3月は、納期の厳しい仕事がありヘロヘロになっていたところへ未曾有の大震災発生。被害に遭われた方には、心よりお見舞い申し上げます。そんなわけで、心が折れている間は、しばらく無線する気が起きず、結局復活が去年と同じオール岐阜コンテストとなりました。今回は、所用でハーフ種目のフル参加すらできなかったのですが、まぁ、いつもどおり、参加できるだけでもよしとしないと。割とギリギリまで参加すらできない可能性があったので、準備もいい加減です。
<準備段階からの軌跡>
3月27日(日)
父から、FT-1000MP MARK-Vの7MHzのチューンがとれなくなった、と電話があった。どうも、2月のARRL CWの時に、自分がリグコントロール関係を色々といじってから調子が悪いらしい。いじった、といっても、FT-1000MP MARK-V本体は、確か何もいじっていないはずで、むしろ、チューナは動作しているFT-2000MのRTSの設定を変えている(もっとも、FT-2000Mも、チューニングのスピードが遅くなった、とのことだが)。父が、WDXCに問い合わせたところ、リセットを指示されたので、FT-1000MP MARK-Vのリセットをしてみたが、症状は変わらないということで、修理に出したらしい。リグコントロールとの因果関係はわからないが、とにかく、次からはインタフェイスをつながないで欲しい、と言われたので、それに従うしかない。どうしてもリグコントロールが使いたかったら、自分が所有しているIC-706MKUGMを持ち込むしかないだろう。
5月10日(火)
CTESTWIN Ver.3.61 が公開されていたので、ダウンロード。
5月12日(木)
CTESTWIN Ver.3.61 をインストール。起動して、動作することを確認。
5月22日(日)
妻に「しばらくお泊り無線してなかったけど、どうするの?」と訊かれ、参加させてもらえるなら、6月のオール岐阜コンテスト、と伝える。
5月29日(日)
ハーフ種目のフル参加すら厳しそう。まぁ、ちょっとでも無線ができるなら、それでよしとするか。ちなみに、お泊りもない模様。1日目の夜に、できても2時間程度の参加になりそう。夜だから、いっそのこと3.5MHzのシングルバンドにするか?
6月2日(木)
オール岐阜コンテスト用のCTESTWINマルチチェック用MDファイルをダウンロード。幾つかのコンテスト用のファイルがまとまったexe形式だが、実行してもうまく解凍されないので、解凍ソフトでオール岐阜コンテストのファイルのみ解凍。
6月6日(月)
パーシャルチェック用のファイルを作るため、ハムログからデータ抽出。抽出といっても、一旦全てのデータをエクセルにして、それを加工。各コンテストのマルチ等をまとめているファイルに、オール岐阜用のものを追加。パーシャルチェック用のファイルは、重複データを消して、元データの修正が必要なものをピックアップ、まだ途中。それとは別に、オール岐阜コンテストの規約確認、ウェブからテキストのコピー。
6月8日(水)
パーシャルチェック用のファイル作成の続き。まだ終らない。オール岐阜コンテスト用のCTESTWINマルチチェック用MDファイルをようやくCTESTWINに読み込ませてみる。ついでに、各種設定。目標点数は、参加形態が読めないため、なんともいえないが、昨年実績の半分くらいはやりたいな、という希望から、4,484点に設定。
6月9日(木)
今日もパーシャルチェック用のファイル作成の続き。ようやく終わった。のべ7,463局。ナンバーが同じでも常置場所と移動は別データだし、クラブ局などオペレータが違うと別データだし、コールサインの後に/QRPがついても別データだし、同じ局でナンバーが違っても別データだし、記念局もデータ化してあるし、そんなこんなで、まともに使えそうなデータは半分くらいなのでは。それでも、無いよりは心強い。エクセルで編集していたものをテキストで吐き出し、拡張子をpckにして、CTESTWINで読み込ませてみる。と、その前に、テキストファイルをざっと見ると、スペース区切りで吐き出したのに、ナンバーと備考がくっついているところがある。なんだろ。エディタで1列挿入、CTESTWIN上で問題なく表示されるようだ。ちなみに、サンプルファイルを何気なく見てみたら、備考にスペースがあっても、そのまま表示されるようだ。てっきり、区切りまでしか表示されないと思っていた。これがわかれば、もっと沢山の情報を詰め込める。
6月10日(土)
用事を済ませ、アパートを出発、実家に20時丁度に到着。20分で準備を済ませ、いざ、参戦。ちなみに父は、下呂市移動なので、基本的に使いたいようにシャックを使えるのだが、2日目の参加は無理なので、1日目の1時間40分だけの参加。
<使用設備>
band | Ant | High | Rig | Power Supply | Tower |
3.5MHz | V型短縮ダイポール (Radix[RDL-8000]) |
19m | YAESU FT-1000MP MARK-V |
YAESU FP-29 |
FTI[FDX-455JMD] (VERTEX STANDARD[G-1000DXA] + クリエイト[CK46]) |
50MHz | 5ele yagi (クリエイト[CL6A]) |
17m | YAESU FT-2000M |
内蔵 | ↓ |
全バンド共通の設備は、以下のとおりです。
・パドル…Bencher JA-1
・メモリキーヤ…Logikey Co. (Idiom Press) Model K-1 + AVセレクタ AT-SL33AV (オーディオテクニカ)
・PC…東芝 dynabook SS SX/190NR
・ロギングソフト…CTESTWIN (Ver. 3.61)
・ヘッドフォン…サンワサプライ [MM-HS202] + 自作切替器
<時間経過に沿った雑感>
開始〜21時7分頃
夜だから3.5MHzと決めていたので、CWのローエッジからスキャン。1局も交信せずに割りと静かなところが見つかったのでCQを出してみた。ムラがあるものの、良いレートで呼ばれる。S&Pに移るまで1分1局以上のペースだったようだ。この時間帯の交信エリアは、5と8を除く全て。県内からは、4局呼ばれた。
21時7分頃〜21時16分頃
S&Pは、8J2VLP/2との交信から。県内の5局と交信。その後、3.5MHz CWからはちょっと浮気。
21時16分頃〜21時28分頃
父が、下呂市移動で7MHzに出ると言っていたので、一通りスキャンしてみたが、ほとんど県内局が聞こえてこなかった。んー、近場はスキップか。HFハイバンド、50MHzも、一応一通りスキャンしてみたが、何も聞こえてこなかった。
21時28分頃〜21時40分頃
ここまでで10分以上時間をロスした、3.5MHz CWに戻って、CQだ、ということで、数局交信、ここでも5エリアと8エリアとは交信できず。ちょっと混信してきたところで周波数移動、県内の1局と交信、バンドを変えてみる。
21時40分頃〜21時50分頃
50MHz CWでCQが聞こえたので、呼んでみる。多治見市と可児市ゲット。3.5MHz以外のバンドの交信は、この2局のみ。
21時50分頃〜21時55分頃
3.5MHz CWに戻って、1局呼び、ちょっと3.5MHz SSBを覗いてみる。それなりに聞こえるし、パイルになっている局もいるようだ、よーし、CQを出してみよう、と割と静かなところでCQ。全く応答がないので、ふとチューナの状態を見ると、WAITになっている。強制チューンしてみたら、チューナのインジケータが消えてしまった。そうか、アンテナのSWR最良点が、3.512MHzだったから、SSBでは使い物にならないのか。残念、SSBのパイルはお預け。
21時55分頃〜終了
残り5分くらいしかなかったが、3.5MHz CWで最後のCQ。ポロポロと呼ばれ、6局ゲット。内1局は、県内局、お隣の市の常連さん。4エリアの局との交信を最後に、2011年のオール岐阜コンテストは終了。
<総括>
目標達成率は、75.9%でした。乱暴な目標設定のわりには、まぁ割と妥当かな、と。3.5MHzのSSBができていれば、達成できていたような気がします。
・その他、細かな点など...
FT-736MX + Model K-1のおかしな送信に近い現象が、FT-1000MP MARK-Vでも起きているように感じました。んー、Model K-1 古いからなぁ、色々と劣化してそう。こうなったら、全部PCキーイングに切替かな。でも、手持ちのCWインタフェイス(AMD-USB-CQ Ver1.0a)は、CTESTWINで使う場合、パドル入力に対応していなかったような…。
パーシャルチェック用のファイルについて、作っている途中で、データの整理が必要なものを抜き出しました。時間をみて、Turbo HAMLOGのデータベースを修正したいと思います。
最後に、交信していただいた局、コンテストを開催していただいている主催者、各氏に感謝いたします。ありがとうございます。そして、いつも運用場所等を快く提供してくれている父、何かと協力してくれている妻と息子に、この場を借りて感謝します。ありがとう。(2011.6.22 記)