前日と前々日に下見へ出かけ、結局いつもの移動地で運用しました。過去に参加した6m&Downコンテスト(以下、6D)を、ちょっと振り返ってみると…
というわけで、まともに参加したのは、開局したてのニューカマーな頃だけでした。あとは、大学のサークル関係でいつも移動していたので、個人でほとんど参加してない、という感じですね。でも、このサークル活動があったおかげで、今の自分があるのです。hi
さて、6D前日、下見を終えて、昼から車に機材の積み込みをしました。6月27日に仮セッティングをしたものを、そのまま積み込みました。なるべく余計なものは持たないように(これが後々面倒なことに)。発電機の予備ガソリンは、当日父が持って来てくれるというので、お願いしました。食事は、当日の昼は母が弁当を作ってくれるし、夜と2日目の朝は、ガソリンと一緒に父が持って来てくれるというので、お願いしました。家族の助けって、ありがたいなぁ。
6D当日、9時頃家を出発、途中少し買い物をして、現地到着、10時頃から設営開始。ポール1本につき、1時間くらいかかったかなぁ、50MHzと1200MHzのアンテナを上げて11時頃、144MHzと430MHzのアンテナを上げて12時頃。丁度雨が降り出したので、昼食にしました。ログハウス風の休憩小屋があるので、そこで食事、トイレもあって、居住環境は文句ないです。30分くらいで食べ終え、リグの設置開始。1時間半くらいかかったでしょうか、1st QSOは、14時11分、1200MHzで某コンテスター氏でした。その後、機材チェックのため、各バンドでQSO、144MHzのFMで、ハム音が乗っているというレポートを受けたので、予備のリグと交換。その後のQSOでいただいたレポートでは問題なしということだったので、良かったです。というわけで、ここで設備紹介。
ローテータは使ってません。手モテータです。雨の中や、夜中の方向変更が面倒でした。ヘッドセットも使ってません。PCロギングを考えたら、あると便利ですねぇ。最近、PC用のヘッドセットが安くなってきたようだから、改造を考えてみようかなぁ。あと、最初に書いた「余計なものは持たないように」のせいで、GHD KEYのGM707が使えませんでした。3.5φ→6.3φステレオ変換コネクタが、もう1つ必要でした。というか、Idiom PressのLogikey Model K-1を持って来れば良かったなぁ、736の内蔵エレキー、どうも自分にとっては使いにくいです。
19時頃、父と妹が、夕食と朝食とガソリンを持って来てくれました。夕食をとり、発電機と自分に燃料(ガソリンとアルコール)を補給、21時からコンテスト開始です。各バンドを行ったり来たり、やはりパドルの差し替えが面倒です(どちらのリグも背面に端子がある)。それから、意外とマメにビーム方向を変えたので、手モテータの時間がもったいなかったですねぇ。ヘッドフォンのコードぎりぎりでタイヤベースに手が届くので、音を聞きながら回しました。
それほど眠くならずオペレートしていると、夜中の1時半頃に、発電機が止まりました。ガソリン切れです。給油して、オペ再開。その後も、少しリグのダイヤルを回すと新しい局が聞こえたり、ちょっとCQを出すと呼ばれたりするので、朝まで起きてました。車の窓から、「日の出はまだかぁ」と思いながら外を見てたんですけど、思っていた場所と違う角度から昇ってました。方角を勘違いしてました。どうりで、思っていたビーム方向とずれたところで強く入ってくるわけです。一応、方位磁石を見て、方角をわかっていたつもりだったんですが。どうやら方位磁石すら使いこなせないようです。これじゃあ、方向音痴なのもしょうがない(のか?)。
朝日の写真を撮って、しばらくオペしてたんですが、6時半頃にどうにも新しい局が聞こえてこなくなり、そしてすごい睡魔に襲われていたので、仮眠をとりました。外で寝るには寒かったので(寝袋を持って行ってたんですけど、広げるのすら面倒だった)、狭い車内で小さくなって寝たんですが、どうにも体が痛いんです。途中で格好を変えてウトウトしていると、7時過ぎに父から電話がありました。会社に行ってくるコールでした。出勤前の忙しい時間に、50MHzを聞いてくれていて、8エリアが開きかけている、との情報をくれました。これは寝ていてはもったいない、というわけで、ワッチ開始。1時間も寝てないんですが、そんなことはいいんです。hi
7時台は、まだEスポが安定していなかったようで、8エリアの局の信号は、「ふわっ」と浮かび上がったと思ったら、すぐにおちたりしてたんですが、8時台、ようやく安定してきたみたいで、北海道と九州・沖縄のマルチを立て続けにとりました。そのうち、7エリアも開けてきて、山形県を除く5県のマルチがとれました。やっぱり05は珍マルチだなぁ、仙台にいる時に、もっと移動しておけば良かったです。hi
いくぶん興奮気味で、ずっと50MHzばかりやってたんですが、そのうち、嫌な感じのノイズが入るようになりました。朝日が見られた天気も、いつしか下り坂になり、雨が降り出していました。雷が近づいている、と判断し、一旦運用休止。ケーブルをリグから外し、発電機を止め、大事なデータが入っているPCをかかえて、ログハウス風休憩小屋に避難。といっても、3方向からふきっさらしの風が入ってくる小屋なので、半そでTシャツに膝までの夏ズボンというナメた格好の自分にとっては、ちと寒い。傘でなんとか風をしのいでいました。途中、仕事中の父から電話がありました。心配して掛けてきてくれたようです。大丈夫、息子は生きとります。そして、心配していた雷は、どうやら真上を通ることなく過ぎたようで、何も被害がなくて良かったです。それよりも、風がすごかったです。低気圧が通過したのでしょう、風の方向が変わっていくのがわかりました。そんな強風の中、アンテナが倒れやしないか、ハラハラしながら見守っていました。4mポールのほうは、低いだけあって、それほど酷いことにはなってなかったですが、6mポールのほうは、かなりしなってました。ステーを一応張ってあったんですが、雨で伸びたのか、縛り方がいい加減で緩んできたのか、とにかく「やばい、折れる」と思ったこと数回。でも、なんとかもってくれました。風がおさまり、雨もやんだところで、ステーの張り直し、きつく縛って、運用再開。2時間近く空いてしまいましたが、何も実害がなかったことに感謝しなければ。
12時少し前、運用再開してからまだ10分くらいしか経ってない頃、妹が昼食を持って来てくれました。終了の15時までここにいてくれて、撤収を手伝ってくれるとのこと、ありがたや。30分くらいで昼食を済ませ、運用再開。妹はゲームボーイに興じている模様。交信のペースはだいぶ落ちたものの、CQを出すとパラパラと呼ばれます。途中、また強い風雨が襲ってきましたが、雷らしきノイズは聞かなかったので、オペ続行、コンテスト終了近くには、やんでました。
さて、いよいよ終了間際、最後の気合でCQでも出そうか、と思っていた矢先、電源断。発電機のガソリンが尽きたようです。あと3分、あと3分でした。ガソリンを入れていたら、それだけで過ぎてしまう時間、まぁそろそろやめたら?ということでしょう。夜中の給油から、次にガス欠になったら給油しよう、と思っていたのに、意外と長持ちしました。雷QRXの2時間がきいてますね。まぁ、これも運命、ということで。
撤収は、思っていたより時間がかかり、17時過ぎに現地出発。妹よ、ありがとう。助かりました。家に着いて、機材を降ろし、さくっとシャワーを浴びて夕食、20時台には布団に入ってた気がします。さすがに、ほぼ徹夜は辛かったようです。すぐに眠りに落ちました。そんなわけで、無事移動運用が終了しました。
反省点
次のコンテストまでには、上の一つでも改善されてたらなぁ、と思います。
−…−zlistに吐き出させたデータシートを見られるようにしておきますので、もし見たい方がいらっしゃいましたら、どうぞご覧下さい。