2007年6m AND DOWNコンテスト参加記(7月7日21時〜8日15時開催)


土曜日も仕事の会社に入っちゃったもんだから、参加するかどうか迷っていたコンテスト、日曜日の朝に移動して参加してみました。そこに落ち着くまでは、結論が二転三転しましたが…。2日目に移動して参加、というのは、無線を始めた初期のスタイルに近いです。

まず、用意の段階、今回もまともに準備してません。去年のフィールドデーで使ったものが、そのまんまそこら辺に転がっているので、流用できるものはそのまま流用、手を加えないといけないものは何かする、という感じです。目立つ変更点としては、アンテナの変更、PC-RIG間のインターフェイス変更、ですかねぇ。というわけで、今回使用した設備の紹介です。

・6mポール…50MHz 5エレ八木(Radix[RY-S65])
・4mポール…50MHz GP(メーカー不明、多分2段GP)
・リグ…ICOM IC-706MKUGM
・電源…発電機(HONDA[EM550])、安定化電源(DIAMOND[GSV3000])
・マイク…HM-103(706用、付属おにぎりマイク)
・パドル…Bencher JA-1
・CWインターフェイス…JN2AMD局作 AMD-USB-CQ Ver1.0a
・PC…東芝 dynabook SS SX/190NR
・ログ…zlog(Ver. 2.2e)
・ヘッドフォン…サンワサプライ [MM-HS202]
・車…日産 キューブ(多分14S)

見ての通り、シングルバンドです。設営・撤去の手間を考えると、欲張るよりは確実な路線で、と思ったんですが、せっかくシングルなら、と少し欲を出して、アンテナを2系統にしてみました。単に、4mポール用のローテータを用意できなかっただけなんですけどね…。

前述の通り、直前まで参加について迷ったわけですが、一応、天気予報を見て判断したんですよ。あんまり雨が降るようだったら家から参加、微妙なら移動、ただ、設営時にずぶ濡れになるのはカンベンなので、土曜日に雨なら日曜日に移動、土曜日は大丈夫でも日曜日に雨なら土曜日に移動。そんなことを考えてたんですが、結局は両日曇りとなり、疲労度も考え、日曜日の早朝移動となりました。

金曜日の夜に、機材を車にほぼ積み込み、土曜日の夜は早めに就寝。日曜日の朝、4時半頃に起きて、準備。残りの機材を車に積み込んで、家を出発。近くのガソリンスタンドで、車と、発電機用予備タンクにガソリンを入れ、移動地を目指します。途中、コンビニに寄り、朝食と昼食用におにぎりを買いました。7時半頃でしたかねぇ、現地到着、先客はいませんでした。

早速アンテナ設営開始、5エレ→GPと上げ、リグとパソコンのセッティングを終えたら、8時半を回ってました。携帯電話が公衆圏内だったので、家に電話、父が交信しようと言うので、まずはSSBでCQを出してみました。ZLOGのボイスメモリを使ってみたかったのですが、パソコンのスピーカの出力レベルが低いのかなぁ、パワーメータの針の振れが弱いので、リグ付属のおにぎりマイクでフォーンをやることにしました。

何局か呼ばれたあと、父が呼んできました。思ったより弱いです。向こうには強く飛んで行ってるみたいなので、こっちの耳が悪いんかな…。試しにGPにも切り替えてみましたが、かなり弱くなったそうです。ま、立てちゃったから、使えたら使ってみよう、くらいの気持ちで。

しばらくフォーンでCQを出したあと、CWへ、CQを出すと、呼ばれる呼ばれる。皆さん、ワッチしてるんですねぇ。この時、ZLOGの最高レート、134QSOs/hr(Last 10)くらいをたたき出しました。

時系列の集計などは、最後の方の資料を見て頂くとして、今回一番頭を悩ませたのが、新たに導入したPC-RIG間のインターフェイス。JN2AMD局作のキットを購入し、1年越しで作ったものを使ったんですが、回路的には問題ないんですよ、でも、どのパターンにも完全に当てはまるものというのはできないわけで、たまたまその特例に、自分のリグが該当しました。CQマシンのPTTが動作しないんですねぇ。リグの電圧の関係ではないか、と作者から助言を頂き、部品を追加することで、とりあえず動くようになりました。家で試験的に動かしても問題なさそうだったので、実践投入してみましたが、予期せぬことがいくつか。前に書いたように、パソコンのスピーカ出力レベルが低いのか、SSBのパワーが出ない。パソコンのマイクレベルを最大にしても、RIGのおにぎりマイクに勝てません。あと、USBサウンドアダプタ「MM-ADUSBW(サンワサプライ)」の不具合? パソコンのUSB電圧が不足しているのか、いきなりアダプタが無効になることが何度か。CWインターフェイスと同時使用に問題有? フォーン関係では、この2点が問題、CWでは、1点、1回だけ、インターフェイスかZLOGがハングアップしました。CQを連続して出してたら、いきなりキーダウン状態になりました。エスケープキーも利かなかったもんなー、一応ZLOGは終了できたので、ハードリセットの意味も含めてパソコンリブート。インターフェイスをリグから離して運用したら、そのあとは大丈夫だったので、回り込み? なんにしても、呼ばれ続けている時にこの現象が起きなくて良かった〜。今回は、パドルを直接リグにつなげるケーブルすら持って行かなかったので、復旧しなかったら、CWはアウトでしたな。

実質6時間くらいの参加、フルタイムの半分も参加できてない割には、そこそこな結果だと思います。最初に書いたように、疲労度と言う点では、去年と比べ物にならないくらい楽な移動でした。週休1日の会社にいる以上、この参加スタイルが良いのかも知れません。何はともあれ、天候にも恵まれ、FBな移動運用が終了しました。

反省点

・PC-RIG間インターフェイスをちゃんと使えるようにする
・回りこみ対策をする
・アンテナ設営場所をもうちょっと考える

次のコンテストまでには、上の一つでも改善されてたらなぁ、と思います。

−…−

zlistに吐き出させたデータシートを見られるようにしておきますので、もし見たい方がいらっしゃいましたら、どうぞご覧下さい。

・時間およびエリアごとの交信局数[6d_zaa.txt]
・とれたマルチ、とれなかったマルチ、マルチマップ[6d_zad.txt]
・結果、時間ごとの交信局数、時間ごとの累積交信局数、マルチプライヤーの獲得状況[6d_zaf.txt]
・グラフ[6d_zag.txt]
・時間ごとの取得マルチプライヤー[6d_zam.txt]
・タイムチャート[6d_zaq.txt]

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