな店を訊き、前日に泊まった宿の人に聞いた別格1番大山寺のことを訊き(時間的に無理と判断、またの機会に)、お寺出発。県道近くの「水源」にて、昼食、美味い食事を頂きました。その後、ぽくぽく歩き、6番安楽寺参拝。ここでは、お寺を出る前に雨が降り出し、雨具を着ました。次の7番十楽寺宿坊で、今日は宿泊、参拝を済ませて部屋へ。カードキーのオートロック、まるでホテルです。風呂、食事、洗濯を済ませ、日記を書いて就寝。明日は今日より距離を短めに設定し、少し楽をしよう。

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2008年4月11日(金)
5時半起床、6時半から朝のお勤め、7時から朝食、8時に宿坊出発。遍路道を歩いて8番熊谷寺へ。駐車場から本堂までの階段がちときつかったです。お参りして、休憩し、9番法輪寺へ。山門が改修中でした。近くで休憩をしていると、車から降りてきた人から、缶飲料のお接待を頂きました。南無大師遍照金剛。お寺を後にし、途中小豆洗大師を参り、休憩をしながら、10番切幡寺へ。やっぱりここの坂道の階段はきっついわー。休み休み本堂到着、お参り。ここは団体さんがいっぱいいましたねぇ。参拝後、ふもとまで下りて、手打ちうどんを食べようと思ったら、玉がないとのこと、そのまま泊まるところまで歩いて、遅めの昼食。うどんが美味い。そして、15時に「旅館 八幡」チェックイン。風呂に入って、友人と夕食、美味しいお好み焼きをお接待してもらいました。ありがとう。宿に戻って、日記を書いたりして、就寝。明日は区切りの日、ぼちぼち歩きます。

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2008年4月12日(土)
7時の朝食に合わせて起床、用意をして8時前に出発。空気は冷たいけど、天気は良く、歩き易い。潜水橋を2つ渡り、吉野川越え、トイレ休憩をはさんで2時間くらいで11番藤井寺到着。今日も団体遍路が多い。お参りを済ませ納経、ふと近くの石垣を見ると、大きな蛇がいました。駐車場のトイレを借り、そこで白衣を脱いで俗世間に戻り、今回の遍路を区切ります。最寄り駅の鴨島に向けて出発、途中、JAで焼き芋を買ったら、焼き鳥のお接待をして頂きました。ありがたい。駅近くの和菓子屋さんで、少し土産を買い、駅へ、丁度良い時間の特急があったので乗車。阿波池田経由で岡山へ、そこから新幹線で福山へ、あとは鈍行で府中へ、先日の結婚式にも来て頂いたTさん宅にお世話になります。美味しいご飯を頂き、楽しいおしゃべりをして就寝。今度は岐阜にも来て下さい。ということで、今回の区切り遍路は、ここでおしまい。また次の機会を楽しみにしています。

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2009年5月1日(金)
1年ぶりの遍路、今回は住処から出発、深夜バス利用です。21時15分頃、アパート出発、相変わらずドタバタの準備劇。最寄の名鉄日本ライン今渡駅を21時33分に発車する電車に乗車、途中、沿線火災のため、一部徐行でした。犬山駅で乗り換えて、22時25分に名鉄名古屋駅到着、名鉄バスセンターに移動します。明らかに遍路に行く格好の人たちが結構いました。みんな考えることは一緒なのね。23時発の徳島行き夜行バスに乗車、なるべく寝る努力をしますが、やっぱり4列シートは狭いなぁ。夜中に、腰から背中にかけて痛くて何度も起きました。あと、足が冷たくて起きたことも。とにかく、次から深夜バスに乗るとしたら、3列シートがないかどうかしっかり確認しよう。

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2009年5月2日(土)
(5月1日から続く)おそらく日付が変わってからだと思われますが、どこかでえらく渋滞していました。連休とETCの1000円効果でしょうね。夜行バスのダイヤには影響がなかったようですが。5時頃、高速鳴門バス停に到着する少し前から、車内灯が点きました。眠れないです。もともと眠れてなかったのに、うとうともできなくなりました。5時半頃、徳島駅到着、早朝だけあって、ちょっと寒いです。ここでも、明らかに遍路に行く格好の人たちが結構いました。近くのコンビニで朝食を調達し腹ごしらえ、トイレと歯磨きを済ませ、帰りに乗る高速バスのバス停を確認してから、7:21発のJR徳島線 阿波池田行きの列車に乗車。7:57頃、下浦駅到着、無人駅らしく、乗ってきた列車の運転手さんに切符を渡して下車しました。近くのローソンで、昼に食べるためのオニギリを調達し、遍路姿に変身。ここまでは、白衣を着ず、菅笠もかぶらずに来ました。今回は、別格2番の童学寺から参拝です。昨年は、11番 藤井寺で打ち止めだったので、本来ならそこまで戻り、12番 焼山寺の遍路ころがしを越えて13番 大日寺に至るのが筋ですが、妻の膝には過負荷との判断により、今回はパスしました。というわけで、今回の遍路は、主に平地の歩きです。童学寺までは、2.3kmの道のり、夜行バスにヤラれた割には、元気に歩けました。まずは本堂お参り、久し振りの読経、んー、たどたどしい。大師堂へ向かう途中、別のお堂があり、やや紛らわしいです。ここで、妙に身軽な格好の若い兄ちゃん遍路に会いました。杖も新しく、読経も何だか頼りないので、新米遍路だと思われますが、番外もお参りとは大したものです。大師堂でお参りを済ませ、その正面の藤棚で休憩。花が終りかけのものもありましたが、まだきれいな花もありました。ここで、後日会う予定のSさんからメールが来ていたことに気付きました。石井駅の近くのお寺の藤棚がきれい、との情報、実はその駅では降りず、隣の駅で降りたんですよねぇ...しかも早朝に送ってくれていたのに今更気付くなんて、Sさん、スミマセンでした。さて、昨年は「2巡目だから」という理由で納経してませんでしたが、今回は「やっぱりせっかくまわるなら納経しよう」と気が変わり、納経所へ。お寺の人から、別格も回るつもりなら、専用の納経帳を用意したほうが良い、と言われましたが、そうなると、88ヶ所の納経帳と、別格ではない番外用の納経帳と、別格用の納経帳で、3冊も持ち歩くことになってしまう...さすがにそれは重いよ...。お寺の人に、大日寺までの道も訊き、出発。途中、低い峠を越える際、長いトンネルを抜けます。入口にスイッチがあり、押すと、出口の「歩行者注意」の電光掲示板が点く仕組みになっています。歩きを考慮した設備に感謝。とはいえ、トンネルの中は轟音でしたが。トンネルを抜け、しばらく山の中の道を歩き、神社の近くで休憩。木からの落下物で粉まみれです。この神社、遍路地図には「歯ノ辻神社」となっていましたが、実際には違う名前でした(実際の名前は忘れました)。また、同じく遍路地図には、歩き用の近道が書いてありましたが見つからず、車道を通ってその近道の出口辺りを探してみると、ケモノ道みたいな急な坂道がありました。無理に探し出して下りてこなくて良かったです。しばらく川沿いの道を歩いていると、放し飼いの犬がいました。結構大きな犬です。自分はビビりながら通りましたが、妻はへっちゃら。犬は、自分のテリトリーがわかっているのか、必要以上には追って来ませんでした。更に歩き、昼も近くなって気温が上がり、夜行バスの疲労もたたってヘロヘロになりながら、何とか昼飯の目標にしていた遍路小屋「おやすみなし亭」に到着。外の日陰にあるベンチ(藤棚だと思われますが、花は終っていました)で風に吹かれながら食べるオニギリは最高。この遍路小屋は、風力と太陽光発電で電力をまかなうエコ小屋。設置して頂いている方々には頭が下がります。中に入ってコーヒーを頂いていると、遍路の人が1人入って来ました。後々見かけた人ですが、特に納札を交わしたりはしませんでした。コーヒーのほかには、はっさくと手作りフクロウもお接待として頂きました。利用者の記帳ノートがあり、全国津々浦々、老若男女問わず遍路に来ていることがわかります。我々も、納札を貼って記帳しました。ちなみに、この先何度か見かけた、歩いている風だけど遍路っぽくない人が、外のベンチで寝ているのを見かけました。さて、十分休憩したので重くなった腰を持ち上げ、大日寺へ向かう途中、サンクスでまた休憩。週刊誌を読んでいた煩悩丸出しのチャリ遍路の人がいました。店を出て、大日寺とは逆の方へ向かって行ったので、逆打ちでしょうか。ここでは、トイレを借りて、飲み物でビタミン補給。サンクスを後にし、少し歩くと、13番 大日寺到着。番外と違って、さすがに人が多いです。本堂と大師堂の参拝を済ませ、納経をしてから外に出ると、さっきのヘンロ小屋で見た人(外のベンチで寝ていた人)が、大日寺の向かいの神社で寝ているのを見ました。すぐ近くの本日の宿「かどや旅館」へ移動、チェックインするには早い時間だったので、リュックを預けて少し先まで行くことにします。宿の人に、2番先まで行ける、という言葉を受けて出発、歩き出してすぐに、車に乗ったお遍路さんからポン菓子を頂きました。昼食をとった「おやすみなし亭」で、ポン菓子のノボリを見ながら「食べたいねぇ」なんて言っていたので、それが叶ったのでしょうか。14番 常楽寺までは2.4kmの道のり、お寺のすぐ手前の池に立ててある「危ない! ちかよるな」の絵が、かなりインパクトありました。常楽寺に到着、流水岩の庭を通り、前回来た時は見落としていたアララギ大師に手を合わせ、本堂・大師堂と参拝。納経所で、番外の慈眼寺のことを訊きました。常楽寺の奥之院で、納経は常楽寺で受け付ける、とのこと。とりあえず、行ってみることにします。さすが番外(しかも別格でもない)、誰もいません。安産祈願のお寺らしいのですが、どこにもその様子が見当たりません。一応、子授けをお願いしました。慈眼寺の納経について、妻と相談し、とりあえずこの先まで行って、余裕があれば帰りに納経してもらい、余裕がなければ明日することにして、15番 国分寺まで行きました。本堂を参拝したところで、ロウソクが尽きました。予備は宿に置いてきたリュックの中です。しょうがないので、ロウソクなしの参拝。ようは気持ちが大切なので。国分寺を出たのは、17時15分前でした。慈眼寺の納経は、明日にすることにしました。来た道をひたすら戻り、17時半頃に宿到着。宿の人が、なかなか戻ってこないから待っていた、みたいなことを言ってましたが、心配をかけたようだったら、ごめんなさい。トイレは当然のように男女共用、用を済ませ風呂場へ。2人入るのがやっとの風呂場へ、先客がいるところに侵入。京都から来ている車遍路の人でした。やはり道路は滅茶苦茶に渋滞していたようで、予定通り参拝できていないそうです。夕食後、とりあえず洗濯だけして、写経も何もする気力がなく撃沈。22時前だったと思います。ただ、隣の部屋との仕切りが薄く、いびきがよく聞こえたので、妻は何度も起きたらしいです。自分は全く気付かず、寝息を立てて寝ていたそうです。

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2009年5月3日(日)
寝息を立てて寝ていたワタクシ、熟睡できたようで、結構朝早くに目覚めました。準備やら何やらガサガサゴソゴソしているのが、夜中に何度も起きた妻にとってはうるさかったようで、申し訳ない。朝食をとり、準備をして出発。14番 常楽寺まで、昨日戻って来た道をまた辿り、奥之院の納経をして頂きました。慈眼寺と国分寺をパスし、16番 観音寺へ向かいます。途中、ヘンロ小屋に立ち寄り休憩、尼さんが2人いました。昨日のヘンロ小屋で会った人(外のベンチで寝ていた人じゃない人)と、ここでも一緒になりました。休ませて頂いたヘンロ小屋に納札を置いて出発。休憩中に、セパレート式のズボンの膝下を外しておいたおかげで、観音寺まで楽に歩けました。お参り、納経を済ませ、17番 井戸寺へ。腹が減っていたせいでしょうか、あまり途中の記憶がないです...。お寺に到着し、本堂・大師堂参拝。弘法大師が掘ったという井戸があったので、お参り。納経所で、近くに昼ごはんが食べられるところはないか、と訊いたつもりだったんですが、弁当を食べる場所ととられたようで、大師堂近くの大師像の下に休むところがある、と教えられました。せっかくなので、そこで少し休み、さらに山門近くの日陰で、昨日のヘンロ小屋で頂いたはっさくを食べました。お昼の時間は、とうに過ぎていましたが、近くにお店がなく、バイパスまで出て、中華料理屋で昼食をとりました。食後、店を出たところで、今日の宿に連絡。井戸寺を出るあたりで連絡下さい、と言われていたんですが、余りにも早い時間だったので。1km歩いてないところから電話したので、まぁよしとしましょう。しばらくバイパスを歩いて、サンクスで休憩。午前中に立ち寄ったヘンロ小屋で会った尼さんたちに再会しました。そこからJR蔵本駅近くの宿「大正楼」までは1.4km、あとひと頑張り。宿のすぐ近くでちょっと迷いましたが、何とか到着。部屋に荷物を置き、明日ちょっとでも楽をするために、距離を稼ごうと、国道に出てJR徳島駅を目指します。歩くには単調な国道の歩道を歩いている途中、どうにも疲れてしまい、道沿いの喫茶店で休憩。その後もゆっくり歩いて、何とか徳島駅にたどり着きました。昨日高速バスから降り立った駅まで戻ってきました。駅の近くのデパートの地下で、土産を物色(荷物になるので買うのは明日)し、蔵本駅まで列車に乗って移動。宿に着いたら、いい時間になっていました。この宿、トイレは共用ですが、部屋に洗面台があります。風呂は、男女の区別がなく、夫婦一緒に入ってね、とのことだったので、そうしました。遍路が泊まるように用意してある部屋以外は、風呂付なのでしょうか、それとも他のお客さんは、もう入ったのでしょうか。夕食は、さすが割烹、とても美味しかったです。洗濯をしたかったので、洗濯機が無いか訊いたら、宿の人がしてくれるということだったので、お願いしました。乾燥機が無いらしく、部屋干しすることになりましたが、ロープは張らないで、と言われてしまいました。代わりに、ハンガーを沢山貸して頂きました。やや厚手のものもあり、乾くかな、という感じです。テレビを見ながらまったりしていると、明日会う予定のSさんから電話がありました。落ち合う場所と時間を確認しました。今日も写経にたどり着かず撃沈しました。

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2009年5月4日(月)
ゆっくり起きて、ゆっくり朝食。洗濯が一部乾いてなかったので、ドライヤーを使い乾かしました。ゆっくり準備して、ゆっくり出発。宿の人に、ゆっくりやね、と言われました。早い人は、5時頃出発されたそうです。多分、自分達の部屋の上の部屋の人たちだったんでしょうね、準備していたと思われる音で目が覚めました。昨日歩いた徳島駅まで、蔵本駅からJRで移動。10時頃到着、昨日物色しておいた土産を購入。待ち合わせの時間は10時半でしたが、10分前くらいに待ち合わせ場所へ行ったら、ちょうどSさんと会えました。お久し振り。Sさんの車に移動、荷物を置かせてもらいます。遍路に来ているうちは、観光なんかしないだろう、ということで、今回は阿波踊り会館に連れて行ってもらいました。かなり近い距離で実演が見られ、最後には自分も参加して踊りました。8月が本番らしいです。チャンスがあれば、来てみたいです。車に戻り、昼食をとるため移動。ガイドブックに載っているラーメン屋は、連休と言うこともあり、すごい行列、3軒目のガイドブックに載っていないお店にようやく入れました。マイ箸持参で10円引きになるようです。注文した中華そばとから揚げが美味しかったです。会計の時に、トイレに行って出てくると、Sさんと妻が店の人と遍路の話をしていました。バイクでまわっている人が、このお店に来たことがあるそうです。お店を後にし、だいぶズルして、国道沿いのサンクスまで送ってもらいました。会社の人に頼まれていた署名をSさんにお願いして、書いてもらってお別れ。色々お世話になりました。ありがとう。また今度。ひたすら国道58号を歩き、途中のローソンでちょっと休憩。単調で、たくさんの車が通る国道を更に歩き、もういい加減嫌になってきた頃に、番外霊場 弘法大師御杖の水に到着。お参りをして休憩していると、遍路の人が1人来ました。2言3言交わし、その人は手を合わせ、携帯電話で霊場の写真を撮って行ってしまいました。十分休んだあと、我々も出発、もうひと踏ん張り、0.7km歩いて本日の宿「民宿ちば」に到着。荷物を置かせて頂き、18番 恩山寺へ。最後にこの坂道は、結構辛かったです。お参りをして宿へ。ここもトイレは共用でした。お風呂は結構熱かったです。車遍路の人と、少し話しました。食事は美味しかったです。洗濯は、風通しの良いインナーウェア1枚のみ、手洗いして干してみましたが、いつまでたっても水滴が落ちます。手では絞りきれないようです。結局、60分100円の洗濯機を脱水に2分くらい利用、もったいないけどしょうがない。明日、区切りの日なので、荷物をまとめ、着払いで送ってもらうようにお願いしました。今日も写経の余力は無く、撃沈しました。

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2009年5月5日(火)
今日は区切りの日、帰りの高速バスに間に合う列車に乗り遅れるといけないので、早めに起きて準備を始めました。6時頃に朝食をとり、6時半出発。朝は、ほとんど疲労を感じることなく歩けます。途中、お京塚で手を合わせ、19番 立江寺へ。本堂、大師堂と参拝し、納経したあとで、子授け地蔵に願掛けをしました。山門の近くのベンチで着替えをしていると、入ってきた遍路の人に写真を頼まれました。気さくな人で、ちょっと前に岐阜の人が歩いていた、と教えてくれました。その後、JR立江駅まで歩き、8時28分の列車で徳島駅へ。8時55分頃到着、3度目の徳島駅も、やっぱり遍路姿の人をちょくちょく見ました。9時10分発の高速バスに乗車、途中、酷い渋滞でした。岡山に11時41分到着予定が、13時頃になってしまいました。協力隊時代の先輩隊員Mさんとその友だちのNさんに出迎えて頂き、近くのパニーニが食べられるお店でランチ。一気に俗世間に戻った感じです。協力隊と遍路の話で盛り上がり、あっという間に時間は流れ、Nさんは帰りのバスの時間になり、途中離脱。またどこかで会いましょう。その後、Mさんと3人で後楽園まで歩きました。庭園を少し歩き、岡山城を遠くから眺めて今回は駆け足観光。路面電車で岡山駅へ移動、電車にすぐに乗れて良かったです。運賃は100円でした。岡山駅では、電車の前後どちらからでも降りられることを知らず、のんびりしていたので、他の人に迷惑をかけてしまいました。どうもスミマセン。JR岡山駅の改札口でMさんとはお別れ、今度はもっとゆっくり遊びに来ます。ありがとうございました。土産屋を少しのぞいて、乗車中の食料を確保、15時26分のひかり号に乗車。連休終盤ということもあり、あらかじめ指定席をとっておいたので座れましたが、自由席は混んでいたようでした。ただ、指定席は、自分の隣りが名古屋まで空いていたので、満席じゃない感じでした。17時32分に名古屋駅到着、17時52分頃の名鉄電車に乗車、最寄の日本ライン今渡駅まで1時間くらいで戻ってきました。遍路中は、ほとんど雨に降られることがなかったのに、駅に着いたら雨でした。いい加減疲れ果てていたので、贅沢にタクシーでアパートまで帰りました。この遍路旅中一番の贅沢のような気がします。19時頃アパート到着、無事行ってこれました。お付き合い頂いた妻に感謝。お疲れ様でした。また次も一緒に行こうね。

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