2011年 ARRL DX Contest CW 参加記 (2月19日0時 UTC 〜20日24時 UTC 開催)


2011年2回目の「月イチ無線」、ご無沙汰だったDXコンテストに参加してみました。予期せぬトラブル、散々な結果と、良いところがあまりなかった気がしますが、まぁ、そういうこともあるということで。今後の糧ということにしておきましょう。ちなみに、大したデータベースにならないのをわかっていながら、今回も、パーシャルチェック用ファイルの作成をしました。また、根拠のない目標スコアも設定してみました。

<準備段階からの軌跡>

1月12日(水)
ヘッドフォンセレクタ用に、スライドスイッチと3.5φステレオジャック、リグコントロール用に、D-SUB 9ピンのメスコネクタと3.5φステレオプラグを購入。スライドスイッチは、今付いているものと全く同じものがなく、ちょっと大きいと思われる ON-OFF-ON のもの。ちゃんと取り付けられるかどうか、心配といえば心配だが、ケースを削れば、どうとでもなるだろう。

1月13日(木)
昨日買ってきたスライドスイッチを、試しに、今付いているものと比べてみた。どうやら、大きいと思っていたのは思い込みで、ほとんど同じ大きさのようだ。なので、取り付けに関しては、ケース加工の必要がなく、ネジ穴だけが課題となる。今付いているスイッチは、取り付け用のネジ穴を広げて、あえてナットでとめてある(そうした理由は忘れたが、穴に合うネジがなかったのでは)。同じように加工するか、あるいは、現状のネジがそのままネジ穴に合致すれば、そのままか、あるいは少しだけケースの穴を削るかして、取り付けできるかも知れない。

1月14日(金)
KCJ制定の都府県支庁略称を、エクセルデータで整理。北海道の各支庁に、どの市郡が属するかも併記。ついでに、先日参加した、オール埼玉コンテストの市区町村番号をマージ。今後、参加したコンテストで使用された、地区を表す番号などを、これにマージしてみようと思う。

1月16日(日)
ロギングに使うノートPC用のバッテリを注文。フル充電でも1時間もたなくなってきたので。買ってから5年以上経つし、最近は、毎日のように電車の中で使っているから、しょうがない。純正品は高いので、互換品を8,000円くらいで。ちなみに、このバッテリが1ヶ月以上早い誕生日プレゼントとのこと(妻談)。

1月19日(水)
注文していたノートPC用のバッテリが届いた。さすが中国製だけあって、内側に収まる面が、微妙に平らではない。早速装着してみると、ちょっとだけ浮いているような気がしなくもないが、そこは純正品じゃないから我慢することにする。PC起動、容量47%なのに、1時間11分ももつ。バッテリを変えただけなのに、何だか動作まで軽快になった気がするから不思議だ。附属の説明どおり、一度空っぽにしてフル充電を5回くらい繰り返すことにする。夜中までかかって、windowsが休止するまで待ってから充電。

1月20日(木)
昨日充電したPCを持って電車で作業。起動時に、2時間47分ももつことを確認。ちなみに、負荷によって使用可能時間が結構増減する(HDDに連続アクセスしている時は短くなり、非アクセス時は延びる、など)。今も、94%なのに、2時間51分だったりする。そういえば、昨日の夜、放電している時も、最後はなかなか時間が減らなかった(ギリギリまで使おうと、ほとんど負荷をかけていなかった)。何はともあれ、これでアダプタを会社に持っていかなくても、行き帰りの電車でのPC使用が可能になった。

1月22日(土)
オール埼玉コンテストの準備中に宿題としていた、都府県支庁略称が入っていないデータについて、Turbo HAMLOG上で追加変更修正完了。政令指定都市の置換が微妙で、一部都府県支庁略称が重複しているデータがあるかも知れないが、見つけた時に直すことにする。とりあえず、これで、都府県支庁略称でデータ抽出できることになった。

2月4日(金)
ほとんど意味がないと思われるが、Turbo HAMLOGのデータ整理の意味も含めて、ARRL DX Contest CW用のパーシャルチェックファイル作成のための材料を収集。コンテストルール、DXCCエンティティリスト、アメリカの州一覧などダウンロードした。

2月5日(土)
息子が寝ている隙に、接触不良になっていたヘッドフォンセレクタのスイッチ交換を、と思い作業。2度の目覚めによる中断があったが、何とか交換はできた。スイッチ固定のねじは、結局そのままでは合わず、穴を広げた。ただ広げただけでは、スライド部分にナットが当るので、両方とも外側部分を切ってとめた。ケースに入れる前の導通チェックはOKだったので、ケースに入れる時におかしなことになっていなければ、まともに使えるはず。ついでに、3.5φのステレオジャックも、ケースに穴をあけて固定するところまではできた。

2月6日(日)
実家に、今月のお泊り無線は、ARRL DX Contest CWにする旨を伝える。その際、父から、3.5MHzのアンテナの同軸も、他のアンテナの同軸と同経路でシャックに引き込んで欲しいと頼まれる。現状、3.5MHzの同軸は、使う時だけ、シャック入口の戸を少し開けて引き込んでいるため、夜に運用しようとすると、寒いから、というのが理由らしい。最低限、頼まれたことくらいは対応したいが、できれば、もう少しアンテナの調整をしたい(中心周波数をもう少し上へ)。あと、これもできればだが、430/1200MHz用のGPを、古いタワーにあげたい。

2月7日(月)
北米との交信チャンスを探るため、コンディション把握の資料集め。HamCapというフリーウェアを使うと、分かりやすいようだ。試しに、SSNと、各種パラメータを入力し、2011年2月中のコンディションを、バンド毎に時間を追って確認してみた。
UTCJST3.5MHz7MHz14MHz21MHz28MHz
0009×/××/×○/×○/△×/×
0110×/××/×○/×○/××/×
0211×/××/×○/×△/××/×
0312×/××/×○/×△/××/×
0413×/××/×○/×△/××/×
0514×/××/×△/××/××/×
0615×/×△/×△/××/××/×
0716×/×△/×△/××/××/×
0817△/×△/×△/××/××/×
0918△/×○/×△/××/××/×
1019△/×○/×△/××/××/×
1120△/×○/××/××/××/×
1221△/×○/××/××/××/×
1322△/×○/××/××/△×/×
1423△/×○/×△/××/△×/×
1500△/×○/×△/××/××/×
1601△/×○/××/××/××/×
1702△/×△/××/××/××/×
1803△/×△/××/××/××/×
1904△/×△/××/××/××/×
2005×/×△/×△/××/××/×
2106×/×△/×○/××/××/×
2207×/×△/×○/×△/××/×
2308×/××/×○/×○/△×/×
※ Short/Long、○:可能性有 △:一部可能性有 ×:可能性無
一応、どの時間にQRVすることになっても、どこかのバンドで交信の機会はありそうだ。図らずも、周波数ごとのQRVタイミングがわかって良かった。
CTESTWINの新しいバージョン(3.60)がリリースされていたので、インストール。
Turbo HAMLOGで、DXとして登録されている局のみ抽出できるようなので、やってみた。のべ390局が抽出された。ただ、南鳥島もDXとして登録してあるので、その分は削除しなければ。

2月8日(火)
昨日抜き出したDX局のファイルを加工。QTHから州がわかるアメリカの局と、カナダの局を残し、他を削除。アメリカの局の中でも、ARRL DX Contestではマルチにならない、KH6/KL7の局も削除。残った局のQTHや、カナダの局のエリアから、state/provinceの略称を記入、1行の構成をコールサインと名前と略称だけにして、重複行を削除。たった25局のパーシャルチェック用のデータができた。スペース区切りでデータを書き出し、拡張子をpckとして、CTESTWINに読み込ませてみる。登録済みの局を入力すると、ちゃんとヒットした。
ARRL DX Contest用のマルチを整理して一覧にしてみた。
アメリカとカナダのバンドプランをダウンロード、CWの帯域と、日本のバンドプランの共通部分を抜き出してみる。
3.5MHz 3.525- 3.575
7MHz 7.025- 7.125
14MHz14.025-14.150(多分)
21MHz21.025-21.200
28MHz28.000-28.300(多分)
この範囲内で、S&Pをすれば大丈夫だろう。

2月11日(金)
ヘッドフォンセレクタの3.5φステレオジャックの配線と、リグコントロール用のケーブル作成ができた。2月5日同様、息子が寝ている隙に作業したが、ステレオジャックの配線が終ったところで目が覚めて一時中断。ケーブルを作るところまでいけないと思っていたが、夜、工作する時間がとれたので、やれる時にと思い、やってしまった。2つとも、同通チェックはOK、ヘッドフォンセレクタは、入力1系統(テレビのヘッドフォン出力)のみを差し替えて、問題なさそうなことを確認した。ちなみに、6.3φと3.5φを並列接続しているので、2人まで同時受信可能。テレビ音声も、2人で聞ける。リグコントロール用ケーブルは、実際に使ってみて様子を見ることにする。

2月14日(月)
CTESTWINの設定をしてみる。コンテスト定義を「ARRL International DX」、周波数モードボタン設定を、一応「3.5MHz」「7MHz」「14MHz」「21MHz」「28MHz」の「CW」、送信ナンバセットを「50」、コンテスト終了時刻設定を、現実的な最大譲歩で「2011/2/20 18:00」。点数セットは、全て3点になっていたのでそのまま、目標点数は、過去の参加実績がないため、適当に設定、パーシャルチェックのデータ(過去全ての交信実績)そのままとし、25QSO 75点 12マルチの900点とする。

2月15日(火)
パーシャルチェック用に抜き出した局について、Turbo HAMLOG上のデータを修正。KCJ制定の略称(NA)+国名+state/province+その他の住所 という順にしてみた。これで、state/provinceが入った北アメリカのデータだけを抜き出すことができる。

2月18日(金)
交換ナンバーが心配だったので、ちょっと調べてみる。どうやら、3桁のパワーを送っている人が多いようだったので、そのようにしようと思う。

2月19日(土)
周辺機器をいろいろとPCにつなげると、USBポートが足りなくなると思い、昔買ったPCMCIA用のUSB増設カードを物色、ちゃんと動くかどうかわからないが、一応発見した。

2月20日(日)
朝食を済ませ、子どもが寝てから、11時20分頃シャックイン。とりあえず、参加記の下書きをするため、PC起動、ファンヒータを点けると、5度だった。朝方父がシャックにいたのにもかかわらず、冷えるのは早い。まず、父に頼まれていた、3.5MHzの同軸引き込み処理。現在、延長に使っている5D-FBケーブルは、ある程度の長さがあり、またケーブルロスの面からも、このまま使うのはもったいないので、短めの5D-2Vに変更してみるが、ちょっと長さが足りない。しょうがないので、使いでのない短い5D-SFAに交換、大体長さも良さそう。リグにつないで一応SWRチェック、問題なさそう(3.511MHz付近がボトムらしい)。中継部分を防水処理。外にいるついでに、タワーをフルアップ、シャックに戻ったのが12時7分。そうそう、430/1200MHzのGPの同軸も、引き込みを処理し直そう、3.5MHzと一緒にやっとけば良いものを、忘れていた。処理を終えて、手を洗って、12時17分に再度シャックイン。

<使用設備>

band Ant High Rig Power Supply Tower
3.5MHz V型短縮ダイポール
(Radix[RDL-8000])
19m YAESU
FT-1000MP MARK-V
YAESU
FP-29
FTI[FDX-455JMD]
(VERTEX STANDARD[G-1000DXA]
+ クリエイト[CK46])
7MHz Inv. Vee
(コメット[CWA-7])
7m
14/21/28MHz 3ele triband yagi
(ナガラ[HX-330])
16m YAESU
FT-2000M
内蔵 (3.5MHzと同じ)

交信局数が0のバンドも、一応運用はしたので書いてみました。全バンド共通の設備は、以下のとおりです。

・パドル…Bencher JA-1
・メモリキーヤ…Logikey Co. (Idiom Press) Model K-1 + AVセレクタ AT-SL33AV (オーディオテクニカ)
・PC…東芝 dynabook SS SX/190NR + PCMCIA用USBポート増設カード
・ロギングソフト…CTESTWIN (Ver. 3.60)
・ヘッドフォン…サンワサプライ [MM-HS202]
・2チャンネルUSB接続リグコントロールインターフェース…AMD-USB2RIG Ver1.0

<時間経過に沿った雑感>

12時17分〜
一応14MHzを聞きながら、準備開始、JAのCQしか聞こえない。8エリアの局のCQを聞きながら準備、全く応答がない様子。
PCMCIA用USBポート増設カードを接続、ちゃんと認識された。
先ほどの8エリアの局、応答あり、しかし全く聞こえない。ちなみに8エリアの局は、KWを送っていた。
リグコントロールインターフェース接続、COMポート確認、COM13とCOM14が割り当てられている。CTESTWIN起動、リグコントロール設定、新バージョンをインストールしたからか、設定が残っていないので、前の覚書をもとに再設定。Rig1をCOM13でFT-1000MP MARK-V、Rig2をCOM14でFT-2000M。
先ほどの8エリアの局に、また1局応答あり、しかし全く聞こえない。その後もたま〜に応答あり、微かに聞こえる局もいるが、ほとんどはダメ。
リグコントロールインターフェース、FT-1000MP MARK-VはOK、FT-2000Mは、最初、D-SUBコネクタが全部差し込めない(筐体にコネクタケースがひっかかる)ため、接触を心配していた。コネクタを差し込んで、CTESTWINのリグコントロール設定をしても、周波数リストに反映されない、やっぱり接触? と思い、一度コネクタケースをばらし、ケースなしで接続するも、周波数リストにFT-2000Mが出てこない。もしや、と思い、FT-2000Mの周波数を変えてみたら、反映された、なんだ、そういうことか。コネクタケースを付けて、もう一度やってみたら、OK、なんだ、大丈夫じゃん。FT-1000MP MARK-VとFT-2000Mのメインダイアルを回して、回した方の周波数を取得できる…と思ったら、2台の周波数を行ったり来たり。なんじゃこりゃ、もう一度設定を見直してみる。「CTS変化で初期化」という怪しげな項目あり、2台ともチェックしてみる。再度ダイアル操作、今度はOK、と思ったら、やっぱりダメっぽい。DTR,RTSをON、というチェックを入れてみてもダメっぽい。定期的に取得する、のチェックを外したら、FT-1000MP MARK-Vの周波数をとらなくなる。

13時5分
昼食に呼ばれたので、一旦シャックを出る。

16時5分
シャックに戻って来た。せっかくUSBポート増設カードを挿したから、マウスをつないでみる。動作OK。
とりあえず、アンテナの方向を確認、北東方向にはすぐ目の前に山があるため、避けるような方向に。75度くらいで避けられそう。でも、もうハイバンドという時間ではない。次のチャンスに試そう。7MHzを聞きながら、リグコントロールの続き。JAのCQが聞こえるので、Wが応答しないか、これで確認。呼んでいるっぽいが、微かにしか聞こえない。これでは交信は無理。と思ったら、CAが聞こえた、なんとかなるかも。CQを出しているCAが聞こえたので、送信ナンバを050に修正。

16時30分
呼んでみたら、1発でピックアップしてくれた。でも、CTESTWINの動作がおかしい。「Rig無 選択時」を「Rig2」にしていたからか、FT-2000Mの周波数を拾って14MHzで確定してしまった。7MHzに直すが、このままでは使えない。「Rig無 選択時」を「Rig1」にして、FT-1000MP MARK-Vの読み取りOK。

16時37分
TXと交信できた。

16時39分
7.03180MHzあたりでCQが聞こえたが、デジタルモードが同じ周波数で出ていて、だめだった。
FT-1000MP MARK-Vからのデータ取得は大丈夫のようだが、FT-2000Mからのデータ取得がうまくいっていないようだ。FT-2000Mのメインダイヤルのカウントがおかしい模様。

17時5分頃
WC6のCQが、結構強く聞こえてたのに、呼ぼうとしたら消えた。残念。すぐ近くで、N7がCQを出していたが、すぐ上のJAのCQにつぶされてナンバーが取りきれない。
コンディション予想と周波数帯は、多分間違ってないと思われる。

17時19分
コールサインから国(地域)がわからないので、Turbo HAMLOG起動。

17時24分
長らく連絡をとっていなかった高校の友人から電話があった。入籍して、11月に結婚式を挙げるらしい。おめでたい。
周波数リストのクリックで、FT-1000MP MARK-Vの周波数を変えられることは確認できた。

17時32分
CTESTWINが、周波数の取得をしなくなった。CTESTWINを再起動してみる。しかし、再起動せず。タスクマネージャを見ると、プロセスは走っているようだ、でもプロセスの終了ができなかったため、しょうがなくPC再起動。
PC再起動後、何となく7MHzのローエッジ付近を聞いてみたら、BAのCQが聞こえる。アレ?

17時43分〜
7MHzのローエッジからS&P、ポロポロと交信できる。

18時過ぎ
夕食のため、QRT。コンディションが上がってきたようだが、しょうがない。

<総括>

<準備段階からの軌跡>の2月14日に書いた目標点数「900点」は、かなり無謀な目標でした。最終的には、13.3%の達成率でした。2月7日に、どの時間でもどこかのバンドで交信の機会がありそう、といくら分析したからといっても、もう少しコンディションの把握をするべきでした。まぁ、運用時間を希望したところで、子どもの都合があるので、思い通りにはいかないと思いますが。それにしても、もう少しやりようがあると思うので、次回はその辺りも検討したいと思います。
・その他、細かな点など...
ヘッドフォンセレクタのスライドスイッチを交換したのに、今回は使いませんでした。リグコントロールの設定に時間を取られすぎ、運用そっちのけだったから、仕方ないです。CTESTWINからのCW送信も試そうと思っていたのに、それもできませんでした。まぁ、次回の楽しみがあるということで。
北米の交信エリアについて、プアな設備では、東海岸は遠いと感じました。まぁ、たとえ西海岸でも、交信できただけ良いとしないと。
アンテナ関係について、父に頼まれていた、3.5MHzのアンテナの同軸引き込みと、自分でやりたいと思っていた、430/1200MHzのアンテナの同軸引き込みは、できました。3.5MHzのアンテナの調整と、430/1200MHzのGPを古いタワーにあげるのは、またの機会にやりたいと思います。なかなか、思っているだけでできないのですが。
コンディションの把握について、上にもちょっと書きましたが、見立てが甘かったように思います。確か、HamCapで範囲を見る時、かなり甘めに判断した記憶があるので、それをもう少し厳しく分析すれば良かったです。とはいえ、不確定要素といい加減な数値での予測なので、あまり当てにならないといえば当てにならないのですが。
Turbo HAMLOGのDXデータについて、今回は手間をかけず、パーシャルチェックに有効な局のみ、KCJ制定略称への変更をしました。本来なら、DXデータ全てを変更すれば、次からの抽出作業が楽になるのですが、その手間を考えると、なかなかやる気がおきません。ボチボチと、必要になった時に変更していきたいと思っています。
バンドプランについて、Note を見落としていました。CW operation is permitted throughout all amateur bands except 60 meters. と書いてありました。何も考えずにスキャンすればよかったのです。14MHzも、もしかしたら、ローエッジ付近だったら聞こえたかも知れません。うーん、迂闊だった。そして、恥ずかしい。
リグコントロールについて、どうもうまくいきません。設定可能なパラメータが結構いっぱいあるので、試すのが大変です。試すためだけにあまり時間もとれないと思うので、今後も、コンテスト中にボチボチと解決策を見つけることになると思います。とりあえずは、フロー制御の見直しと、インタフェースの回路の確認などからやろうと思っています。ちなみに、CTSもRTSも結線してなかったはず。DTRは、何なのか、よくわかりません。それもあわせて、確認予定。なお、CTESTWINで、設定が戻っていたのは、どうやらリグコントロールのチェックを外してソフトを再起動すると、設定がクリアされるようです。
交換ナンバーについて、急遽、送信パワーを 50 としていたのを 050 に直しましたが、あまりこだわる必要もなかったような気がします。むしろ、無理に3桁にすることで、紛らわしかったかも知れません。弱かったのもあるでしょうけど、何度もナンバーを聞き直された局がいました。
PCMCIA用のUSB増設カードについて、買った当時、とにかく安いものを、ということで、全く無名のものを買った記憶があります。そのせいで、中国製ということしかわからず、型番らしきものどころか、メーカすらわかりません。一応、動いてはいるようですが、昔使っていた時に、電流が足らないのか何かわかりませんが、接続機器がうまく動作しなかったような記憶があります。それで、ACアダプタ付のUSBハブを買ったような気がするのですが、USBハブって、PCのUSBポートを1つつぶすんですよね。だったら、使ってないPCMCIAを使いたい、そんな思いでUSB増設カードを買ったんです。5Vを供給するDCジャックが付いているから、電源を何とかすれば良いのかな?
今回、マイクは使わなかったんですが、コンテストにおいて、スタンドマイクはありえないと思っているので、そのうち何とかしたいと思っています。使っているヘッドフォンが、実はヘッドセットなので、そのマイクがうまく流用できないかと思っているのですが、そのためには、PCの音声出力をリグに適正なレベルで入力してやる必要があります。また、マイクからの音声を、リアルタイムでPCから出力する必要があります。前に、それをやろうとして、どうもうまくいかなかった記憶があるので、色々と試す必要があります。リグへの音声入力がうまくいったら、次は、PTTです。フットスイッチが望ましいですが、PCでうまく切り替えられれば、それでも良いです。それもできたら、マイクとPTTの切替です。4系統のAVセレクタが余っているので、それを流用したいと思っています。全てうまくいけば、PCでCQマシンもできます。それほど喉への負担が増えないはずです。うーん、早く実現したいです。
アンテナの方向について、今まであまり意識してなかったのですが、向けた方向の目の前に山があるのは、やっぱり障害になりますよねぇ。そういう意味では、我が家は、北西から北東までの90度くらいは、死んでますね。今後は、ちょっと意識してアンテナを振ってみようと思います。
交信に至らなかった局について、かぶりでできなかったのは、まぁある程度しょうがないとして、うかうかしていて交信できなかったのは、自分のミス。プリフィックスだけでも、Newかそうじゃないか分かる時は、思い切って呼んじゃうのも手でしょう。
国(地域)の判断について、今回、Turbo HAMLOGで確認をしましたが、知識としてある程度把握しておけば、余計な手間をかけずにすみます。こればっかりは、暗記とかで何とかなるものでもないでしょうから、慣れることが必要でしょう。もっとDXと交信する機会が…あるといいな。

最後に、交信していただいた局、コンテストを開催していただいている主催者、各氏に感謝いたします。ありがとうございます。そして、いつも運用場所等を快く提供してくれている父、美味しい食事を提供してくれる母、何かと協力してくれている妻と息子に、この場を借りて感謝します。ありがとう。(2011.2.28 記)


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