一応チェックはしていたけど、ほとんど思いつきで参加してみました。IOTA Contestという選択肢も残しつつ、あんまり月末過ぎても、8月のコンテスト参加の選択肢が狭まるというのと、鹿児島コンテストのルールがちょっと変わってて面白い、というのが、一応の理由です。思いつきの割には、大体3時間オペレートできました。目標点数は検討する時間がなく、パーシャルチェックファイルも用意する時間がなかったので、オール岐阜のものをそのまま流用でした。
<準備段階からの軌跡>
6月19日(日)
3.5MHzのV型ダイポールを調整するためのSWR測定をしてみた。MFJ-259BとFT-1000MP MARK-Vで確認した結果を表にしてみる。
MHz | MFJ-259B | MARK-V |
3.490 | 2.5 | - |
3.494 | 2.0 | - |
3.500 | - | 1.7 |
3.503 | 1.5 | - |
3.508 | - | 1.0 |
3.510 | 1.1 | - |
3.515 | 1.5 | - |
3.520 | 2.0 | - |
3.521 | - | 2.0 |
3.523 | - | 2.5 |
3.525 | 2.5 | - |
3.527 | - | 3.0 |
6月22日(水)
CTESTWIN Ver.3.63が公開されていたので、ダウンロード。
6月23日(木)
何か別のことを検索中に、MorseRunnerがひっかかりダウンロード。パイルやノイズなどに負けない耳を作るためには必須のソフト。暇があれば、通勤電車の中で練習してみよう。
6月26日(日)
AMD-USB-CQ Ver1.0aをCTESTWINで使ってみる。webでの情報どおり、パドルが使えない。FT-1000MP MARK-Vのモニタで、Model K-1と音を聴き比べて見ると、変わらないように聞こえる。時間がなく、FT-736MXでは試せていないので、また今度時間がある時にでも聴き比べをしてみることにする。ちなみに、CTESTWIN上では「キー入力でCW送信」機能を使ってパドリングの代わりをするわけだが、1文字目の挙動がどうも怪しいような気がする。遅延については、CTESTWINのPTT制御のwaitパラメータを調整することで対応できそうだが、送信時の符号が欠けたり、あるいはキー入力していない符号が出力されたり、ちょっと解せない動きをする時がある。
6月27日(月)
CTESTWIN Ver.3.64が公開されていたので、ダウンロード。先週水曜日にダウンロードしたVer.3.63は、インストールせず削除。Ver.3.64をインストールし、動作することを確認。ついでにMorseRunnerもインストール。電車の中だったので、音は出していないが、起動することは確認。
7月9日(土)
時間がとれたので、アンテナ関係の作業とCW関係の確認ができた。3.5MHz V-DPの調整、計算どおり6cm短くしてみた。タワーをクランクダウンしたままSWR測定。
MHz | MARK-V | MFJ-259B |
3.500 | - | 4.0 |
3.507 | 3.0 | 3.0 |
3.513 | 2.0 | 2.3 |
3.518 | 1.5 | 1.7 |
3.526 | 1.0 | 1.1 |
3.533 | 1.5 | 1.5 |
3.539 | 2.0 | 2.1 |
3.546 | 3.0 | 3.0 |
3.553 | - | 4.0 |
3.560 | - | 5.0 |
MHz | FT-736MX+SX-1000(DIAMOND) |
430.00 | 1.7 |
430.05 | 1.65 |
432.98 | 1.05 |
434.00 | 1.17 |
1294.00 | 1.1 |
1295.10 | 1.15 |
1296.00 | 1.2 |
7月23日(土)
思いつきで、明日の鹿児島コンテストに参加する意志を妻に伝える。何も用意していないので、行き当たりばったり。
7月24日(日)
アパートを出てから、PCのアダプタをアパートに忘れたことに気付く。まぁ、できる範囲でやろう。15時シャックイン。15分でPC以外の準備(接続等)完了。CW切り替え器用のリグへの接続ケーブルが1本ないことに気付く。リグ4台でオペレートするなら、もう1本作らなければ。今回は、とりあえず、必要であれば、FT-736MXのみ、パドルのつなぎかえで対応することにする。次、パドルをエレキーにつないでみるが、K-1が動作してない模様。本体のボタン入力を受け付けないので、リセットもできない。当然、リグにつないでも送信しない。バックアップ用の006Pのスナップを、一旦外して、再度電池取り付け、復帰。次、CTESTWIN起動。定義を鹿児島コンテストに。送信ナンバ変更。ここで、PCのバッテリの残り時間をふと見ると、3時間弱、ちょうどバッテリ切れの頃コンテストを止めたらいいのか。
<使用設備>
band | Ant | High | Rig | Power Supply | Tower |
3.5MHz | V型短縮ダイポール (Radix[RDL-8000]) |
19m | YAESU FT-1000MP MARK-V |
YAESU FP-29 |
FTI[FDX-455JMD] (VERTEX STANDARD[G-1000DXA] + クリエイト[CK46]) |
7MHz | Inv. Vee (コメット[CWA-7]) |
7m | ↓ | ↓ | 旧自立タワー+マスト |
14/21/28MHz | 3ele triband yagi (ナガラ[HX-330]) |
16m | YAESU FT-2000M |
内蔵 | 3.5MHzと同じ |
全バンド共通の設備は、以下のとおりです。
・パドル…Bencher JA-1
・メモリキーヤ…Logikey Co. (Idiom Press) Model K-1 + AV SELECTOR AV-206 (QiaoHua) [4回路切替]
・PC…東芝 dynabook SS SX/190NR
・ロギングソフト…CTESTWIN (Ver. 3.64)
・ヘッドフォン…サンワサプライ [MM-HS202] + 自作切替器
<雑感>
さて、7MHzからS&P。雷が鳴ってる、やばいかな。7MHzで3局目を聞いてる途中で14MHzもワッチ、お、聞こえる。7MHzの交信後、14MHzで聞こえた局を呼んでみる。すんなり交信。ん、でもディスプレイにHI-SWRが表示される。よくアンテナをみると、50MHzになってた。こんな状態で、2局も交信してしまった。
途中で様子を見に来た父に、50MHz聞こえるんじゃない? と言われ、CWを聞いてみるが、ダメだった。
その後、7MHzやハイバンドを言ったり来たり、一応SSBも聞いてみるのだが、コンテストQSOが聞こえない。とりあえず、7MHz SSBで記念局と交信し、普通のQSOもたまには良いか、と思い、CQを出している局を呼んでみた。30分くらいQSO、普通のQSOは何年ぶりだろう。
その後、子どもの昼寝にちょっとだけ付き合い、復帰。
3.5MHzで何局か聞こえるので交信、一応CWのローエッジあたりでも、調整したV-DPは使えそう。3.5MHz CWでも記念局と交信。
7MHz SSB、また聞いてみたが、やっぱり聞こえるのは普通のQSO、またもや、1局呼んでしまった。アンテナの話が楽しかった。
コンテストに戻って、3.5MHzと7MHz CWで少し交信、3.5MHzで交信した局は、ちょっと厳しかった。やはり、無理矢理チューンして使っているからだろう。最後は7MHz CWで記念局と交信して終了。
<総括>
ローカルコンテスト、しかも短時間参加なので、点数としては、まぁ、こんなもんでしょう。多バンドQSOいただいたコンテスト常連さん、感謝です。
・その他、細かな点など...
今回は、FT-1000MP MARK-Vのキーイングの音が気にならなかったように思います。FT-736MXのキーイングも解決(?)したことだし、Model K-1に、まだまだ現役で頑張って欲しいと思います。
鹿児島コンテストは、県人局との交信も有効なので、一応V/UHFも用意したのですが、全く聞こえませんでした。これについては、短時間参加だし、しかも、こちらから積極的にCQを出すつもりがないとなれば、最初から切り捨てるべきでした。せいぜい、50MHzまでにとどめておけばよかったです。結果的には、HFハイバンドまでで良かったんですけどね。hi
最後に、交信していただいた局、コンテストを開催していただいている主催者、各氏に感謝いたします。ありがとうございます。そして、いつも運用場所等を快く提供してくれている父、何かと協力してくれている妻と息子に、この場を借りて感謝します。ありがとう。(2011.7.28 記)